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◆ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ◆ナミキ学園ニンジャ部 プロローグ

◆これは12/4に行われたニンジャスレイヤーtrpgの「ナミキ学園ニンジャ部」キャンペイグンにおける私がNMを務めたプロローグのRPセッションのリプレイである。

◆◆◆◆◆

シーン1 新学期 

リーンゴーンリーンゴーン…電子カネが鳴り響く。ここはネオサイタマ、ナミキ学園、場所はネオン光り輝く中心からは離れた場所ではあるものの、その結果ヤクザや暗黒メガコーポといったプレデター達からの影響は比較的少ない場所だ。時は4月、バイオサクラが少々過剰なほどの花びらを校庭へと散らす、まだ新学期がはじまったばかりだ。そんな中、小綺麗な廊下を歩く、二人の生徒がいた…。 

ヒナタ :「ちょっと遅くなりましたねセンパイ。まだパン残ってるかな?」

◆ヒナタ・タン/オーバーライト(種別:ニンジャ) 
PL名:避雷針
カラテ3	     体力3
ニューロン5    精神力5
ワザマエ1      脚力2
ジツ3         ジツ:コトダマリンク・ジツ
DKK0       名声0
スキル:なし
装備やアイテム:なし
サイバネ:なし			
プロフィール
ナミキ学園ニンジャ部に所属する小学生めいた体格の高校2年生。
彼女の肉体が未熟なのは両親に成長抑制剤を投与されていたためである。
現実世界でコトダマ空間めいた肉体改変を可能とするジツの使い手であり、ジツを行使することにより、彼女が成長するはずだった(と彼女は主張する)豊満な女子高生ニンジャへと変身する

イラブ:「そうだな、すまない、僕が来るのが遅かったせいで。せめてヒナタクンの分だけでも残ってるといいのだが…。」メガネをかけ、褐色の肌を持つ学生が小学生めいた体格の少女の横を歩いている。褐色の学生、イラブは男子用制服を纏ってはいるが、そのハスキーな声と相俟って中性的なアトモスフィアを醸し出してはいる。実際隣の学生とは対照的な外見だ。

◆イラブ・エイリ(種別:ニンジャ) PL名:せにすち
カラテ1       体力1
ニューロン3    精神力3
ワザマエ1	     脚力1
ジツ0	     ジツ:不明
DKK0        名声0
スキル:なし
装備やアイテム:なし
サイバネ:なし			
プロフィール
中性的な見た目をしたナミキ学園の三年生。男子の格好をしているが、れっきとした女子である。
争いを嫌うおとなしい性格で、部屋の隅の方で普段は静かに本を読んでいることが多い。割とマイペース。
ソウル憑依者ではあるが身体能力はほとんどモータルと変わらないため、ニンジャとしての自覚がなく、自身のことは「ニンジャ部の雑務を依頼された、ちょっと勘の冴えるモータル」だと思っている。現時点ではニンジャネームもまだない。

ヒナタ:「少なかったら半分こしましょうイラブセンパイ」ヒナタと呼ばれた女学生は笑顔で答えた

イラブ:「いいね。でもヒナタクンにはしっかり食べて欲しいものだな。今のままでは小学生と間違えられてしまう。」エイリは多少心配そうな瞳でヒナタを見つめる。エイリの身長は平均男子程度だ。

ヒナタ :「これからですよ!これから!」ヒナタはエイリの心配を笑い飛ばす。まるで自分の成長に疑いを持っていないかのように

NM:二人が歩いていると、前から男性が歩いてくる。ワイシャツにベージュ色のネクタイをした男性だ。
 
ハシダ:「おや、イラブ=サンじゃないですか?」

NM:男性の胸には
 国語科教師
ハシダ・ヒトシ 

という名札が付けられている。

イラブ:「ア、ドーモ、ハシダ=センセイ。」エイリはペコリとオジギをする。

ハシダ:「ドーモ、調子はどうですか?」男性はにこやかに問う。

ヒナタ :「ドーモ、ハシダ=センセイ」ヒナタもオジギする

イラブ:「アー…ボチボチですね。やっと最高学年になった実感が湧いてきました。」エイリは地味に生きていたいタイプだ。故にセンセイから声をかけられることは少なく、あまり気の利いた回答は得意ではない。

ハシダ:「それは良かった。…そちらのおチビさんはどちら様かな?」少々意地悪だ。

ヒナタ :「ヒナタ・タンと言います。この前も言いませんでした?ニューロン減衰が始まったので?」ヒナタはこう見えて気が強い

イラブ:(((ウワ…仲悪いのかな…)))エイリは隣で密かに驚いた。

ハシダ:「ハハッ、これは失礼。やっぱり新学期だと色々と忙しくてね…ちょっとバグってるかな?」

ヒナタ:「まあ冗談はさておき、春はやっぱり頭がボーッとしちゃいますね」

ハシダ:「『春の朝はフートンから出れない』…ミヤモト・マサシの言葉だ。やっぱり暖かくなるとどうしても頭がふわふわしてしまうよ。実は僕、今日はちょっと遅刻しかけたんだ。」

イラブ:「それはタイヘンですね…」隣のヒナタの様子を確認しながらもあたりさわりのない返事をする。

ヒナタ :「あら~そんなんじゃサラリーに響きますよ~?……でも体調管理には気をつけないと怖いですね。まだ朝は寒かったりしますから」

ハシダ:「ハハッ、気をつけますよ。あとイラブ=サンは明後日の僕の漢字テスト、忘れないでね、簡単だから。」

イラブ:「アッハイ…」そういえばそんなものもあったな…エイリはぼんやりと考えた。

ハシダ:「おっと、これから会議だ。じゃあね!」ハシダは急ぎ足で職員室へ向かった。

イラブ:「オタッシャデー」オジギ。

ヒナタ :「オタッシャデー」

イラブ:「…さらに遅くなってしまったな。これはヒナタクンの分もパンはアブナイかもしれない…」エイリは小さく溜息をついた。

ヒナタ :「テストの事を言いに来ただけだったんですかね?」

イラブ:「わからんな…。それにしてもヒナタクンはハシダセンセイと仲悪いのか…?」

ヒナタ :「なんでか私をからかって来るんですよ。ロリコンなんでしょう」すまし顔で言い捨てた

イラブ:「ロ……やはりヒナタクンは早く身体が大きくなるといいな…安全のためにも…」自分も周りからロリコンだと思われているのではないか?そんなことを思いながらもエイリは呟いた。

ヒナタ :「そうですねー……」

NM:そんな風に平和に話す二人から見えないところで、ハシダは不敵な笑みを浮かべた…。 

シーン2 下校

リーンゴーンリーンゴーン…羊雲が浮かぶ、太陽が西側へ傾く青空に電子チャイムが響く。

NM:「…というわけで、皆早々に学生証の更新をしておくように、後、最近この辺で不審者が目撃されているようです。皆気をつけること。…今日の掃除当番は5班!手抜きは厳禁だからね!では以上!」ショートヘアーの教師、モウリ・ウチコが明るい声で帰りの会の終了を告げる。イラブはもうカバンを背負っていた。

イラブ:「さて、帰ろうかな…」エイリはそのまま帰宅のために学園の門へと向かう。なるべく目立ちたくないエイリにとって友人と呼べる存在は割と少ない。

NM:彼女は校門を出る、学園の外は街路樹の並ぶ街だ。見慣れた看板のある通りを抜け…家へ一直線に進む…かに見えたが。彼女の目は、本来ならば通るはずのない薄暗い裏道へと向けられた。

イラブ:(((…?)))

NM:一時の興味か、あるいは何かを感じたのか、そこへ足を向ける。

イラブ:マカフシギな勘…めいた何かが働く、エイリにはたまにこういうことがある。良い結果と悪い結果は…まぁ半々だ。

NM:暗く、コンクリートに壁に薄汚れたパイプと破れたポスターやラクガキで歪に装飾された路地を進む

イラブ:路地裏とは、学生にとってちょっとしたダンジョンだ。何となく面白くなってきた。エイリは根が楽天的なのだ。

NM:その時、彼女の目に、廃棄された倉庫めいた建物が映る。中は暗く、外部からは中を窺い知れない。普通の学生なら本能的恐怖を感じ、入ることはないだろう…だが。

イラブ:(((なんとなくいける気がする…ウン…このまま帰るのもなんか違う気がするし…)))エイリはそのまま建物へ向かって歩いていく。

NM:その中を覗くと…「アイエエエエ!?」中にいるのは、怯える女性と…。

イラブ:「アイエ……なんだ…?」女性の声に驚いた。

NM:「大丈夫だ。ちょっと奴隷になってもらうだけだから。死にはしないよ。」…あれは…いやそんなはずはない!
彼女は目を疑った。

イラブ:(((奴隷…?随分時代錯誤な人がいるんだなぁ……ン?この声どこかで聞いたような…)))

NM:「ん?誰だい?」その存在は振り返る、顔には…メンポ!                   「おやおやおや…。」

イラブ:「ウワ…メンポって…まるでニンジャだ…」そういえば最近そんなアニメイシヨンがあったな、とエイリは思い出した。ニューロンの無駄遣いである。(((つまりこうだ、ニンジャごっこ)))

NM:「これは…運命なのかなぁ。」その存在が近まるにつれ、その姿がより鮮明になる。ベージュ色の装束に、首回りのフェイクファー、昆虫めいたメンポ、そして背中の折りたたまれた羽。「ねぇ、今の見たの?見たよね君?」

イラブ:「アッハイ見ました。良く出来たコスプレイですね。」

NM:「コスプレ…?...そうだね、コスプレだったら…幸せだったね。」

イラブ:「?」(((ア、なんかイヤな予感してきた…)))

NM:背中の羽を展開!そこには集点の合わない狂人の目めいた模様!コワイ!

イラブ:「ア…アイエ…マジ……?」恐怖を上回る驚愕。エイリは逃げようとするが、カナシバリにあったかのように動けない。

NM:そしてそこから謎の粉が散布される!その瞬間!イラブの足は鉄棒めいて硬直!

イラブ:(((コレそういう演出…じゃないよな…ウワー…今回は『良くない』方の勘だったかぁ…)))パニックを通り越して逆に冷静になってきた。

NM:「うん、よく効いてる。」彼女の目の前まで迫る。メンポと複眼めいたゴーグルをつけた男は語りける。「じゃあ、死のうか。」

イラブ:「ア…」(((ヨシ…来世があったら路地裏に入るのはやめておこう…)))硬直して目を閉じることも出来ぬまま、エイリは死を悟った。

NM:彼女の視界が暗闇となった…その時!

NM:「イヤーッ!」「ナニ!?」男は飛来物を認識!しかし、避けられない!「グワーッ!」仰け反る!

イラブ:「エ…」突然仰け反る男を直視せざるを得ない。

NM:男は起き上がる…そのゴーグルには、スリケンが突き刺さっている!

イラブ:(((ハァ…スリケン…アーわかってきた、これユメだな。)))エイリは現実逃避を始めた。NRSの悪影響だ。

NM:「クソ…イヤーッ!」男は天井の穴から飛翔!逃走!

イラブ:「ハァーッ…」大きく息をつく。なんとリアルなユメだろうか。

NM:「アイサツもせずに去るとは、サンシタめ。」女性の声、しかしまるで時代劇のサムライめいた勇ましいものだ。「…大丈夫か。」女性はイラブを覗き込む。

イラブ:「アッハイ…ドーモ…」生返事を返す。

NM:イラブの目の前の女性は、白い鎧に白いマント、白いメンポとサギめいた装束だ。腰には納刀されたカタナを下げ、琥珀色の瞳でイラブを見つめる。

イラブ:「おおぅ…コレまた豪華な格好の人が…ユメスゴイ…」エイリは呟いた。

NM:「ドーモ、ブシドーイーグレットです。」

イラブ:「ア…ご丁寧にドーモ。イラブ・エイリす。」

ブシドーイーグレット:「…。」ブシドーイーグレットはイラブの股を触る。

イラブ:「エェ…」ドン引きである。

ブシドーイーグレット:「…漏らしていない、とは。」

イラブ:「いや…まぁ…ここで漏らしたら起きた時フートン大変なことになるじゃないですか…」

ブシドーイーグレット:「アンタさん、あのニンジャが怖くなかったのかい?」

イラブ:「ニンジャ…ニンジャ…アー…なんかもう怖いというか、ビックリ、的な感じですかね、ハイ。」ユメの中だと思っているので割と投げやりだ。
それに突然セクハラされればいくら命の恩人とはいえ警戒せざるをえない。
イラブ:(((それにしてもヒドイユメだな…ちゃんと昼ごはんは食べよう…ウン…)))

ブシドーイーグレット:「ならいい。」気絶している女性の方を向く。「…オカッピキを呼んどきな。」

イラブ:「オカッピキ…アー…マッポですね。ワカリマシタ。」エイリはIRCで110番通報した。

ブシドーイーグレット:「では拙者の出番はここまで、オタッシャデー!」ブシドーイーグレットは飛び上がり、屋根伝いにどこかへ行ってしまった。

イラブ:「オタッシャデー…いやぁ…流石ユメ…なんでもアリだ…帰ろ…」エイリは背後を振り向き…頬を思い切り抓った。「イテッ…アレ?」
「…………まぁ、いいか。帰ろ。」気にするとニューロンに悪いので、考えないことにした。
ーーーーー


シーン3 集結

NM:「イラブ=サン、理事長がお呼びです。」翌日、帰ろうとしていた矢先、彼女は放送を聞いた。

イラブ:「ウエー……」大体こういう類の呼び出しは『良くない』。思い当たる節がない…訳ではない分タチが悪かった。「まぁ行くしかないな…」

NM:彼女は理事長室に入った。…そこにはすでに4人の生徒が待っていた。
 
ヒナタ :「あ、イラブセンパイだ」

イラブ:「ヒナタクン…?」てっきり一人だと思っていたのだが…。

ミツル:「おはよう」長身に銀色の髪の青年…ミツルが、穏やかな笑顔でアイサツする。「イラブ=サンも呼ばれてたのか」

イラブ:「シロガネクンも…それにそっちの2人は…?」大柄な女子とナードめいた少年に目を向ける。
ヒロキ:「…………………」隅では、何の変哲のなさそうな生徒が存在感を消し、じっと本を読んでいた。『ファイアドラゴンズテイル』…新手のハイ・ファンタジーだ。
ハナダ:「アンタ、随分と遅かったじゃないか…ドーモ、ハナダ・カオルコです」身長約215cmもある巨体とオニめいた顔付き、そして校則に真っ向から反抗する長スカートのセーラー服を来た女子がアイサツした。

ヒロキ:まさか自分のことを指しているとは思っていないのだろうか…?
いずれにせよこの生徒は顔を本で隠している。
…よく見るとかすかに持つ手が震えている。

イラブ:「アー…ハナダクン…噂は聞いたことあるよ。近くで見るとなおさら大きいな。ドーモ、3年のイラブ・エイリです。」

ヒナタ :「そこのニボシは同じクラスのヒロキっていうんです。人見知りなんですみませんセンパイ」ナード少年を指差してイラブに言った

イラブ:「アリガト、ヒナタクン。ヒロキクンね、ドーモ。」一応アイサツはしておく。聞いてくれているかはわからないが。

ヒロキ:「ハイッ!?」ナード少年がビックリして立ち上がる!

ハナダ:「ドーモ。しかし他の面子はともかくアタイみたいな不良生徒なんざ呼んで何がしたいのかねぇ…」彼女は今年度になってベニツバキ・ハイスクールからこのナミキ学園に転校してきた。

NM:君達が好き勝手に話していると、そこに背広を着た、少し顔にシワのある感じの良さそうな男性が入ってくる。 
「お静かに。」

ヒロキ:「……ア、スイマセン…ドーモ…」

ハナダ:「…ハイよ」

ミツル:「ドーモ。ミツルです」ゆっくりオジギをする。

イラブ:「…スミマセン…」エイリはそっと壁際に寄った。

NM:「ドーモ皆さん、理事長のヒョウドウ・イルヤです。」

ヒナタ :「……」イラブの前に移動する。まるでなにかから守るように

イラブ:「ドーモ、ヒョウドウ理事長。イラブです。」寄ってきたヒナタをフシギそうに一瞥した。

ヒナタ :「ドーモ、理事長センセイ。ヒナタ・タンです」

ハナダ:「ドーモ、理事長=サン。ハナダ・カオルコです」

理事長:「うむ、シロ=クンに、ハナダ=サン、シロガネ=クン、イラブ=クン、そしてヒナタ=サン…どうやら揃ったようだね。」

ヒロキ:「…ア、ア!スイマセン、理事長センセイ!ヒロキです!シロ……ヒロキです。スイマセン…」

ミツル:「…」周囲が静かになったのを確認して、シロガネはキュッと唇を結び、真剣な表情を取る。

ハナダ:「それで、単刀直入に聞きたいけどアタイらみたいな接点のあまりない奴等ばかり集めて何がしたいのかねぇ理事長=サン」

理事長:「うむ、それはもっともな質問だ。」ヒョウドウは目立たないように深呼吸をする。

イラブ:(((ア、良かったハナダクンが訊いてくれた…)))エイリは壁際でホッと一息ついた。

理事長:「…君達は、ニンジャを知っているかね?」

イラブ:「エェ…」困惑が思わず声に出る。

ハナダ:「……どういう意味だい?」

ミツル:「…ニンジャ、ですか。」

理事長:「…ふむ。」君達を見回す。

ヒナタ :「ついこの前スリケンを投げつけられました」憮然とした顔だ

※ヒナタ=サンはこのセッションの前の仮RPで、ヒョウドウ理事長から力量試しとしていきなりスリケンを投げられたため、警戒しています。


ヒロキ:「……………………………」俯き、黙っている。

理事長:「百聞は一見にしかず…。」

イラブ:「ヒ…ヒナタクン?」

ハナダ:「アンタ、黙ってないでなんか言いな」ヒロキに

ミツル:(…さては、ここに居るのは全員ニンジャか。理事長が戦力を集めている?)

理事長:ヒョウドウは、背広を脱ぎ捨てた!その下には…銅色のニンジャ装束!

ミツル:ミツルはにこやかな顔を崩さず、冷静に判断する。「なるほど。理事長センセイはニンジャなのですね」

理事長:「ドーモ、サジタリウスです…皆、名乗りなさい、ニンジャとしての名前を。」


◆サジタリウス/ヒョウドウ・イルヤ(種別:ニンジャ/アーチ級)
(NPC)
カラテ1       体力24
ニューロン12   精神力12
ワザマエ13     脚力8
ジツ7         ジツ:ヘンゲヨーカイ・ジツ
DKK0        名声0
スキル:『●タクティカル移動射撃』『●シャープシューター』『●連射3』
『●疾駆』『●時間差』『●マルチターゲット』『★★★半神的存在』
『★★★不滅』『★★★アーチ級ニンジャ第6感』『★ヘンゲ・マスタリー』
『★★グレーター・ヘンゲ』
彼の場合は【ワザマエ】+3、【ニューロン】+2、【脚力】+3、
『連続側転』使用不可、『連射』+1となる。
装備やアイテム:
『**ユミ・オブ・ワイズマン**』
『連射+3』『ダメージ1』『時間差』『マルチターゲット』『射撃スタイル選択化』『接射可』
『接射可』:【遠隔攻撃】をする際に隣接している相手にも攻撃可能。
サイバネ:『サイバネアイ+』『生体LAN端子』


ハナダ:「…ハーン、理事長=サン『も』ニンジャだったってのかい」
「ドーモ、クリムゾンカメリアです。」

◆ハナダ・カオルコ/クリムゾンカメリア(種別:ニンジャ)
PL名:BrokenA
カラテ6       体力8
ニューロン3    精神力3
ワザマエ2      脚力3
ジツ2         ジツ:ビッグカラテ
DKK0        名声0
スキル:『●頑強なる肉体』『●突撃』
装備やアイテム:なし
サイバネ:なし		
プロフィール
身長220cmの女子高生ビッグニンジャ。
バスト、ウエスト、ヒップ、どれもが豊満である。
元々はベニツバキ高校の女バンチョであったが、諸事情ありナミキ学園に転校してきた。ベニツバキ高校を襲撃してきたギャング・クラン連合相手に単身で立ち向かい力尽きるもその際ニンジャソウルが憑依し彼女を勝利へ導いた。
巨体と怪力から繰り出される張り手めいたビンタが得意技。
義理人情に厚く、カタギの生徒には基本的に手を出さない。
2年ほど留年しており実は成人している。趣味はスイーツバイキング巡り。

ヒロキ:ハナダのセリフを聞くか聞かないかのうちに、理事長の姿を目の当たりにする。……理事長が……ニンジャなのだ!「アッ………アイエエエエエ!?」

ヒナタ :ヒナタの体を緑の光が包み込み、光が弾けた

イラブ:「いや…いやいやいやいや………マッテ…」唖然としている。なんだこの空間。アビ・インフェルノでは?

ハナダ:「なるほどねぇ…つまるところ理事長=サン、アンタも含めてこの部屋の面子全員ニンジャだってことかい」

イラブ:(((全員…?ああ、自分以外ね。)))

ヒナタ :「ドーモ、オーバーライトです」現れたのは180cmはあろうかという長身とグラマラスな肢体をもった女子高生であった

イラブ:(((僕はニンジャと『会ってる』側だし…)))エイリは納得した。

ミツル:(…逆らうのは無駄か)「ドーモ、ピースメーカーです。…ニンジャをわざわざ集めたのですね?」

◆シロガネ・ミツル/ピースメーカー(種別:ニンジャ) 
PL名:Freikugel7
カラテ3	       体力3
ニューロン3      精神力3
ワザマエ4        脚力2
ジツ2           ジツ:テッポウ・ニンジャクラン
DKK0          名声0
スキル:『●トリガーハッピー』『●タツジン(ミリタリー)』
装備やアイテム:オノミチ・カスタムガン
サイバネ:なし
プロフィール
ナミキ学園高等部の図書委員である高校三年生。
陽気で穏やかな性格によって主に後輩からの評価が高い隠れた人気者。…しかし、その裏には様々な影がある。
電子戦争戦災孤児である彼は、幼少時に犯罪組織による工作員教育を受けて自我を漂白されており、組織の崩壊後は恩人デッカーに育てられるが、数年後に同じ境遇であった組織の残党に襲撃され…デッカーは死に、彼はニンジャとなって蘇った。
普段の性格は、破壊された感情を工作員教育時代に身に着けた演技によって補ったものであり、時折不自然さが垣間見える。
また、自己評価が絶望的に低く、他者を守るために命を差し出す事も躊躇わない狂気がある。
憑依ソウルはテッポウ・ニンジャクランのもの。
かつて使用していたオノミチ・カスタム銃をリペアし、紫紺の外套装束と鋼鉄のメンポを身に纏い戦う。

イラブ:「ウワ…ヒナタクン…成長してる…スゴ…」思わずヒナタを見上げる。

ハナダ:「ハハハ!面白そうな案件だねぇ全くさ!」ハナダは豪快に笑い出した

 理事長:「おやおや、どうやらまだ「覚醒」していない方々がいるようだ。」サジタリウスは苦笑する。

ヒロキ:「アッ、アッ、アイエエエエ!」何がなんだかわからない!気づけば、彼の体からは不可視の精神波動が放たれていた!

◆シロ・ヒロキ(種別:ニンジャ)
PL名:Tac.T
カラテ2	     体力2
ニューロン4    精神力4
ワザマエ3      脚力2
ジツ3         ジツ:マインドブラスト・ジツ
DKK0        名声0
スキル:なし
装備やアイテム:なし
サイバネ:なし			
プロフィール
ナミキ学園高等部二年生。
気が弱く、クラスではあまり目立たずに沈むナード的気質の男子生徒。友達はこれといっておらず、故にクラスの誰からも相手にされず、成績も下から数えたほうが早い。自己評価もついでに低いほうである。
彼の唯一と言っていい特技は、学校帰りに毎日寄るゲームセンターでのめり込むシューティングゲーム:ニューロブラストの鮮やかなプレイングのみである。彼はニューロブラストのプレイングに打ち込み、その反射神経と第六感(と彼は認識している精神感覚)を研ぎ澄ませてきた。
そんな彼の目下の夢は………心躍らせるような出会い。そう、彼女を作ることである。そして彼の内には彼も知らぬ内にニンジャソウルが憑依していたのだった…。

理事長:「おおっと。」サジタリウスは精神波動をどこからともなく取り出したユミで払う、まるで見えているかのように。

ヒナタ:「!?」精神波を事前に察知しイラブをかばう。壁ドンの体勢である

イラブ:「ヒ…ヒナタクン?」ヒナタに庇われて前が見えない。

理事長:「落ち着きなさいヒロキ=クン。ここに君の敵はいない。」

ハナダ:精神波がニューロンを襲う!!…が「…調子乗ってんじゃないよ!!」キアイでかき消す!!

ヒロキ:「や…やっぱり……やっぱり現実なんじゃないかァ…………」ヒロキは髪をかきむしり、憔悴しきったように泣き言めいてつぶやく。

ミツル:「・・・」殺気を感じない。ゆっくり躱す。

理事長:「ヒロキ=クン、周りを見てみなさい。」

ヒロキ:「アイエエエ…ナンデだよお……ニンジャ……ニンジャが実在ナンデ………」

理事長:「皆君のジツを受けている。...君も、ニンジャなんだよ。」

ヒロキ:恐る恐る見回す。ヒロキの周りにいるのは、語るもおぞましいニンジャ存在。……そして彼自身も。

理事長:「さあ名乗りなさい、君自身の、ニンジャとしての名前を。」

ヒロキ:「………アイ……アイエエ……僕がニンジャ…ニンジャ…ホントナンデ……」

ヒナタ:「ン……!」精神波を受けた事でよろけてイラブによりかかる。そのバストは豊満であった。

ハナダ:「…落ち着いたかいモヤシっ子。そうなっちまったと腹ァ括りな」厳しくも落ち着いた声でヒロキに言う。

ヒロキ:「……名前……名前って!?」

イラブ:「ワオ…成長…」僅かに赤面するエイリの胸は平坦であった。

理事長:「ニンジャにはニンジャとしての名前がある、ソウルに憑依された時、本能的に名乗るはずだが…まだ自覚がないようだね。」

ヒナタ:「あ……ごめんなさいセンパイ」オーバーライトは赤面して体をのけた

ヒロキ:「ハァーッ!ハァーッ!ハァーッ…!」自らを落ち着けるように深呼吸を繰り返す…

イラブ:「ア…いや…なんかゴメンネ…?」ヒナタから目を逸らす。
(((ニンジャもニンジャで色々大変なんだなぁ…)))そしてうろたえるヒロキを見ている。

ハナダ:「さぁ、アイサツだ!腹から声出しな!!」

ヒロキ:「イ…イヤ、ホントなんです!僕はただ…アイエッ!?」ハナダのどら声にまたもや飛び上がる!

理事長:「まあ、いい、無理をせずとも…。」

イラブ:「ガンバレー、ヒロキクン。」ナムサン!他人事である。

ミツル:「わざわざ集めたという事は、なにか目的があるのでしょう。」
「…ニンジャを集めた理由が」

ハナダ:「…おや、無理をさせたかいモヤシっ子。それは謝るよ」

ヒロキ:「…………」ためらった末に、おずおすと名乗りを上げ……ることは叶わなかった。一重に彼の小心さ故であった。

理事長:「見たところイラブ=サンもどうやらニンジャとしての自覚がないようだが…今はその疑問に答えよう、シロガネ=クン。」

ミツル:「ドーモ」

ヒナタ:「そろそろ話が進みそうですね……」イラブの横に寄り添う

ハナダ:「確かにそうだねぇ…まさか、ソウカイヤ辺りにでも楯突くつもりかい。そいつァ無茶だよ」

理事長:「…こうしてわかったように、この学園、ひいてはこの街には、ニンジャ達が一般人に隠れて過ごしている。」

イラブ:(((僕がニンジャ…?案外理事長って冗談とか言う感じの人なんだな…)))

ヒロキ:ヒロキはすわり、改めて周囲を見る。まさか自分のクラスメート…それにセンパイまで…しかもヒナタ=サン(あれヒナタ=サンだよね本当に!?)……あの恐ろしいニンジャなのだ……!

理事長:「…そして時として彼らは牙を剥き、罪なき人々を襲う。」

イラブ:(((いやぁ、あの時は超コワかった。死んだと思ったよね。)))エイリは壁にもたれかかって静かに話を聞いている。

理事長:「当然のことだが、一般人のほとんどはニンジャに抗う術を持たない。」

ミツル:「…ええ、その通りです」

ヒナタ :「……」黙って話を聞いている

ハナダ:「…そうだねぇ、全く、ろくなもんじゃあないよニンジャなんてさ」

ヒロキ:「…………」以前襲われかけた時のことは克明に覚えている。あの時からだ。自分の体に""変化""が襲ってきたのは。…シロキはその身をブルリと震わせた。

理事長:「よって、そうした悪しきニンジャは…ニンジャが打たねばならない、そうだろう?

ミツル:「…つまりは。我々をニンジャの治安維持組織にしようという事ですか?」

ヒナタ :「まあ、そうなりますかね」

ハナダ:「…確かにねえ。全く!嫌なモン思い出しちまった」

理事長:「組織…ではないな...部だよ。

ヒナタ :「部……?」

ミツル:「部」

理事長:「そちらの方が学園らしくていいと思うが。」

ハナダ:「部ゥ?」

イラブ:(((おお、こういう展開は本で読んだことあるぞ。まさに現実は小説より奇なり、だな。)))「ナルホド…」

ヒロキ:「……………エ?」

ミツル:剣のように鋭くなっていたピースメーカーの瞳が、突然和らぐ。

ヒロキ:「…戦うんです…か…?ニンジャと…」恐る恐る口を開く。

ハナダ:「カーッ!呆れた…」

理事長:「…もちろん、活動にあたってはそれ相応のバックアップや見返りを与えよう。」

ヒナタ:「現金だとありがたいんですが……私一人暮らしですし」

ヒロキ:理事長の言葉が紡がれるたび、ヒロキの顔が目に見えて青ざめていく。冷や汗が吹き出し、歯はガチガチと震えだし、今にも失禁寸前のところを、彼は堪えていた。

理事長:「...そして今君達はこう思っている、なぜ私が戦わないのかと。」

ハナダ:「そりゃあアンタくらいの立場じゃあ身動きも取れないだろうさ、理事長だからねぇ」

イラブ:(((ア、わかった。つまりこうだ、僕は『バックアップ』、部の雑務とかの手伝いをすればいいんだな。ウンウン、それならワカル。)))

ミツル:「ヒロキ=サン、大丈夫かい?」ミツルがポケットティッシュを取り出しながら話しかける。

理事長:「簡単に言ってしまえばそうだ、本来は私自ら悪の芽を摘みたい。しかし私は理事長だ…君達がより良い学園生活をするために奮闘せねばならない立場だ。」

理事長:「…ヒロキ=クン?」

ヒロキ:「ア、ハイ!?……スイマセン…」

ハナダ:「腹ァ括りなって言っただろうに全くこのモヤシっ子は…」

理事長:「…もし、戦いたくのであれば…この話は聞かなかったことにしてもらっても構わない。」

ヒナタ:「おいニボシ」ヒロキのそばまで寄っていって「やる」爽快ガンを渡した

ヒロキ:「…………………………」無反応。顔だけが青白い。

ハナダ:「ホラ、起きな!」後頭部を軽くビンタする

ヒナタ:「ハー……」ヒロキの口をこじ開け爽快ガンを放り込んだ

ヒロキ:「グワーッ!」いきなり爽快ガンをつっこまれ、続け様に机に顔をつっぷす!勢いで机が割れる!

イラブ:「ワオ…豪快…」その様を壁際で見ている。

NM:「あっ、すみませーん!遅れちゃいました!」明るい声で女子生徒が入ってくる。

ミツル:
「…」

NM:「あっ…もしかして、お取り込み中…かな。」

ハナダ:「これで無事なんだ。少しは自分がニンジャになったって自覚しただろうさ」

ミツル:「…ですね。俺は戦う意志を自分で定められない者を戦わせる必要はないかと、思います。」

理事長:「遅いですよヒメジ=サン。」

ミツル:「…おや」

ヒナタ :「これはダメそうですね……あら、まだ居たんですか?」新たに現れた女を見る

ヒロキ:………割れた机の下面から涙が滴る…

ヒメジ:「ドーモ、はじめまして、3年生のヒメジ・シロナっていいます…理事長…その服…もしかして。」

イラブ:(((またニンジャかな…?お、なんか慣れてきたな。この仕事僕に向いてるかも…。)))

ハナダ:「まあ、戦えないやつらの分までアタイがなんとかするさね、カラテには自信があるんでねぇ」

理事長:「そうです、あなたも名乗りなさい。」

ヒメジ:「アッハイ…えー、ドーモ、ブシドーイーグレットです。…ヨロシクね…!」

◆ヒメジ・シロナ/ブシドーイーグレット(種別:ニンジャ)
PL名:カツカツ
カラテ5	     体力5
ニューロン3    精神力3
ワザマエ3      脚力4
ジツ3         ジツ:近接系ニンジャソウル
DKK0        名声0
スキル:『●ツジギリ』『●タツジン(イアイドー)』
『●ヒサツ・ワザ:ファイアフライ(未熟)』
装備やアイテム:カタナ
サイバネ:なし			
プロフィール
ナミキ学園3年生ケンドー部のエースである女子高生だが、その正体はニンジャである。
理事長がニンジャ部を発足するまでたった一人で街に潜む邪悪なニンジャと戦い続けてきた。
憑依したキリカゼ・ニンジャクランのソウルにより、まるで鳥のように舞うイアイドーを使う。
普段は明るい性格だが、戦闘時には時代劇めいた仰々しい言葉遣いとなる

ハナダ:「…アン?また追加かい?ドーモ、クリムゾンカメリアです。」

イラブ:「ヒメジクンもニンジャだったのか…驚いた。本当に案外沢山いるんだな…。ってアレ?」

ヒメジ:「おっ、君、なんで机壊してるの?」

ヒナタ :「ドーモ、ブシドーイーグレット=サン。オーバーライトです」

ミツル:「ヒメジ=サンもニンジャだったのか…」

イラブ:「ブシドーイーグレット…?ンン…?」

ミツル:「ドーモ、改めて…ピースメーカーです」

ヒロキ:ヒロキはもはや喋らず、ただ黙って泣いていた…もはやずっとこうしていたかったのだ。

ハナダ:「アー、勢い余って壊しちまったんだよ、そこのモヤシっ子が固まってたから発破かけたんだがねぇ…」

ヒナタ:「どうかしましたかイラブセンパイ?」

ミツル:ミツルはぽりぽりと頭を掻き、穏やかな顔でアイサツする。

イラブ:「…ドーモ、イラブ・エイリです。この間はドーモ…だよな?」

理事長:「彼女は私が誘う前からニンジャとして人々を救う活動をしていた、勇気ある人だ。」

ヒメジ:「えへへ…あっ君。」

理事長:「ん?イラブ=クンと何か。」

イラブ:「どこかで聞いたことある声だとは思ったけど、同学年とは思わなかったな…」

ヒメジ:「ケガとかなかった…?ごめんねもっと早く来れなくて。」

イラブ:「いやいや、抓った頬が痛かったくらいだからダイジョブだよ。アリガト。」

ヒナタ :
「ケガ……?本当に何があったんです?」心配そうな顔でイラブに問いかける

イラブ:「この前ちょっと路地裏で死にかけたんだけど、ヒメジクンに助けてもらったんだ。」ヒナタに説明する。

理事長:「ほほう、それはそれは。」

ミツル:「死にかけたって…!」

イラブ:「まぁケガもないし、ラッキーだったよね。」

ヒロキ:ヒロキが突っ伏し、割れた机の下から、涙が延々と滴り続けている。

ハナダ:「そりゃまあアンタも相当なモヤシみたいだしねぇイラブ=サン…」

イラブ:「いきなり…その…股間触ってきたのはびっくりしたけど…まぁウン…」

ヒナタ :「……!」ショックを受けている

ヒメジ:「…理事長、この子ニンジャを前にしてもNRSを発症しませんでした。」

ヒナタ:「股間って……」

理事長:「そうだろう、彼女もニンジャだからね。」

イラブ:「そうそう、僕モヤシだからさ。荒事はニンジャの皆に任せ……ン?」ハナダに向かって声をかけようとして思いとどまる。なんか変なワードが混じっていたな?

ハナダ:「アンタねぇ!ニンジャだからってやっていいことと悪いことがあるだろうさ!!」ヒメジに怒る

ヒナタ:「え?イラブセンパイ女の子だったんですか?」ニンジャであったことよりそっちの方が驚きだった

ヒメジ:「いやぁ…あっこの子漏らしてないなぁって…。」

イラブ:「エ?女の子?何が?」

ミツル:「・・・」ミツルは苦笑している。

ヒロキ:「イラブセンパイ」「女の子」というワードを、ヒロキの耳は聞き逃した。ただコワイのだ。

ミツル:「それはともかく。…理事長、話を進めてください」

理事長:「うむ、そうだな。」

イラブ:「そうそう、ヒメジクンが女の子、ウンウン。」ヒナタに向かって小声で呟いた。

ヒメジ:「…そうだぞ!私は女だぞ!」察したヒメジは胸をはり、谷間を強調する!

ヒナタ :「アッハイ」(なんか事情があるのかも……)オーバーライトはそれ以上聞くのを止めた

ハナダ:「言っとくけどアタイだって花も恥じらう乙女だよ?」

イラブ:(((困る…これではただの男装好きのヘンタイだと思われてしまう…)))特に深い意味はなかった。

理事長:「というわけでだ、君達はこれからニンジャとして、この街に潜む闇の住人達と戦ってもらうことになる、いいね?」

ヒロキ:ようやく顔を机からひっぺがし、袖で顔を拭いた。メガネが無残に割れている。

理事長:「あとイラブ=クンを彼女といったのはただの言い間違いだ。」

ハナダ:「ハイハイヨロコンデー、まあ腕が鈍るといけないしねぇ。合法で暴れられるのはありがたいねぇ」

ヒロキ:(か……帰りたい……!帰りたい………!!)

ヒナタ:「まあ、他人事じゃ無いですから」

ヒメジ:「まあ私にとってはいつものことだけどね。悪いやつはぶった切る!」

ヒロキ:(そうだ、これは夢だ!目を覚ませば暖かいフートンの中で眠っているんだ!きっとそうに違いない!)

イラブ:「ウンウン、学生は沢山いるから理事長が間違えるのも無理ありませんね。」

ヒロキ:(そしてまた朝起きて、なんでもない1日が始まるんだ……きっとそうだ………)

理事長:「…ヒロキ=クン。今君はこの状況を夢だと思っているだろう。」

ヒロキ:「ハ………ハイ………エ……?」

イラブ:「ともあれ雑務とかのサポートは任せて。皆に負けないようにがんばるよ。」

ヒロキ:「ア、イエ!?ナンデ!?」

ハナダ:「なに言ってんだい、アンタもニンジャだろうに」

理事長:「だが残念なお知らせだ。これは現実だ。夢でも、ゲームの中でもない。」

ヒメジ:「その通り。」

ヒロキ:「………………………」さらに顔面が青ざめる。ほとんど白に近い。

ハナダ:「だから起きなって」デコピンだ!

ヒロキ:「グワーッ!」

ヒナタ :「イラブセンパイの手伝いしてたらいいから」ヒロキに言う

理事長:「よしたまえ、彼は戦いに向いていない。」

ハナダ:「あーすまなかったねぇ理事長=サン」

ヒロキ:デコピンを受け、椅子からのけぞり落ち、大きな音を立てて転倒!

理事長:「だから…サポートに回ってもらおう。」

ヒロキ:(もうヤダァ……………!!!)

イラブ:「ウンウン、ニンジャだって向き不向きあるよな。サポート同士、仲良くしてくれると嬉しいよ。」転げ落ちた拍子に飛んで行ったヒロキのメガネを渡す。

ヒロキ:「ア…アリガトゴザイマス……」渡される!メガネはもはやボロボロだ!

ミツル:「待ってください理事長」

理事長:「ん?」

ミツル:「俺はまだ承諾してませんよ。…確かに、街の人々を守るために戦うのであれば、乗らせてもらいますが」

イラブ :(((ヒナタクンにも驚いたけど、シロガネクンも結構アトモスフィア変わるよな。)))やり取りを眺めている。

ミツル:「…その指揮を貴方が取るというなら、それは貴方の私兵になる。それこそ、人を守ると嘯いて自分の利になるような工作を行えるようになるという事も意味する。」

ヒナタ:「その時はまあ、やることをやるだけです」

ミツル:ミツルの瞳は、氷のように冷たい輝きを放っている。

ハナダ:「ニンジャなんてそんなもんじゃないのかね」

理事長:「その心配は及ばない。私はただ、君達のニンジャとしての活動によって君達の日常生活に支障が出ぬよう、根回しをするだけだ。」

イラブ :(((ニンジャコワ…ケンカするのはやめとこ…)))

ヒロキ:ヒロキは今度は宙を見ている。
……もはや何も考えたくなかった。

ミツル:「どうですかね。…立場の勾配は圧倒的だ。貴方は生徒を管理する権限がある。社会的な防御を貴方が整えるならば、我々はそれに依存する事になる。」

ハナダ:「面倒な事になったねぇ全く…」頭を掻く

ミツル:「…言いたい事は一つです。必要以上の目的に我々を扱おうとしない事、それを約束してもらいたい。」

理事長:「そうか…私は君に、そんなことを思わせて…。」彼は手にスリケンを生成する。

イラブ :(((シロガネクン、スゴイ深い所まで考えてるんだな…知ったらファンが更に増えそう。)))エイリは感心しきりだ。

ヒナタ:「まあ大事な事ですからね……」
   
 理事長:そして…小指を切り落とした!

ミツル:「…!?」

ヒナタ :「!?」

イラブ:「アイエ…痛そう…」

理事長:「…これはケジメだよ。君にそんな心配をさせてしまった、私のね…!」

ヒロキ:皆が息を飲む音が聞こえる……何が起こったのだろう。しかし知りたくはない。知りたくもない。連中は常軌を逸している。

ハナダ:「…相当覚悟がキマッてると見たね」眼光鋭く理事長を見る

ヒメジ:「うそ…!」

ミツル:「…」ミツルは理事長の顔をしっかり見据える。…やがて、そのアトモスフィアが穏やかなものに戻っていく。

NM:サジタリウスは指の後をタオルで抑える。赤いシミが広がる。

ミツル:「…失礼しました、理事長。…そこまでの覚悟があるのならば、俺は貴方を信頼します。」

理事長:「わかってくれれば、それでいいんだ…。」

ヒメジ:「理事長…。」

ヒナタ:「……正直、まだ完全に信じることはできません。だから、しばらく部活に参加して様子を見ることにします」

イラブ:(((いや、何それコワ……ニンジャコワ…)))エイリはケジメ文化には馴染みがないのだ。

ミツル:「いえ。……心配性で申し訳無い」

ヒロキ:何をしたのだろうか。セプク・ショーでもしたのだろうか。見る勇気は彼にはなかった。白目を剥いたまま気絶をしたフリを続ける。

ハナダ:「…まあ、そこまでされちゃあアタイも断れないねぇ。改めてその『部活動』、参加させてもらうよ」

理事長:「よし、では、部室へ行こうか。」もう血は止まっていた。傷跡は新しい皮膚で覆われている。

イラブ:(((ウーン…どうしよう…ってもう止血してるニンジャやっぱりコワ…)))ヒナタと理事長を交互に見ている。

ハナダ:
「…全くしょうがないモヤシっ子だよ」ヒロキを肩に担ぎ上げ、部室へ向かう

NM:そしてサジタリウスはケジメした指を食べた。

ヒロキ:(お願いだ……お願いだ………夢であってくれ………)
白目を剥いたままハナダに担がれる。

理事長:「このまま腐らせるのはもったいないからね、還元だ。」

ミツル:「…そうだな、行こう。時間をかけてすまない」

ヒナタ :「?」ヒナタの体がまた光に包まれ、小学生めいた肉体に変化する

イラブ:「エェ…」今日だけで何度困惑の溜息をついたことだろう。

ミツル:ミツルはいつもの穏やかな顔に戻る。

ヒロキ:(常軌を逸しているよォ……!なんなんだよォこの学校……!)(お願いだから……夢で………!)
ーーーーー
NM:君達は体育館の裏に来た。そこには「防水層な」と書かれた鉄の箱がある。サジタリウスはボルトに偽装されたボタンを押した。すると、防水層の蓋が開き、階段が現れたではないか!?

ヒメジ:「ワオー秘密基地!」

イラブ:「ワオ…秘密基地めいてる…」

ハナダ:「へぇー大した仕組みじゃあないか」

ヒナタ:「これいつからあったんです?」仕掛けを見て疑問をもらす

理事長:「さあ降りてくれたまえ。」

ヒロキ:(……これから自分は何をされるのだろうか……)

ミツル:「不自然だな、とは思ってたけどまさかこんなモノとは…」

理事長:「1ヶ月前に作った。私を含めた4人でな。」

ヒロキ:(……生きたまま彼らに食われるんだろうか……)

ハナダ:少し窮屈そうに階段を降りる

イラブ:「4人…」

ヒナタ:「4人、というとまだ協力者が?」

ヒロキ:担がれたまま、ぼんやりと思考に思い描く文字は、「死」の一文字。

理事長:「この学園でニンジャなのは君達だけではない…。」
「...よし、さあ入ってくれ。」降りた先にあったのは金属製フスマだ。

イラブ:「ニンジャ多いな……」エイリは当然最後尾にいる。

ヒメジ:
「お邪魔しま〜す。」ヒメジが先陣を切る

ハナダ:「邪魔するよ、アンタもそろそろ立ちな」ヒロキを肩から下ろす

ミツル:「お邪魔します」部屋に入り、周囲の構造を確認する。

イラブ:「ドーモ…」部屋の中でなるべく目立たない位置を探し、そこにすっぽりと収まる。

ヒロキ:ヒロキは力なく、その場に崩れ落ちた。
NRS症状の一種だろうか…?少なくとも起きていたとして、足がすくんで動かないのだけは確かだ。

ヒナタ:「オジャマシマス」肉体を変化させイラブの近くに陣取る

NM:中はタタミ80枚分ほどの空間だ。外装は鉄筋コンクリートで、薄く緑に塗装されている。空間内にはには『医務室』『ドージョー』『制作室』『UNIXルーム』『シャワー室』『休憩室』とカンバンが出ている部屋がある。

ミツル:「広いな…!?まさか学校の地下にこんなのがあったなんて…」

イラブ:「これを4人で1ヶ月…?ハァー…」辺りを見回す。信じられない。「ニンジャスゴ…」

ヒナタ:「ニンジャが本気出すとそんなに早いんですか……」

ハナダ:「へぇー随分とまあ豪勢な部室じゃあないか。アタイが立っててもまだ余裕がある」

ヒロキ:「……ウ〜ン……夢……?夢だよね……?」

理事長:「では皆集まってくれ、部の総会を行う。」『ブリーフィング』と書かれた部屋を指す。

ヒロキ:おもむろにヒロキが目を開けて……辺りを見回す。
「…………………………ココドコ……!?」

ヒメジ:「オハヨ!」ヒメジが声をかける

ハナダ:「ボサッとしてないでさっさと来な、モヤシっ子。部屋はこっちだよ!」ヒロキに声をかける

ヒロキ:「アイエッ!」

ミツル:「おはよう」優しくミツルが声をかける。

ヒロキ:おもわず四つん這いにつっぷし、居場所を探す!

ヒロキ:目線の先にいたのは………一番ニンジャのなかでもまだにんげんっぽそうな、エイリであった!

イラブ:「オハヨ。今から総会だってさ。」

ヒナタ:「いくぞニボシ」

ヒロキ:「ス…スイマセン!スイマセン………」ヒロキはカサカサと隅へ引っ込み………エイリのタタミ三枚程度離れた壁の隅に踞った。「………き……聞きたくないんですけど……ぼ、僕、これから何をされるんですか………?」震えながら聞く!

NM:君達は部屋に通された、そこにはかなり長い机と多くのキャスター付きイス、ホワイトボードがあった。 

ハナダ:「なにするってこれから部の会議さ。アンタを捕って食う奴なんざここにはいないよ」

ヒナタ:「これどこから運び込んだのかな?」そう言いながらイラブの分の椅子を引く

ヒメジ:「それにしてもさ、ワクワクするよね!」

イラブ:「もし食べられるとしたらヒロキクンより先に僕だろうし。」本気かイマイチ分かりにくい冗談をヒロキにかけ、「アリガト、ヒナタクン」ヒナタの引いてくれた椅子座った。

ヒナタ:「ドーモ」ついでにヒロキの椅子も引いて自分はイラブとヒロキの間の椅子に座った

ヒロキ:「……………」オドオドと椅子に座り……他のニンジャ達とはそれとなく距離を取る。

ミツル:「…」なにか考え事をしながら、ホワイトボードに近い席に座る。

NM:ガラリ
入り口が開き、サジタリウスが3人の人物を連れて入ってきた。

ハナダ:「やれやれだねえ…」腕を組んで前よりの席に座る。体重でイスが軋んだ。

理事長:「よし、では始めようか。」

NM:3人の人物はイスに座った。君達は彼らの顔に見覚えがある。皆、授業でお世話になった教師達なのだ!

理事長:「それでは、はじめに一人ずつ、自己紹介をしてもらおうかな。」
「ではヒメジ=サンから。」

イラブ:「生徒もニンジャならセンセイもニンジャ…何だか気が遠くなるな…」静かな空間を乱さぬよう小声だ。

ヒメジ:「アイエッ私!」「はいはい。」立ち上がる
「えーとぉ…3年生のヒメジ・シロナです。ニンジャネームはブシドーイーグレットっていいます。ケンドー部に入っています。勉強はちょっと苦手ですけど…悪い人を懲らしめるのはすごく得意ですから、ドーゾヨロシク!」
彼女は勢いよく席に座った。

理事長:「次はヒナタ=サンかな。」

ヒナタ:「はい」
「2年生のヒナタ・タンです。ニンジャとしてはオーバーライトと名乗ってます。部活に入るのは今回が初めてですね。得意なのはUNIX関連です。ニンジャになってからキーボードを持って念じるだけでタイピングが出来るようになったんですよ」

イラブ:(((スゴイなヒナタクン、ニンポ使えるんだ…)))エイリのニンジャ知識はフィクション由来である。

ヒナタ:「あとジツなんですが、ある程度体をイメージ通りに変化させる……で良いのかな?もっと色々できそうな感じはあるんですが……まあ、こんなところです。みんなヨロシク」オジギして着席

理事長:「ではハナダ=サン、ドーゾ。」

ハナダ:「ドーモ、2年のハナダ・カオルコ。ニンジャとしての名はクリムゾンカメリア。元はベニツバキ・ハイスクールでバンチョやってたがここの理事長の手引きでこっちまで転校してきたってわけさ。部活は一応ジュドー部はやってたねぇ。この図体だ、カラテしか能がないがまあよろしく頼むよ。」

理事長:「次はイラブ=サンだね。」

イラブ:「アッハイ…ドーモ、3年生のイラブ・エイリです。今は部活や委員会は特に入ってません。ニンジャのことはよくわかりませんが、書類とかを書いたりはできると思います。これからガンバっていこうと思うので、ヨロシクオネガイシマス。」当たり障りのない完璧なアイサツだ、とエイリは思った。

理事長:「ではヒロキ=クン…喋れるかな?」

ヒロキ:「…………………?」自己紹介?せよと?皿の上に乗って、ナイフとフォークを突きつけられているが如きこの心境で!?周りを今一度見回し…立ち上がり……ヒロキは言葉を絞り出した。

ヒロキ:「…ドドド…ドーモ、シロ・ヒロキです……に、2年です…その、帰宅部です…」

ミツル:ミツルは暖かい目でヒロキを見守っている…

ヒロキ:「す…好きなゲームは……”ニューロブラスト”です……その、学校が終わると、いつもゲームセンターに寄って…あ、遊んでます……」
それだけ絞り出すと、ヒロキは力なく椅子へと崩れ落ちた。

ヒメジ:(ガンバレ!)

理事長:「ではシロガネ=クン。」

ハナダ:「ニューロブラスト…アー、あのゲームコツがよくわからないんだよねぇ…後でコツでも教えてもらおうかね」

ヒロキ:(…………エ!?)冷や汗が一筋!

ヒナタ:「ゲームセンターか……私がプレイするだけでチートになるからあんまり行かなくなっちゃったな……」

ミツル:「はい」淀みなく立ち上がり、理事長達を見据える。「ドーモ、ミツル…ニンジャとしては、ピースメーカーです。」

ヒロキ:(チ…チートォォ!?)ヒナタの方を思わず向く!

ミツル:「3年生で、一応図書委員。部活は入っていません。…ニンジャとしての武器は銃。一応戦闘経験はそれなりに。」

ヒメジ:「おー、あるんだ。」

ミツル:「まぁ、正当防衛ですよ。あの時はびっくりしちゃいました」
ミツルは微笑んで答える。

ヒロキ:(ア、アイエ……ア、正当防衛か…ヨカッタ……?)心中穏やかでない!

イラブ:(((同じニンジャと言っても結構ピンキリなんだなぁ…)))ミツルとヒロキを見比べる。

理事長:「うん、うん、皆よい自己紹介だったよ。」
「では、次は君達とともに活動する先生方に自己紹介してもらおう。」

ミツル:「宜しくお願いします」ミツルは座り、新たな”先生”達を見据える…

ハナダ:「(…ミツル。目ひとつ見てもアタイなんかとは比べ物にならないだろうジゴクを見てきたタマだろうねぇ…)」

ヒロキ:ハナダの目の前のモヤシが、一層萎縮したような気がした。

デワ:ドーモ、生物学でお馴染み、デワ・シンジです。」白髪混じりの頭の初老の男性だ。「ニンジャネームはヒールハリオティス。能力でピルを生成できますです!貴重な回復役として、みなさんをサポートしますよ!フィヒヒヒ!」

◆ヒールハリオティス/デワ・シンジ(種別:ニンジャ)
(NPC/消費アイテム担当)
カラテ2    体力2
ニューロン6  精神力7
ワザマエ2   脚力1
ジツ2      万札5
スキル:『不屈の精神』
装 備:『サイバーサングラス』
ソウル:『アワビ・ニンジャクランLv2』
ジ ツ:『☆アワビ・ニンジャピル生成』
サイバネギア:『生体LAN端子』
☆アワビ・ニンジャピル生成:このニンジャと同じアジトに
住んでいるPCは、『消耗品』を持っていないのであれば
シナリオ開始時に『アワビ・ニンジャピル』を1個入手して
もよい。この『アワビ・ニンジャピル』は次の余暇開始時
に失われる。
☆アワビ・ニンジャピル:『消耗品』
消費したキャラクターは【体力】2【精神力】1を回復する。

ヒナタ:「ドーモ……」(うわ……)

デワ:「そういえばこの前のバイオフナの解剖はどうでしたか?これからもあのような素晴らしき実技をどんどんしてゆくので、楽しみにしてくださいね!フィヒヒヒ!」

イラブ:「ドーモ。」(((センセイから生成したピル…飲むのか…僕はニンジャじゃなくて良かったな…)))

ハナダ:「嫌だねぇセクハラは勘弁だよ…」

ミツル:(…胡乱だ…)

デワ:「セクハラとは失敬な!ジツで作られた実際高機能なピルだぞ!」

ヒロキ:(アイエエエ!マッドサイエンティスト!)さらに萎縮!

モウリ:えードーモ!イラブ=サンのクラスの担任やらせてもらってます!モウリ・ウチコです!」ショートヘアーの女性がアイサツ、その胸は標準だった。「ニンジャネームはブレイブメイカー!カッコいい武器とかアーマーとかが欲しい子は、制作室に段ボールとか持ってきてね!」

◆ブレイブメイカー/モウリ・ウチコ(種別:ニンジャ)
(NPC/武具制作、サイバネ機構担当)
カラテ6      体力7
ニューロン4   精神力13
ワザマエ5     脚力4
ジツ4        万札8
スキル:『特殊近接ステップ』
装 備:『生成装束』(上下)
ソウル:『カジヤ・ニンジャクランLv4』アーチ級
ジ ツ:『☆カジヤ・ジツ』
『☆☆☆不滅』『☆☆☆生成装束』
サイバネギア:『テッコ』
☆カジヤ・ジツ
手番開始時に【精神力】を1点消費して発動を試みられる
(発動難易度N)。発動に成功した場合、自分か隣接している
味方の装備スロットにジツ値分『カラテ・ウェポン』を追加
するか、『カラテ・メイル』を装備させる。装備できない分
は放棄可能。成功したかに関わらず術者はその後普通に行動
できる。
☆ カラテ・ウェポン・マスタリー
カラテ・ウェポン生成のコツを掴み、より多彩な
カラテ・ウェポンを生成できる。精神消費無しで
カジヤ・ジツLv2を判定無しで使用できるようになる。
更にカジヤ・ジツで生成できるカラテ・ウェポンの
種類が増える。
作れるウェポンの詳細は以下↓
https://note.com/tg1000/n/n200494b2b3b2```

モウリ:「ヨロシクゥ!」サムズアップ!

ヒロキ:(ア…キレイな人…)一瞬目線がモウリに行く!

ミツル:(武具師。…戦力インフラをここまで整えてたとは。俺たちに目をつけたのはいつ頃からなんだろうな)

イラブ:「マジか…モウリセンセイもニンジャだったのか……」眉間に指を当てる。

ヒナタ:「ヨロシクオネガイシマス」

ハナダ:「段ボール…そんなんでニンジャの武器が作れるのかい」

イラブ:「アッハイヨロシクオネガイシマス。」

モウリ:「私の鍛治の腕があれば段ボールもビニールも塩ビパイプもみんな武具になるよ!詳しくは制作室までアクセス!しよう!」

ハナダ:「アー…アッハイ」

ヒナタ :「多分制服の素材を変えればあとは私が……」

ノボル:「オス!」筋骨隆々の男が立ち上がる!」
「ドーモみなさん!体育教師のナスヤマ・ノボルです。ニンジャネームはサイドチェストです。」筋肉を誇示するかのようなポーズ!

◆ サイドチェスト/ナスヤマ・ノボル(種別:ニンジャ)
(NPC/各種トレーニング担当)
カラテ10      体力10
ニューロン7    精神力8
ワザマエ9      脚力5
ジツ0         万札5
スキル:『タツジン(アイキドー)』『連続攻撃2』
『マルチターゲット』『時間差』『連射2』『疾駆』
装 備:『ブードゥー』
ソウル:ゲニン
ジ ツ:ノーカラテ・ノーニンジャ!
サイバネギア:なし

ヒロキ:(アイエッ!)悲鳴を噛み殺す!

ノボル:「皆さんのカラテを鍛えるべく、ここへやってきました。一緒に輝く肉体を作りましょう!」熱い!

ヒナタ:「ドーモ」

イラブ:「アッハイ…ドーモ」

ミツル:「ドーモ」(ああ、たまに変な動作すると思ったらそういう事かぁ…)

ヒロキ:「アッ………ハイ………」

イラブ:(((アー…ナスヤマセンセイとは関わらなくていいな、僕雑務だし、ウン。)))

理事長:「…では。」サジタリウスはヒメジを前まで引っ張り出す

ヒメジ:「え?」

ハナダ:「アタイのカラテでも耐えられそうだねえ」

理事長:「先ほど君達に言った通り、私は裏方であり、君達を直接指揮できる立場ではない。」

理事長:「よって、ヒメジ=サンを指揮官…つまり部長に任命する。」

ヒメジ:「…え〜!」

理事長:「ヒメジ=サンは長らくこの街で戦ってきた、戦闘経験豊富な彼女がリーダーなら、実際良いとおもうのだがね。」

ヒナタ:「特に異論はありません」

イラブ:「ヨロシクオネガイシマス。」とりあえず理事長の決定に従うのが賢明だろう。

ミツル:「問題ないと思う。…経験あるとは言ったけど、この学校に入ってからはなにもやってないからなぁ」

ハナダ:「まあ、アタイみたいなのが部長になるよかマシだと思うさね」

ヒロキ:「…ア…ヨロシクオネガイシマス……」

理事長:「ではヒメジ=サン、挨拶をドーゾ。」サジタリウスは一歩下がる。

ヒメジ:「アッハイ…ドーモ、部長のヒメジです…まあその…特に話すこともないので…その…皆さん頑張りましょう!ね!」

ヒナタ :「ヨロシクオネガイシマス」

イラブ:「ヨロシクオネガイシマス。」

ミツル:「やると決めたからには、しっかりサポートさせてもらう。よろしくな」

ハナダ:「ハイハイヨロシクオネガイシマス」

ヒメジ:「じゃ、じゃあ…これにて総会は閉幕!オツカレサマ!」

ヒナタ:「オツカレサマです」

イラブ:「オツカレサマです。」実際色んなことがありすぎた。今日は早く帰って寝よう、エイリはそう思った。

ヒロキ:「…………………」顔面蒼白だった顔に、少々朱が差す。
とりあえず、ここのニンジャ達は自分に対しては何もしなかった。今のところは。いまはただ、帰りたい。帰って全てを忘れ……できることならずっと寝ていたい。

ハナダ:「オツカレサマ。さぁて帰るとするかねぇ」

ミツル:「お疲れ様。これからよろしくな」

こうして彼ら生徒たちはニンジャとしての力を正義のために活かせる部へと入ったのだ。この先に待ち受けるものとは…それはまだ、わからない。とりあえず今は、疲れた体を引きずり帰るだけだ。 
◆完◆

続く…

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