御大師様廻りを実感 大田区 真言宗智山派福田山花光院蓮華寺 私の百寺巡礼202
敷地面積で言うと小さなお寺である。
「新編武蔵風土記稿」によれば、古くは福田山蓮花寺と称し、六郷宝幢院末で、開山快智は延宝2年(1674)示寂すとある。矢口新田神社の別当寺、同宗真福寺が、大正末年に廃寺となり、当寺に合併された。再三無住時代があり、長年住職をする者がなかった様子で、資料等皆無に等しく、また今次戦災で全焼したため、沿革を詳かにしえない。(「大田区の寺院」より)
近くに新田神社があり、旧くはそちらの別当寺であったらしい。
東急花御朱印巡りの1つであったが、それ以上にここで出会ったお寺の方、檀家さんの心の深さが気持ち良いお寺であった。
何かの集まりだったのか、檀家さんたちが本堂に入る所であった。
そこで私は、弘法大師様のお寺を廻っている事を話した。
すると、智山派の本山である川崎大師にまず参拝し、歩いて来られる方もいるのだと、そんな話をしてくださった。
そうか。距離的に言うと、川崎大師から歩けない距離ではない。
自分は乗換が面倒くさいと新川崎駅から歩いたのだが、まず、川崎大師に立ち寄ってからを次回は検討しよう。
更に、冬なのに歩きすぎて汗だくの私に、お寺の女性はお茶をくださった。
セブンイレブンで買ったばかりのお茶がなくなりつつあったので、本当にありがたかった。
こういったやり取りも冬の寒さを温めてくれるのだ。
冬日和 大師導く 温かさ
真言宗智山派福田山花光院蓮華寺
大田区矢口2-3-12
東急多摩川線武蔵新田駅から徒歩8分