【アンガーマネジメント】トリガー思考について

トリガー思考とは、怒りが表に出るきっかけになる考え方です。
「地雷を踏んだ!」という言い方をしているのがまさにトリガー思考です。

トリガー思考にも様々なものがあります。
「騙された」
「容姿のことを言われた」
「バカにされた」
「無視された」
「誰も話を聞いてくれない」など。

これらのトリガー思考を作っているもの、
それは

過去のつらい、傷ついた経験

です。

本来、アンガーマネジメントの考察では過去に遡った原因追求をしないのが基本ですが、トリガー思考はある程度、過去を振り返ってみて、向き合う必要があります。

トリガー思考もコアビリーブ同様、過去から長い時間をかけて少しずつかたちづくられてきているものだからです。

強いトリガー思考は、ほぼ同一のものが多いです。複数のアンガーログを比較、トリガーになるものを考察すると共通の思考が浮かび上がります。

ちなみに、トリガー思考を考察するときは3コラムテクニック同様、なるべく静かな環境でゆったりと向き合える環境でのぞみましょう。

アンガーログを複数枚用意して下さい。
そのアンガーログの項目のうち、
「思ったこと」
「感情」
「結果」
に注目しましょう。

気持ちや感情の中で、自分が怒ってしまう要因になったものは何か?それを考えて下さい。

但し、怒ったことを思い出す際、「思い出し怒り」をして、再び誰かに怒りを抱かないように気をつけて下さい。あくまで自分の心と向き合うのです。

トリガー思考を理解した上で、今後は過去に経験した苦しみ、つらさ、悲しみはこれからも同じように繰り返されるわけではないということをしっかり頭に置いて下さい。

過去「無視された」からといって今後も「無視される」とは限りません。

トリガー思考の原因となった苦しみ、つらさ、悲しみはあくまで過去のことです。
そう言い聞かせて、とらわれないようにしてください。

(その他のトリガー思考例)
「利用された」
「認めてもらえない」
「なめられた」
「感謝されていない」
「喜ばれていない」
「見下された」
「顔に泥を塗られた」
「恥をかかされた」
「誰も気づいていない」
「裏切られた」
「ないがしろにされた」
「思い通りにいかない」
「人種差別、男女差別」など


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