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人と人の繋がりが資産になる社会

未婚率の上昇、離婚率の上昇、配偶者の死別による単独高齢世帯の増加、夫婦と子からなる家族世帯の減少。2040年の日本では、全世帯の40%が1人暮らしになると言われています。しかし、まだ結婚する人がいなくなることはなく、個人がバラバラに孤立して生きる社会になってしまうわけではありません。ただ、個人が既存の枠組みとして存在する家族や職場という概念にとらわれず、個として自分の行動を決定し、属するコミュニティを選べるように拡がってきたんだと思います。

既存の群に違和感を持っていた人たちには追い風のような社会ですが、全ての責任や自己定義が自身にある状態や、継続的に自身をアップデートし続ける必要性に駆られるのは自分も含めてしんどい人もいるだろうと感じています。

帰属意識や帰属から生まれる充足感は、今後10年、20年後も人間の幸せを形成する大きな要因としてあり続け、帰属するコミュニティの形が変わっても人と人がつながる価値が、個人化する社会ではより一層重要な要素として出てくるんだろうと思います。

今までは、家族や職場は、自分の社会的役割(心の居場所)を確認するための意味づけを与えてくれる場所でありましたが、現代、それが個人化していくことで、自身の社会的役割を見出す新たな出会いや人との繋がりが必要になってくるんだと思います。

僕たちShareRoは、世界中の人が自分史上最高バージョンの自分になれる世界をVisionに、日常の暮らしを人と人が繋がる場所と再定義していこうという使命を持ってやっていますが、改めてその場に生まれる帰属意識や、ただ空き部屋を貸すだけでは終わらない社会的役割を考える必要があるなと感じています。

ShareRo


三原 (ShareRo)

大阪出身。2020年 3月 東京外国語大学 国際社会学部 英語科 アフリカ地域専攻卒業。南アフリカのヨハネスブルグに1年間留学。学生時代、全く血縁関係のない84歳のおじいちゃんと2年間ルームシェアを行った経験から、ルームメイトマッチング - ShareRo (シェアロ)  を事業化。現在、ShareRoチームは、4人です。(自分、エンジニア(DENSO)、共同創業者(コンサルタント)、PM(Gaiaxインターン)で活動中。今年の7月から正式にGaiaxの事業としてジョイン。

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illustration by https://www.instagram.com/toko.is/