先日のシャンフロ801話ショック()について

 突然だがシャングリラ・フロンティアという小説をご存知だろうか。知らんって人のために簡潔に説明すると「小説家になろう」という小説投稿サイトにて連載されている小説であり、VRゲームジャンルにて年間ランキングダントツトップを記録している作品である。作者の冴え渡った文章力と細かい設定などが存分に反映されたこの作品に堕ちてそろそろ三年になる……えっもう三年経ちますか!?私が狂い始めてから!?時の流れ早。

 そんな感じでおすすめの作品があるので是非読んでください。で話が終わるならこのページを書いているわけないんですよ。

 話は変わりますが、私の家はゲーム禁止の家でした。そのため、今までモンハンとかポケモンとかそういうゲームの経験ないまま生きてきた私は、シャンフロの醍醐味であるゲームの戦闘描写に対して「やってみたいな」「楽しそうだな」と、とにかく憧れ以上の感情を持てずにいました。社会人になって、金が自由に使えるようになり実家から解放された私は憧れのままにSwitchを買ってゲームを始めた訳です。でもゲーム文化、慣れなさ過ぎて全然時間取れねえ。慣れないことを趣味にしようとしているのでそりゃ時間もかかるし本も読みたいしアニメ見たいし漫画読みたいわけですよ。そんな感じでいまいち置物になっていたSwitchさんはモンハンライズの発売によって目を覚ますことになりました。

 モンハンに関してもね。ゲームしたことないので敵がでかくて怖いし操作方法わからんし太刀わからんしマルチとか迷惑かけそうで怖いしいやもう積んどくべきでは?って思ってたんです。モンスター怖いし。というか買ってから1ヶ月積みました。そして今回の緊急事態宣言とかに帰省計画を叩き潰されたゴールデンウィークに流石にやるかって気分になって通話とかしながらやってたわけです。そしたらなんか防具作ったりするの楽しいのでは?という気分になってきたりして、モンハンをやっと楽しめるようになったんです。飽きそうなことは波に乗るまでは誰かとやる方が私には合ってるらしい。波に乗ってからも誰かとやってるけど。

 そんなこんなでボルボロスとかいうクソ硬えモンスターに初見で3乙したその日、シャンフロの更新がありました。801話でした。読みました?801話。多分ゲームやりまくってる方々にはわからないとおもうんですけど、ここね、私の分岐点なんです。モンハンをちゃんとやる前の私のモンハンを全然やってなかった頃の私との。さらにいうなら、ボルボロス3乙する前の私とボルボロス3乙した後の私との分岐点だったんですよ。それは801話のトマホークが瀕死にも関わらず弱りを見せずに攻撃してくるシーンでした。あそこを読んでる時にモンハンの記憶が蘇りました。ボルボロスくん怒るとなんかめちゃめちゃ早くなりやがってころされたな、本当まじゴミだよな……あれ?これ共感では?

これが…共感……?私が求めていた共感はここにあった………?

びっくりして膝から崩れ落ちました。シャンフロ読んでてゲーム描写に自分の経験を置き換えて共感できたの本当に初めてだったんです。その時のサンラクくんの発言「いいね、弱りを見せない敵は一発勝負なら好意的に受け取るぜ」*に関しては全く共感できなかったとしても。ここに共感できなかったのはゲーム経験の不足でしょう。つまり弱りを見せない敵に好意を持てるのはゲーム上級者であることも理解できるようになったんですよね。ありがとうボルボロス、3乙させられたのは許さないけど。

まとめると、モンハンやったらシャンフロのゲーム描写に共感できた上、解像度も上がりまくったわ。最高だからシャンフロ民はモンハンライズをやれ、モンハンライズやってるやつはシャンフロを読め。ということです。モンハンライズをやってない人もシャンフロを読んでください。「小説家になろう」にて全部無料で読めます。漫画版も3巻まで発売中、6月に4巻が出ます。よろしくお願いします。

推敲はめんどいのでしません。ここまで読んでいただいた方、モンハンに付き合ってくれた方、本当にありがとうございました。


【参考文献】

* 硬梨菜. "私の名前は:12月15日:吼えろドラゴン". シャングリラ・フロンティア〜クソゲーマー、神ゲーに挑まんとす〜. 2021-05-09. https://ncode.syosetu.com/n6169dz/801/

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