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神戸⇄長浜往還記31

1000字こえたら投稿してます

2024.6.23(日・雨)
朝たこ焼き(!)四つ、納豆。昼、マサラからInstagramで、犬がピアノの鍵盤を踏んで、遠吠えしている動画が送られてくる。チャンスオペレーションという言葉とともに。

手術台の上の蝙蝠傘とミシンの出会い。
正確な引き写しじゃないかもしれないが、ロートレアモンが『マルドロールの歌』で書いたこの言葉がのちにアンドレ・ブルトンを中心としたシュルレアリストたちに発見され、デペイズマンという技法へ昇華された。というようなことを十代の頃、中島らもに教わった。
詩は遠いもの同士の連結だと西脇順三郎は言う。アルバート・ホフマン、ティモシー・リアリー、ジョン・C・リリーらはLSDなどのドラッグを用いて、精神潜行を繰り返し行った。
セゾンの堤清二は、経営者でありながら詩人であり、知を一つのカルチャーとして取り扱った、本が一つのファッションで、多くの人が知に憧れていた。ニューアカ。
その反動なのか。いまでは、売れる曲を書け、売れる小説を書け、その結果、音楽や小説は最大公約数的なものが大量に生産され、ほとんどの人間がなにも考えなくなった。考えるという力を奪われた。盗まれた。あるいは反対に情報の洪水が訪れた。あたらしい時代の洪水は情報だったのだ。

いま自分にできることは、もう一度考える力を取り戻そう、と呼びかけることではないか? 答えなんて出さなくていいのだ、より良くするためにはどうすればいい? より良くってなんだ? 誰にとって? そういう無限に宇宙のはじめにまで届く問いにこそ、自分の人生はある。

晩、豆腐、ヤンニョムチキン、もうさっき食ったものを忘れかけている、いいことだ、ええと、オクラと長芋のわさびあえ、イカの唐揚げ、飲まず、それから以前大神神社の話で会った人がなぜかおれのことを一方的に占ってくれた。面白半分だったが、あまりに当たりすぎていて怖くなってしまった。

2024.6.24(月・くもり)
長浜から神戸へ。朝おにぎり、納豆。昼ハム、ちくわ、それから晩前にインスタントのそば、おにぎり。家で残っていた市場のふき、イカ天つまみ、帰ってきた妻と豆食べる。

2024.6.25(火・くもり)
夜中雨。なにもやる気起きず妻とピザ食って寝る。晩は市場の残り、ハンバーグなど。

2024.6.26(水・晴れ)
朝ボクシング・ジム。昼、塩焼きそば作る。ウワガワ氏とレコーディング。こないだ向田さんと演奏した曲のMIXをしたり。晩は西川合流し、おれはコンビニのきのこパスタ、ファミチキ、ちくわ。

すべて酒とレコードと本に使わせていただきます。