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綺麗な禅寺 秩父札所26番 臨済宗建長寺派萬松山圓融寺 私の百寺巡礼254

圓融寺の本尊は、「恵心僧都(えしんそうず)」の作といわれる像立26㌢の「聖観世音菩薩」である。現在は圓融寺の本堂に安置されているが、かつては「岩井堂(観音堂)」に安置されていた。圓融寺本堂から出て山沿いに行き、300段余りの石段を約30分上ると朱色の豪快な舞台造りの岩井堂がある。京都の清水寺を模した舞台に立つと周囲の雄大な景色が一望できる。その昔、弘法大師がこの地に「巡錫(じゅんしゃく=僧が各地をめぐり歩いて教えをひろめること)」し、護摩の修行を成し遂げると、そこに聖観音が現れて「この事後の大徳に任せよ」と告げた。その後、恵心僧都は聖観世音を彫り、村人と観音堂を建立して観世音を安置したという。


参拝した寺院は、他の札所と比べ、新しく綺麗であった。違和感を感じるくらいでもあった。

ここで又、私の事前調査不足が露呈してしまった・・・

奥の院岩井堂。ここが本来の札所らしいのだ。
昭和電工の敷地を通る為、工場守衛さんに許可を取らないとならないらしい。
日曜日だし、面倒くさいしと中断してしまったのだ。
やはり、ここは日帰りではムリなようで。秩父駅辺りに泊まり、熊除けの鈴を身に着け、山登りしたいと思う。



臨済宗建長寺派萬松山円融寺 秩父札所26番
埼玉県秩父市下影森348
秩父鉄道・影森駅より徒歩8分

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