きいちさんのイラストメイキング
こんばんは、きいちです。メリークリスマス!
私が主催しているアドベントカレンダーの25日目を務めさせて頂きます。
宜しくお願いします。
他にも良質な記事がたくさんあるので、是非まだチェックしてない方はチェックしてみてください。
今回は自己流のイラストの描き方を書こうと思います。
わりと長めになってますが是非ご覧ください。
始めにやる事は何だと思いますか?
ラフを書くこと?下書きをすること?描くキャラを決めること?
全部違います。正解は「ぼーっとグラビアアイドルの写真を見る」です。
もちろん各ジャンルにもよるとは思いますが、今回はルカさんを書こうと思います。アイドルの写真集観てたら「おっっこのポーズルカさんに合うやんけ!」と思い軽率に決定しました。
冷めないうちに下書きを描きます。
こんな感じで。わからん?良いんです、何となくボヤッと脳内イメージの輪郭がわかればそれで。
これを、良い感じに脳内フィルターと幻覚を混ぜ込ませてそれをトレースします。行きますよ?
ホイッ
おっっっっいいですね、丸ハゲの全裸美女が出来上がりました。かわいそうなので髪の毛を生やしましょう。
きいちさんは細かい髪の毛を描くのがとても苦手で、クリスタにツールを移すまでは一切描かないで生きてきました。
クリスタのベクターレイヤーは神です。
まず、太めのペンツールでサッサと髪の毛の流れを書いていきます。
アクセントでちょっと周りからずれてるようなのを数本塊で置いておくと尚それっぽくなります。
こんな感じです。かわいそうなのでついでに服も追加してあげました。
これをなぞって髪の毛の線画を描きます。
完成したものがこちらになります。
「髪の毛と被って見えなくなるところ描いたらバケツツール使う時鬼畜じゃん!」って声が聞こえてきそうですね。
ご安心ください。髪の毛と本体はレイヤー分けしてあります。
余談ですがまつげの端っこを赤くするとなんかさらにそれっぽくなります。何故かは良く分からない。
まつげも線画レイヤーの上から数本ハイライトのように白で描いてやると毛数がもっと多くなってバッサバサの美しいまつげが出来ます。
髪の毛を塗ります。
やり方としては
1.本体の線画を非表示
2.髪の毛だけを表示した状態で赤や青の分かりやすい色でバケツ塗り
3.すべてを塗りつぶしたら透明度保護をチェックして色を白に変更
4.レイヤーを一つ追加し、3で作った物にクリッピングで色を塗る
の4つになります。ここでのポイントは今回「美しさ」を求めてるので透き通った透明感を出すべく先端は透明度を落としてます。ベタ塗はしてません。
こちらを見ると分かりやすいかと思いますが、まつげ部分や先端が透明になって透けているのが分かると思います。
次は影を塗りハイライトも書いていきます。
髪の毛が細かければ細かい程影塗りも面倒臭くなってくると思いますがここで辛抱してそれっぽく塗ると完成度が違う気がします。多分。
次は肌を塗っていきます。先ほど塗った髪の毛のレイヤーは全て非表示にします。邪魔だからね!
ここら辺のコツとしてはとにかく人間の顔の構造をはっきり頭に叩き込むことです。主に鼻と目頭の間のくぼみや目じり、涙袋など。
リアルに書けってことでは無いんですが、分かればわかるだけ可愛く書けるような気がします。塗りで有利です。
色のチョイスは個人の好みですが今回はスケベ臭くやりたかったので赤みを増させて血色を感じさせるような色にしてます。エロゲなんかでよく見る色のチョイスだと思います。
影は紫に近づけると尚それっぽいです。
唇はこだわろう。
塗りが分からなかったらとにかく写真を見まくってハイライトの作り方を研究すると良い感じにエロくできます。
次は服を塗ります。ワイシャツの皺ってめちゃくちゃ難しいですよね。
今回写真とにらめっこしつつ頑張りましたがかなり理論的におかしい所は色々あるかとは思います。
でも聞いてください。
ほとんどの人は服のシワなんて見てねえから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そう、見てないから。皆こういうイラストで見るところなんてな、顔と乳とケツだけやぞ。良いんだ。シワなんて皆見てない。それっぽく見えればいい。それっぽく見えるように書いてそれっぽく影を塗りましょう。
余談ですが、こういう記事の端っこなんかも塗ってやるとより厚みのある生地っぽく見せられてとてもいい感じになります。
大まかに服を塗り終えたら次は透け感を出すべくうっすら肌の色を塗って透明度を落とします。大事なのは「よく見たら透けている」というあの感じです。スケベ心って大事ですね。ちゃんと気合を込めて塗りましょう。
一番楽しい所です。お目目。ここは割とわかりにくいのでGIFでお送りします。
今回は青から下にかけてピンクを混ぜ込んでます。配色を間違えなければこういう違う色の混色は割と美しくなります。
最後に、細かい髪の毛を白で描き込んでやります。これがあるとないじゃサラサラ感で天と地の差があるので、多すぎず少なすぎずで書き込みます。
これでルカさん本体は完成しました。
これで完成でも良いんですが、この格好だと何かしら思わし気な雰囲気があるので、さらにストーリーを広げて見ましょう。
背景を描きます。
窓枠はクリスタの素材からお借りしてます。
大まかに色を塗りました。
窓から光が入っているので、逆光を表現するために窓の光を複製してガウスぼかし、発光レイヤーにして透明度を調整します。
さて、ここでルカさんを配置するとこのように透けてしまいます。
原因はクリッピングした後白い部分以外を選択して削除すると言う大変めんどくさい作業をしたためです。
これは、下に白い色を置いてごまかします。
上が白を置く前、下が白を置いた後です。
頭に穴が開いて透けている状態が隠せているかと思います。
サラッと出しましたが背景はぼやかしてあります。
あくまでも今回フォーカスを当てたいのはルカさんなので、強めにぼかしてあります。(背景雑だし)
次にルカさん自体の色味を調節します。
このままの色で行くと、背景との明るさがマッチせず浮いてしまうので適当に背景のどこかの色を拾って全体を塗り、統合したルカさんのレイヤーにクリッピングして乗算にし、透明度を調整して色味を調整します。
ちなみに髪の毛はほぼ透明に近くしたかったため、エアブラシで削ってあります。
大分雰囲気が出ましたね。
更に透け感を出すべく、ワイシャツ部分も色を削りました。
ケツのラインが良い感じに出てさらに想像力が掻き立てられますね。いいですね。実にいいと思います。
最後にライティングを調節するのですが、ここで窓の光をもっと差し込んでいる感を出したかったのでこのような光の画像を組み合わせて配置しました。
更に朝チュン感が出ましたね。いいです。良いと思います。
最後に色々色味を調整して、完成です。
いかがだったでしょうか。
私はそもそも語彙力が無いから絵を描いているのですが、このようにイラストメイキングをすると更に語彙力のなさが出てしまいますね。
絵師は割と色々考えてはいますが、言葉にできないのでこうやって密かに脳内でブツブツ唱えつつ作業をしています。
個人的には、線画が酷くても塗りでどうにでもなるので、シワはあまり細かく書かなくて良いと思います。塗がどうにかしてくれるし、線で描きすぎるとそれはそれでうざったいです。
読んでくれて有難う御座いました!
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