ヒーターの温度上昇による絶縁抵抗値の変化


絶縁抵抗とはヒーターのシース部金属部と発熱線の間に充填している酸化マグネシア(MgO)の特性を示したものです。


通電前の絶縁抵抗値は冷間絶縁抵抗値(出荷時絶縁抵抗値、通常は出荷時10MΩ以上のメーカーが多い)と言い、通電時の絶縁抵抗値を熱間絶縁抵抗値として区別していますが一般的には総称して絶縁抵抗値を言います。


ヒーターの内部には体積比で約80%の絶縁材(MgO粉末)と約20%の空気が含まれており、この空気の中には水蒸気となった水分が含まれています。
この水蒸気が絶縁抵抗を下げる要因です。

しかし冷間絶縁抵抗値が同じ数値の場合でも

➀空気中の水蒸気が比較的高い湿度でヒーター内に均一に分布している場合

②空気中の水蒸気湿度は低いが口元部に集中的に付着している場合、ヒータ

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