KIRINJI Rec DBを公開しました
KIRINJI(キリンジ)のレコーディングに参加したミュージシャン、エンジニアたちのデータベース(DB)を作りました。Webでどなたでも閲覧できます。
KIRINJI Rec DB
更新履歴
2024/08/23 公開
2024/08/24 engineers「田中一三」を「田中三一」に修正
2024/09/08 musicians「tin_whistle」の扱い(色と並び位置)をパーカッションから管楽器に修正。取扱説明書の一部の表現を修正
DBの取扱説明書
概要
ライナーノーツ記載のデータを手打ちで入力しています。誤入力等の不備が絶対にあります。どうか大目に見ていただくとともに、コメント欄などでお知らせください。
インディ盤『キリンジ』から10thアルバム『Ten』までのCDで市販されたアルバム、シングルを対象としています。リミックス盤、ベスト盤、リマスター再発盤、『2 in 1』、配信音源、アナログ盤は対象外ですが、『KIRINJI 19982008 10th Anniversary Celebration』収録の「星座を睫毛に引っかけて」のみ入力しています。
このDBは3つのテーブル【songs】【musicians】【engineers】で構成されています。
どのテーブルもデータの編集はできません。閲覧とコメントのみ可能です。とりあえず勘に任せて触ってみてください。
songsテーブルの補足
[version] の「_」は無印の意味です。別ミックスや instrumental バージョンではないということです。
[order] はアルバム内での曲順。
musiciansテーブルの補足
曲ごとに参加ミュージシャンそれぞれの演奏楽器を入力しています。ライブ音源などはCDのライナーノーツでも曲ごとの詳細が記載されていないため、そのアルバム内のどの曲にも同じ内容を入力しています。曲単体の入力情報だけをみた場合、誤りも含まれているということになります。
一部、勝手に略称にしています。例えば electric guitar は 'e_guitar' 、 acoustic piano は 'ac_piano' 、 tenor saxophone は 't_sax' のように。
ライナーノーツでは例えば 'Guitar' と 'Guitars' を使い分けたりしていますが、このDBではすべて 'guitar' に統一しています。また 'guitar' と 'e_guitar' と 'ac_guitar' が併存していたり、'wood_bass' と 'ac_bass' と 'contrabass' が併存していますが、これは元のライナーノーツの表記をそのまま反映させたものであり、あえて表記を統一していません。ただし、 B-3 Organ は 'hammond B-3 organ' に統一した例などもあり、その場合は [notes] で説明しています。
engineersテーブルの補足
録音、ミックス、マスタリングに関するクレジットを入力しています。
'assist' はアシスタントです。
レコーディングエンジニアのクレジットは、多くの場合アルバムごとに全曲まとめて記載されており、曲別の関与者が分かる場合と分からない場合があります。特に録音、アシスタントは、DBに名前があったとしても曲によっては関与していないケースもかなり想定されますので、ご留意ください。アルバムとシングルのクレジットを見比べるなどすれば多少読み取れることもあるとは思いますが。
便利な使い方
テーブルは [full] と [simplified] の切り替えが可能です。 [simplified] では表示項目(列)を減らしています。列が多すぎて閲覧しづらい場合にお試しください。
どのテーブルも行数が多く、すべての行をスクロールで確認するのはなかなかつらいです。そこで便利なのがフィルター機能。テーブルの上部の [disk title] や [instruments] をクリックすると使えます。並び替え(ソート)もできます。
使用例「ベース奏者のみを一覧で表示したい」
musiciansテーブルを表示する。
[instruments] フィルターでベースを選ぶ。'bass' 、'e_bass'、 'fretless_bass' などベースに関係するもの全部選ぶのがコツ。タグを色分けしてあるので参考にしてください。
フィルターの左にある[↑ id] をクリックし、並び替え項目を [id] から [musicians] に変更するととても見やすくなります。
[リセット] をクリックするとデフォルト状態に戻ります。
DB公開についての私の考え
音源のダウンロード販売やストリーミングサービスなど、リスニング手段の多様化が進み、同時にCDが売れなくなった昨今、ライナーノーツの情報は、CDを手にした人のみが触れることができるプレミアム特典であるという側面もあります。そのため、公式ライナーノーツから転載した情報を公開してよいものか、とも考えました。ですが、以下の理由により公開することを決めました。
ストリーミングサービスでも一部演奏者等のクレジットを利用できるようになっていること。そしてその信頼度が不明であること。
演奏者等のクレジット情報はそもそも秘匿すべき情報とは思えないこと。そして既にインターネット上にはその情報が点在しており、それをAIに収集させることは可能であると思われること。ただし、そうして得た情報が信頼できるものだとは思えないこと。
KIRINJIは海外でも聴かれるようになっているが(DBを公開した日、KIRINJIは台湾でワンマンライブを行いました。しかもバンド編成。)、海外のファンがCDを手にするのはハードルが高いこと。地域によるとは思いますが。
国内、海外含め、新しいファンの多くは、CDを再生する環境を備えていないかもしれないということ。
一部のライナーノーツの文字が見づらく、せっかく買っても読み取りが困難であること。
現時点でライナーノーツ単体が公式販売されていないこと。
営利目的の公開ではないこと。
特に法的な問題はないと思われること。専門家に確認したわけではありませんが。
それでも、このDBがCDを買う理由をひとつ削ってしまうことは否定できないわけです。そこで『11』以降は当面のあいだDBへの搭載を見合わせることにしました。公開について、もし大きな問題があるようでしたらお知らせいただけるとありがたいです。
またDBのプラットフォームとしてNotionを使っています。Notionである必要性はなく、たまたま一時期意識が高かったときに何か新しいことを始めようと考えていたところでたまたまNotionを知り、試しに演奏者情報を入力してみたのが始まりです。ただ、私はDBを扱った経験がなく、Notionの限界もあり、DBの構造は綺麗ではありません。もし手助けしていただける方がいらっしゃったらご一報ください。あと、入力ミスとか、英語がおかしいとか、各種ご指摘を歓迎しますので、よろしくお願いします。
KIRINJI(キリンジ)は『牡牛座ラプソディ』の頃からずっと聴いていて、ずっと好きです。これからもさらに長く活動が続いて名曲が届けられるように、ファンが世界中に広がっていくように、願っています。
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