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初めての胃カメラに挑む
「口から管を突っ込んでお腹の中をまさぐられる検査」
これが胃カメラに対する僕のイメージである。
去年から健康診断の項目にバリウム検査or胃カメラが加わった。去年初めてバリウムを飲んでみたが、検査中ゲップを我慢するのが大変だった。なので今年は胃カメラにチャレンジしてみることにした。
とはいえ胃カメラに対しては冒頭のイメージがあり正直怖い。できるだけ痛くない方法は無いかと母や同僚にアドバイスを求めたところ、いくつか有益な情報を得ることができた。
口から VS 鼻から
胃カメラは口から入れるものだと思い込んでいたがどうやら鼻からも入れられるらしい。しかも口からに比べて苦しくないようだ。
口から入れると吐き気を堪えなければいけなかったり、ヨダレが垂れ流しになってしまうが、鼻からの場合そういった心配がないのである。しかし鼻の内部を傷つけて血が出てしまうこともあるので、鼻の粘膜が弱い人は注意が必要だ。
鎮静剤あり VS 鎮静剤なし
病院によっては鎮静剤を打ってもらえる。鎮静剤を打つと意識が朦朧としてほとんど眠った状態になる。寝てる間に検査が終わるようだ。
注意点として、鎮静剤を打ったあとは病院で1時間ほど安静にする必要がある。また当日車の運転は禁止だ。
メニュー選択
今回僕が選んだ組み合わせは「口から、鎮静剤あり」だ。
僕が住んでいる地域の病院では鎮静剤を打つ場合、選択肢は口からのみとなっていた。鎮静剤なしで鼻から入れてもらうということも考えたが、初めてということもありビビりまくってたので、鎮静剤を打ってもらえる組み合せをえらんだ。
当日
当日の流れは以下のとおり
鎮静剤用に点滴を打つ
喉麻酔
鎮静剤投与
胃カメラ開始
鎮静剤が抜けるまで待つ
最初に鎮静剤のために水だけの点滴を打った。点滴を打ってから10分ほど待ち時間があったのだが、このときも僕は恐怖と緊張で震えていた。相当緊張していたらしく看護師さんから、「大丈夫!リラックスしててください」と声をかけられた。
その後準備室みたいなところに呼ばれ喉麻酔をした。麻酔といっても喉に注射を打つわけではなく、ゼリーを口に含むだけのものだ。 不思議なことにこれだけで口内と喉に麻酔が効くのが自分でもわかった。
麻酔をした後いよいよ胃カメラをする場所に連れて行かれるのだが、この場所が本当に怖い。完全に手術室なのだ。
手術台に横向きで寝かされ口に胃カメラ用のマウスピースを付けられるのだが、これが猿轡に似ている。まるで、助けを呼んでも無駄だと言われているように…。
えずいたら駄目だと言われていたが、口に残った麻酔のゼリーと恐怖で吐き気が最高潮に達していた。
そして鎮静剤が投与され…
…………
気づいたら見知らぬ天井を見ていた。
検査が終わった直後だと思って時計を見てみたら、なんと1時間半も眠っていたようだ。手術台から車椅子に乗せられてベッドに移動したらしいが全く記憶にない。「鎮静剤の効き目は個人差があり、もしかしたら効かないかもしれない。」と事前に看護師さんに言われていたが、安心してください、バッチリ効きました。
検査後は鎮静剤が残っていたため、頭がぼーっとして家まで帰るのがしんどかった。たしかにこれでは車の運転は無理ですね。
感想
鎮静剤はすごい。時間とお金をかけてでも打ってもらったほうがいい。記憶があまりにもないので本当に検査をしたのか不安になった。これを書いてる今も喉が痛いので、たしかに喉から管を突っ込まれたのだろう。
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