ボートの中に水をいれるな

社会を海だとする。
海を渡るために私たちはひとりひとり
ボートに乗り込んだ。

海は穏やかなときもあれば
突然荒れ狂うこともある。

でもボートから降りることができない以上、
私たちは上手く渡りきる智恵を
もたなければならない。

激しく波が立つときは注意して
ボートの中に水をいれないようにしなさい。

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ヨーガの勉強でであった言葉。

染みる。。。

まぁ最初から海渡り上手な人もいるだろう。

わたしも含め大概小さなボートの中に
水をいれないための智恵は
おそらく容易くなく
すぐには思い付かないものだ。
うっかり水を入れてしまっては
進みにくいともがく。


でも水をいれない意思をもちながら
渡りつづけていたら、少しずつスムーズに
進めるようになるのだと思う。

WHOが提唱する
健全なスピリチュアリズムをもつとは
本来は「世の中をどうサバイバルしていくか」
という智恵と繋がることだろう。

ここでいわれるスピリチュアルな世界とはおそらく
現実逃避の世界ではなくて
完全な自己統制の智恵、叡知がもたらす
愛と調和に満ちた世界である
とわたしは思っている。

だから、わたしには

すきなこと「だけ」楽しんだらよい

ということは本来スピリチュアルな世界でいう
「どんな艱難辛苦でも楽しめるくらいの智恵をもつ」
ということを都合よく解釈したものとしか思えない。

と、偉そうにいいつつ、
まだまだ理解にはほど遠すぎるのだけれど、
ヨーガのこの本質はまさに人生を渡りきる智恵。

「すべての答えとしあわせは、自分の中にある。」