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創造すればいい!

1年生の末娘は週に1回程度の登校で、あとは自宅で過ごすか私と一緒にスタジオで過ごしている。1学期のうちはどうにか登校させる努力を私なりに続けていた。しかし、行きたくない子供を登校させるエネルギーは相当なものだ。おまけに学区外通学のため、上の二人を送り、寝坊した末娘を送り、毎朝疲労困憊。

そもそも人と同じリズムで生きることが苦手、いや、ハッキリ言えば嫌いな私にとって毎朝通勤時間の渋滞を経験するのは地獄以外の何物でもない。もう、これ以上頑張りがきかない…と思った私は子供たちに学区内に転校するよう話をした。

「ママの身体が壊れちゃったら嫌だから、4年生になる時に転校する…」と言ったものの友達と離れたくないようで、最近バスで通うようになったツインズ。

と言う訳で「このままバス通学出来るなら、転校しなくて良いよ」という話になった。片や末娘は相変わらず、学校には行きたがらない。毎朝、欠席するとの電話をかけるのも苦痛のひとつ。別に悪いことをしている訳じゃないのに「いつもすみません」と言ってしまう自分。苦痛に耐えられず、涙を押し殺しながら電話を切ったこともある。

学校から配布される無数のわら半紙。書類を整理することが苦手な私は何度となく必要な手紙を紛失したり、破棄したり…その度に沸き上がる苛立ち。何故こんな沢山の手紙に名前を書いたり、確認印を押し続けなきゃならないんだろう…これらの作業が泣くほど嫌いだ。

続々と持ち帰ってくる答案用紙、全く興味がない。子供たちが口頭で報告してくれればそれで十分。とどめは通知票。申し訳ないが、これまた興味がない。

学生時代、学校に行く意味がわからなかったし、勉強が好きでもなかった私は中学2年生あたりから、よくサボるようになった。カッコつけだったから、半年間無我夢中で勉強し、希望校には合格したものの首の皮一枚でギリギリ卒業。

学校のシステムや評価が私には合わなかったし、そもそも人と同じレールの上を歩くのが心底嫌だった。大人になり、フリーランスで活動しはじめ、個人事業者として悠々自適に生きてきた26年間。ここにきて、再び学校(組織)というシステムに添えない自分が露になった。末娘の姿はまるで10代の私を見ているようだ。学校の不自由さに反発する娘を諭すなんて、私には到底出来ない。

ならば、我が家のやり方、子供一人一人に合ったやり方を見つけるしかないと思っている。はたからすれば、三児のシングルマザーで、末娘が学校に行ってない状況を「大変ですね…」って見るのかもしれない。

しかし、私にとってこれはアドベンチャー。私も子供も自身を圧し殺すことなく、家族みんなで楽しく暮らすためにはどうすればよいのか?それを探す旅をしているようなものである。既存の教育が合わないのなら、創造すればいい。縁あってこの子供たちと親子になり、こんな家族構成になった。巣立つまでの限られた時間、どれだけ笑って過ごせるか?これが私の目指すところ。

泣いてなんていられない!これからの未来にワクワクするぜ!

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