Bloom in…〜しゃむ'z PatchWorks曲解説 第1回 〜
【はじめに】
せっかくnoteのアカウントを作ったので、ちょっと自分語りをしてみようかなと思いました。
一応、今のところサークルの曲制作で私が自慢できることといえば作詞くらいなものなので、歌詞を中心に曲の解説をしていきたいなと。
これを読んでくれることで、少しでも曲を理解して貰えて、少しでもしゃむ'z PatchWorksヲタク、略して『しゃむパチヲタク』が増えてくれれば良いなぁと思います。
⚠️二次創作ネタ、独自解釈ネタ満載です。苦手な人はご注意を…人の数だけ幻想郷です。
【曲紹介 〜Bloom in…〜】
さて、第1回目は記念すべき第1作目CDの第1曲目、
『Bloom in…』
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こちらからスタートしようと思います。
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激しいながらもエモさもあり、歌ってる私もシャウト、スクリームするのがとても気持ちいい楽曲です。
あと、ギターの原曲の挿入の仕方が絶妙…アレンジャーのkeiくん、ありがとう😭
ラストのギターソロはkeiくん渾身の出来だそうで、是非最後まで聴いて下さい👍
歌詞のストーリーは、
『必ず訪れるであろういつかの未来の話
妖夢がいなくなった時の幽々子の心境。』
というもの。
そう!
私の嫁!!(死語)
幽々子さまの曲です!!!
まぁ一度、歌詞を追いながら聴いてみて下さい。
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『Bloom in…』
原曲:
さくらさくら ~ Japanize Dream...
妖々夢 ~ Snow or Cherry Petal
東方妖々夢 ~ Ancient Temple
Arrange:kei
Vo.:しゃむ
Gt.&Ba.:kei
Drs.:酪農仮面
歌詞(和訳入り)
Lyric:しゃむ
If you know the pain of losing her,
At least… bloom in black and white for me
Give me a ray of light
(もし彼女を失った悲しみが分かるのなら
せめて…私のために墨染色に咲いてくれないか
私に一筋の光を…)
魂が輪廻へと還ってく
見送ることしかできなくて
君の存在の大きさに
失ってはじめて気付いたんだ
She'd gone…
She'd gone…
She'd gone from me
She left a hole in my heart
(彼女は行ってしまった…
私の心に大きな穴を残して)
別れは必然、されど
それは唐突に
終わっちまった世界で
君の名を胸の中で繰り返す
あゝ桜よ心あらば
墨染色に咲いてくれるか
いつしか始まったこの旅路
振り返れば足あとふたつ
いまも傍には君が
君がいたはずだったんだ
She'd gone…
She'd gone…
She'd gone from me
She left a hole in my heart
The end has begun,and
Invade my world
(始まってしまった終末は
私の世界を侵食していく)
降りそそぐ花吹雪
眩しいほど
光輝く銀色の君の髪
瞼の裏に焼きついて
あゝ桜よ心あらば
墨染色に咲いてくれるか
Kick me in the back
Give me a brave to move on
(誰か私の背中を蹴飛ばして
前に進む勇気をくれないか)
At least…please me…please…
Give me a ray of light
(お願い…せめて…
私に一筋の光を…)
Bloom in black and white for me
(墨染色に咲いてくれ…)
She'd gone…
She'd gone…
She'd gone from me
She left a hole in my heart
The end has begun,and
Invade my world
流れゆく日々にさえ
何も見い出せず
(Give me a ray of light)
凍っちまった季節に一筋の
光差して溶かしてくれ
一押しでいい この足に
前へ踏み出す力を
この世界で
君の名を胸の奥で繰り返す
あゝ桜よ心あらば
墨染色に咲いてくれるか
(Give me a ray of light…)
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【曲のあらすじ】
如何でしたでしょうか?
改めてあらすじを言うと、
『妖夢が半人半霊としての寿命を終え、輪廻に還ってしまった。幽々子はその悲しみから立ち上がるためのきっかけを求めている。』
てな感じです。
その心の叫びを、スクリームやシャウトで表現しているつもりです。
余談ですが歌い方について、グロウルでは自分の中で感情を滾らせるというか溜めて溜めて溜めて、スクリームやシャウトではそれを爆発させて吐き出すようなイメージで歌ってます。
【詞の解説】
結構、感情をそのままストレートに歌詞を書いたつもりなので、1フレーズごとの解説などは出来ないです…ダブルミーニングとか、含みとか、全然考えてなくて…笑
なので、バックストーリ的な話をしますね。
もし未来にそんな日が訪れた場合、幽々子さまは普段から飄々とした性格で、全てを見通してるような人だし、亡霊でいる期間も長く、そのお役目の性質上、諸行無常ってのを覚悟している身ではあると思います。だから極度に病んでしまったり、「死にたい(もう死んでる)」とか思うことは無いとは思うんですよね。
しかしやはり根はか弱い女の子。長い間いつも隣にいて一緒に歩いて来た従者がいなくなってしまったら、ヤケになったりしないにしろ相当落ち込むと思うんですよ。なんか無気力的な感じになっちゃって。
そんなアンニュイな気持ちから脱出するためのひと押しを、何かに求めるんじゃないかなぁと。
【桜よ心あらば 墨染色に咲いてくれるか】
この曲の詞にはモチーフがあります。それが、古今和歌集の上野岑雄(かむつけのみねお)による次の和歌です。
深草の野辺の桜し心あらば
今年ばかりは墨染に咲け
(古今832)
堀河太政大臣藤原基経が亡くなり埋葬している際に詠んだという。周りの桜達も白黒に咲いて喪に服して貰えないか?って意味です。
そう、まさに!!
この曲のサビの歌詞がまんまそれですね!!
幽々子さまはほんの少しでいいから慰めが欲しくて、白玉楼に咲いている桜並木たちにそれを求めるんじゃないかなと。
そして、桜たちは応えてくれてくれずとも(ゆうかりんにお願いすればなんとかしてくれるかも…)、妖夢の後釜?子孫?たちが背中を押してくれて立ち上がってくれるんだと思います。
ただし西行妖、てめーはだめだ。咲くな。
【幽々子の曲がない…】
実はこの曲、幽々子さまの物語なのに、幽々子さまの曲を原曲として使ってません。
CDのジャケットにデカデカと描いておきながら❗️
1曲目にしておきながら‼️
サビで墨染に咲けとか言っておきながら‼️‼️
幽々子は俺の嫁!とかほざいておきながら‼️‼️‼️
そう、この曲…
幽々子さまのテーマ曲を使っていないのである。
本当は入れる構想もあったのですが、雰囲気に合わず泣く泣く断念。
しかし、あくまで『妖夢を想い、偲び、その悲しみを背負いながらも前に進もうとする』曲なので、妖夢と妖々夢のテーマのみに絞った方が合ってるのかなぁと。
だって、『優雅に咲かせ〜』とか『ボーダーオブライフ』とか流れると、幽々子さまの方が消滅しそうじゃない?
【英語って難しい】
1番冒頭のグロウルのとこの歌詞、
If you know the pain of losing her,
”the pain”じゃなくて、”my pain”の方が良かったかなぁ…と後になって思った。再録する機会があれば直そうかなー。
英語、文法とかニュアンスとかなかなか難しいね。
【締め】
まだまだ話すことはあったかもしれませんが、思いつかないので今回はこんな感じです。
如何でしたでしょうか?
感想などあれば、コメントやXなどで貰えると大変喜びます。
時間が出来たら、また書いてみようと思います。
ありがとうございました。
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