秋田のマリアさま物語12



巡礼に来た方と別れ、
またシスターと二人になりました。

その中でシスターと101回の涙を流したマリア像に
纏わる話をしていたところ、
ある日突然お告げを聞かれ、
聖痕が手にあらわれたという笹川シスター
のお話になりました。

なんと、シスターはマリア像から
涙が流れ始める少し前からご奉仕されており、
笹川シスターとも
交流がおありだったのでした。

さらにシスターは
当時のお話を聞かせてくださいました。
笹川シスターはその後、
治癒が難しいとされる難病にかかられ、
ルルドの泉にいき、病気が完治されたとか。。。
まさかここで、ベルデナット・スビルーに纏わる
ルルドの泉につながるなんて。。。


貴重なお話をしていただき、
本当に親切にしていただいたシスターに
感謝の言葉を伝え、わたしは秋田を後にしました。



さらに、帰りの新幹線。

無事に絵を受け取っていただけたことに
ほっとしつつ、何気なくシスターからいただいた本を
ペラペラとめくっていました。

すると、なんといただいた本に、
赤羽教会に関する記述があるではありませんか!
どこまで繋がっているのだろう。。。
とただただ驚くばかりでした。


そして、なけなしのお金ででたこの旅でしたが。。。
旅費に使った費用とほぼ同じ額が、
驚くほどすぐに収入としてもどってくる
というありがたいおまけつきだったのです。



このように絵に導かれていくように
始まった秋田への旅。
わたしの小さな平和への想いは時空間を越えて、
点が線となり、平和への想いを綴った本の中
にまでその物語はつながり。。。
ひとつのかたちになりました。


マリア様を慕う想いからはじまったこの旅は、
私に願いが祈りになったときには
愛の光が等しく皆に降り注がれていることを
実感できるのだということを教えてくれました。


この旅の経験はわたしにとって
魂のコンパスでした。
道に迷ったらこのコンパスをみて
また歩いていこうと思います。