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感染症と人類〜シャーマニズムからみた新型コロナウィルス

皆さま、こんにちは。

慌ただしい毎日が続いておりますが、お元気でいらっしゃいますでしょうか?

今日はここでシャーマニズム的見地からみたコロナウィルスについてお話したいと思います。

一言で言いますと、人類の歴史と言うのは感染症との共存の歴史でもあったと言って良いと思います。

マラリア、コレラ、ペスト、デング熱など、様々なウィルスや細菌などの微生物を媒介とした感染症による危機を私たち人類は乗り越えてきたんですよね。

人類が感染症との闘いから免疫力を得て防疫体制を強くしていけば、感染症の原因となる微生物もそれに対抗するためにさらなる強い耐性を獲得してくる、というわけです。

ところが、微生物の役割はいろいろで、もちろん腸内細菌のように健康維持と深い関係を持つものもありますよね。

環境問題の権威である石弘之氏はその著書「感染症の世界史」の中で、「微生物は、地上最強の地位に登り詰めた人類にとってほぼ唯一の天敵でもある。同時に、私たちの生存を助ける強力な味方でもある」と述べました。

つまり、私たち人類は自らの健康を助ける有用な微生物と、自らの健康を脅かす病原菌としての微生物とを区別してきたというわけです。

そして、有用か有害かを問わず、私たち人類は微生物とどうにかこうにか共存してきたんですよね。

それならなぜ今回のコロナウィルスがここまで猛威をふるっているのかというと、この新型コロナウィルスが元々は人間以外の動物を宿主として生き延びてきたウィルスであった、ということだと思います。

つまり、もともと動物を宿主としていたウィルスが突然変異を起こして人間にも感染するようになり、その結果初動として宿主である人間の免疫力を超えるような作用を引き起こしてしまっている、ということなんですよね。

ところが微生物も宿主なくしては生存できないですから、宿主を死滅させるほどの作用を起こすことは「本意」ではないわけです。

たとえ宿主が感染することによって一時的に健康を害しても、次の宿主へ伝染(うつ)ることで延々と生き延びることができるということなんですね。

ここでさらに言えるのは、この新型コロナウィルスはヒトからヒトへと感染していく過程で、ヒトと共存できるような(ヒトにとって)ソフトなものへと形を変えていく=進化していく可能性が高い、ということです。

同時に、私たち人間もウィルスへの免疫力を強くしていくことになるでしょう。

では、それまでに何をすべきかということになりますが、とにかく自己免疫力を高める、これに尽きると思います。

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シャーマニズムの世界では対症療法とは別個に、自己免疫力を高める予防医学が発達してきました。

南アフリカにはウィッチドクターといってローカルな薬草を調合して処方する民間療法のエクスパートがいます。

自分が住んでいる場所の周りに自生する薬草や野菜をとること、これが自己免疫力を高める最良の手段であると言われています。

日本でいうと春の山菜など、特にタラノメやフキノトウなどは冬に溜まった毒素を体外に排出する抜群のデトックス効果をもたらしますね。

あとは適度な運動、ヨガや瞑想などで常にリラックスし自らを癒すこと。

これもとっても有効な手段であるはずです。

適度に体を動かして水分をたくさん摂ること、体内に溜まった余分な老廃物が外に出やすいような環境を自ら作り、体内に常に良い循環が起こるように促してください。

リラックスして良い空気を体内に取り入れてください。

いつもリラックスして深呼吸です。

この一連の新型コロナウィルス騒動も全て人間の世界で起こっている出来事です。

空を見上げれば美しい陽光、目をつぶれば爽やかな春の風が頬を撫でていきます。

もうじき桜も咲いてきますよね。

いずれ落ち着いて終息するでしょう、間違いなく。

それまで無理せず体を第一に考え癒してあげましょう、大切な人と気持ち良い場所でリラックスした時間を楽しみましょう。

皆さまの健康と幸せをいつも心よりお祈り申し上げております。


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