スタミナといえばスーパークリーク、みんなは使ってる?使いこなせてる?

ウマ娘微課金おじさんです。と言いつつ最近は寝る間も惜しんでウイポにハマっててあんまウマ娘やってない。

さて本題はこちら。

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[一粒の安らぎ]スーパークリーク。

言わずと知れた超強力なスタミナサポートであり、「スタミナサポート入れるならまずこれ」「リセマラランクSS」と満場一致?で言われているカード。
最たる理由はイベント完走こそ必要なもののそれさえクリアすれば確定でゲットできるスキル「円弧のマエストロ」。発動条件が緩く確定入手できる金回復ということで金回復といえばとりあえずこれ、と言えるのは間違いない。

ではこれを前提とした上で、以下の質問にきちんとした回答を出せるかどうか考えてみましょう。ただしあなたは自前もしくはフレンドから借りることで4凸を所持しているものとします。

Q1.[一粒の安らぎ]スーパークリークの強力な点はなんでしょうか?

Q2.[一粒の安らぎ]スーパークリークの弱点はなんでしょうか?

Q3.Q2で答えた弱点を埋めるにはどうしたらいいでしょうか?


……いかがでしょうか。

以下はあくまでも筆者の思う回答となり、これを読んでいるあなたと想定している回答と違うかもしれませんがご愛嬌。
4凸を自前で所持できているような人にとっては当たり前のことじゃね?と思うようなこととは思いますが、全てのプレイヤーがそうではないと思いますので、お付き合いくだされば幸いです。


A1.強力な部分

マエストロもそうですが、なんといっても友情トレーニングによる練習効率が強みです。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1jYE1xj1YxhvH5zKVKq2HXQmILPUDy3-GN4tfuAIyVjY/edit?usp=drivesdk

こちらはトレーニングでの上昇値の計算式の載っているページです。ここから抜粋しますと。

上昇値 = (トレーニング基礎値 + 能力ボーナス)
    * 本人の成長率
    * (1 + 本人のやる気 * 各やる気効果加算値)
    * 各トレーニング効果加算値
    * (1 + 0.05 * サポカ人数)
    * 各友情ボーナス乗算値

具体例を挙げましょう。

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かわいい。そうじゃなくて。こちらスパクリは完凸です。

上昇値 = (トレーニング基礎値(スタミナ練習Lv3=スタミナ11根性4) + 能力ボーナス(スタミナ1))
    * 本人の成長率(スタミナ10根性20)
    * (1 + 本人のやる気(絶好調=0.2) * 各やる気効果加算値(なし))
    * 各トレーニング効果加算値(トレーニング効果アップ15%)
    * (1 + 0.05 * サポカ人数(1)=1.05)
    * 各友情ボーナス乗算値(友情ボーナス1.25×1.1)

スタミナ12根性4
* スタミナ1.1根性1.2
* 1+0.2
* 1.15
*1.05
*1.375
=26.29935、9.5634→スタミナ26、根性9

ですね。特に自己所有と固有の乗算友情ボーナスとトレーニング効果アップの嚙み合わせが強力で、簡単に言うと高レベルのスタミナ練習で友情練習をすると強力ということになります。
それは当たり前のことでは?と思われるでしょうが、スタミナのサポートカードで友情練習をした場合のステータス上昇値でクリークに勝るカードは存在しません。

そして地味に(地味じゃない)完凸で所持しているトレーニング効果アップ15%が白眉。トレーニング効果アップ15%を所持しているのはこの文の執筆時点で9枚しか存在しません。
友情トレでなくとも得意練習でなくとも、どの練習でも踏みさえすれば確実に練習効率を上げられます。特に友情トレーニングをやっている中に紛れ込むと大きな効果を得られます。

高い単純練習効率と超汎用高性能スキル、そして全カードを見渡しても最高クラスの友情トレーニング効率の三本柱。これこそが[一粒の安らぎ]スーパークリークの強力な点と言えるでしょう。
あとヒントでもらえるスキルも大体強いよ。ヒントレベル無いから効率悪いけど。

A2.弱点

上記を読んで「なんだよやっぱスパクリ全方位で最強やん!」となった方は間違ってません。実際列挙してみればしてみるほどやっぱこいつおかしいなってなります。
ですがじゃあ弱点は無いかと言われるとそうではありません。

友情ボーナス25%
トレーニング効果アップ15%
初期スタミナアップ35
レースボーナス10%
ファン数ボーナス20%
得意率アップ35
スタミナボーナス1
初期絆ゲージアップ30

これは改めて並べた完凸スーパークリークのサポート効果です。これに固有の友情ボーナスと得意率アップが乗ります。
何かに気付きませんか?

わかりやすいようにトレーニングに関するもののみを切り出します。

友情ボーナス25%+固有
トレーニング効果アップ15%
得意率アップ35+固有
スタミナボーナス1

そうです。先ほど挙げたスーパークリークの高いと言ったスタミナトレーニングでの効率は、W乗算である友情ボーナスにかなりの依存をしています。
もちろんトレーニング効果15%+スタミナボーナス1の組み合わせも強いのですが、前者はあくまでも友情ボーナスなど他のボーナスと掛け合わせることで真価を発揮するもの、後者は単純に恩恵を受けられるトレーニングが2/5しか無い(得意率加味してざっくり46%で恩恵を受けられる計算)ことから、単独で大きな効果が望めるものではありません。
「ならさっさと絆を上げて友情タッグ組みまくればいいじゃん」はその通りなのですが、それもまた難題。

絆を上げる方法は主に「一緒にトレーニング」「サポートイベント」「ヒントをもらう」の3種です。
しかし[一粒の安らぎ]スーパークリークのサポートイベントは5つのうち3つ(マエストロ習得までの連続イベント)が絆上昇無し。そして上記通りヒント発生率アップ無し。これはつまり他のサポートカードと比べて、絆が上がるチャンスが露骨に少ないということです。
「スタミナサポはクリーク1枚に任せて残りの枠は他のにしよー」って思って育成やったら絆上がらないスタミナ踏めないヒント来ないの三重苦で、シニアになってもスタミナ練習Lv1とか2で無理な絆上げで他の能力も伸び切らない友情も発生しない……なんて経験はありませんか?
もしあったのなら原因はスーパークリークによる「友情トレーニングは強力だがそこまでの下準備が大変で、気づかないうちに他の育成チャンスを潰している」ことが原因である可能性が非常に高いです。

特に初心者がリセマラで手に入れた無凸のスーパークリークや[カワイイ+カワイイは~?]マヤノトップガンは初期絆0からスタートするため、その傾向は更に酷くなります。

A3.改善するためには?

ではどうすればいいのか。

「初期の絆上げは超大事。夏合宿までに全員の絆をオレンジに乗せて合宿での友情トレーニングを狙う」というのは広く知れ渡っている育成方法だと思います。
まずはこの固定観念を捨ててください。

スーパークリークは育成の後半で真価を発揮する晩成型のサポートカードであり、それを無理矢理早いうちから使おうとすれば育成に歪みが出て当然です。
スーパークリークだけでなくスタミナサポートはこの傾向が強いものがあり、サクラチヨノオーやマヤノトップガンも同様です。

この晩成型のカードを無理に踏みに行く……例えば「今はクラシック5月、他の5枚は絆オレンジになったがまだクリークは緑……今いるのはヒント無しでかつ踏みたくない根性……でも夏合宿の為には踏まなきゃ……」という状況。
こういう状況でクリークをスルーする。
クリークが一度回り出せば無理したところで発動するかわからないクラシック合宿中のスタミナ友情トレーニングの1~2回なぞおつりが来る程の圧倒的な練習効率を発揮します。
「高レベルの練習を」「友情で踏むことで」「一度辺りの質を高める」ことが大事です。

その上で改めてトレーニング計算式を見てみましょう。

上昇値 = (トレーニング基礎値 + 能力ボーナス)
    * 本人の成長率
    * (1 + 本人のやる気 * 各やる気効果加算値)
    * 各トレーニング効果加算
    * (1 + 0.05 * サポカ人数)
    * 各友情ボーナス乗算

やる気効果とトレーニング効果は加算。しかし友情ボーナスは乗算。そして別々の枠を全て乗算
グラブルとかをやってる人はピンとくるかもしれませんが、1個の数値を尖らせるよりも乗算を増やしまくる方が基本的に強い数字になります。

クリークが持っているのはトレーニング効果と友情が2つ。
つまりクリークがその練習効率を最大限に発揮することができるのは「高水準のやる気効果と友情ボーナスを持つサポートカード(以下相方)と共に友情タッグトレーニングをした時」です。
相方の条件は、施設レベルも考えると得意率が高くかつ序盤から絆ゲージをガンガン上げることで早期の友情トレーニングを発生させる(スタミナを踏みに行く理由を作る)カードがベストでしょう。これはつまりクリークとは逆の単体での練習効率こそ低めだが早くから真価を100%発揮できる早熟型のカードを意味します。

ではその性能を持つスタミナサポートはなんでしょうか。まず真っ先に挙げられるのは[その背中を越えて]サトノダイヤモンドです。

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金スキルが非常に印象が悪くあまり評価をされていないカードですが、それ以外に目を向けると固有+通常の高い初期絆による早いうちからの真価発揮と高いやる気効果×友情ボーナス×トレーニング効果の掛け合わせによる高い練習効率を持った、早熟と晩成のトレーニング効果の良いとこ取りをしたカードです
それを持つデメリットとして鋼の意志を持たされた感がありますね。またサポートイベントでのランダム失敗によるやる気ダウンなど、その辺りのケアも必要になってきます。
クリークと併用する前提の場合トレーニング効果が被ってもあまり恩恵が少ないので、無凸~1凸からでも使用感にあまり変化が無く採用に耐え得るのも一種の利点となります。もちろん凸は多い方がいいけど、ウマ娘のガチャ割と渋いしね。
ヒント発生率とヒントレベルも当然無いのでクリークと一緒に採用するとスキルが悲惨になりがち。覚醒レベルでの自前スキルが重要なキャラに採用すると良いでしょう。ブライアンの全身全霊とかゴルシの視界良好とかね。

クリークとダイヤちゃんどっちかを無凸で持ってるという場合にもおすすめです。自前でクリークを無凸で持ってる、という場合に完凸のダイヤちゃんをフレから借りる、もしくはその逆で無凸のダイヤちゃんは持ってる場合に完凸クリークを借りるという形ですね。

[おすすめ本、あります!]ゼンノロブロイもおすすめです。

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固有と通常のW友情、それなりのやる気効果、低値とはいえトレーニング効果アップにスタミナボーナスという晩成型の練習効率と、ヒントレベル+高いヒント発生率と全イベントで絆が上がるサポートイベントによる早熟型の特性を持ち、かつそのサポイベも全て優秀というイカれたカードです。
採用基準は得意率アップの乗る1凸から。3凸からが本番。

代わりにもちろんSRなので金スキルは獲得できず、かつレースボーナスとファンボーナスを完全に切り捨てているのが非常に痛いです。
他のカードの凸状況によってはメイクデビューでのファン1000人を達成できない他、例えばテイエムオペラオーの秋三冠達成イベント単純に育成目標の多いナリタブライアンなどの育成において、総合的な効率において負ける可能性があります。最近は根性の重要性とかも見直されてきてるしね。
特に全身全霊欲しさに配布チケゾーとか入れるとレースボーナス0が2枚とかになったりします。
そこをカバーできるサポートカード編成を組むか、その手のイベントの無いライスシャワーなどの育成において真価を発揮できるでしょう。いっそうるせー知らねーレースボーナスなんぞいらんのじゃと投げ捨てるのも一考。

他には [待望の大謀]セイウンスカイもいいでしょう。

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3凸以上が前提となりますが驚異のW得意率+ヒント発生率の高さによる絆の上げやすさを持つ早熟型に振り切ったカードです。
練習効率としてはWやる気+友情ということで、クリークとは逆方面で単体で高い練習効率を持つカードと共に友情タッグをしたいカードであり、お互いの需要にマッチしています。
弱点は育成キャラクターを選ぶ取得スキルの数々。特に金スキルは人によってかなり評価が分かれるところでしょう。

3凸セイウンスカイなんて持ってないよって方には[『幸せ』が舞う時]ライスシャワーもいいですね。

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初期絆こそ低いものの3凸の時点でWヒント発生率+全てのサポートイベントで上がる絆によって早期友情トレーニングの発生に貢献し、W友情によってタッグ友情発生時の爆発力を底上げする早熟型のお手本です。
無期限配布の早熟型ということで単体での練習効率はお察しではあるのですが、持っているのがやる気効果なおかげでクリークとの相性は非常に良好。ハードルの低い1凸の時点で根性ボーナスが付くことで捨てステータスの無い中長距離キャラの育成において役に立ってくれるでしょう。

弱点は2凸までだとゼンノロブロイと同じくレースボーナスファンボーナスが無いこと、1凸までだと固有が発動しないこと。前者はともかく後者は致命的なので、他のサポートの揃い次第ではサークルポイントはこちらを優先してもいいでしょう。
ちょっと話がズレますが配布でもらえるもう一枚のスタミナカードである[『エース』として]メジロマックイーンはゴリゴリの晩成型であり、運営からの「早熟型と晩成型を組み合わせて使ってね」というメッセージを受け取れますね。

最後に[雨の独奏、私の独創]マンハッタンカフェです。

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単体では早熟と晩成の中間といった立ち位置ではあるのですが、スーパークリークと組み合わせる場合はW得意率アップによる施設レベルアップと初期絆+ヒント発生率アップによる比較的早い友情発生によって立派に早熟型として機能します。
とはいっても上記にあげた4枚と比べてトレーニング効率で比べるとやはりどっちつかずな印象は否めないので、どうしてもこのカードでしか取れないスキルが欲しいなら、といった形になるでしょうか。ダイヤちゃん持ってなくてフレからクリーク借りて差し育成する時とかはおすすめ。

4.まとめ

スタミナサポートは練習そのものの特性からか単独でなんでもできるというカードは無く、どのカードにもメリットとデメリットがあります。
そして上記のメリットデメリットは他のタイプのサポートにも応用できる考え方です。
カードごとの特性を理解し取捨選択することで、手持ちで最適な編成を目指しましょう。

5.おまけ

友情ボーナス25%
初期絆ゲージアップ35
トレーニング効果アップ10%+固有
レースボーナス5%
ファン数ボーナス15%
やる気効果アップ30%
ヒントLvアップ2
ヒント発生率アップ30%
パワーボーナス1
得意率アップ80+固有

やっぱキタちゃんイカれてんな……

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