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住宅街都市部の小さな御大師様 真言宗豊山派桃園山善成寺 私の百寺巡礼193

当地は五代将軍綱吉公の生類憐みの令により作られた囲町に隣接し、往時は風光明媚なる桃の里だったと言われる。(旧・桃園町)
ある時、正衆和尚の夢枕に白髪の老人が現われて、この地に不動尊を祀り、衆生教化せよとのお告げがあったと言う。このことから本尊さまは、正衆和尚の発願により特に成田山新勝寺、中興第18世管主・荒木僧正が開眼せられた身色青黒色の開運のお不動様を祀りしている。霊験あらたかな不動様として多くの強い信仰を集めている。寺号は必ずよくなる、必ず成就するとのことから、善成寺(ぜんじょうじ)と呼ばれている。(「中野区寺院案内」より)


Twitterのツリー上でよく流れて来るお寺さんなので、行きたいとずっと思っていた。で、元旦早々、早起きして。というか、少しだけ二度寝してしまったもので、新宿駅を走って中央線快速に間に合い、8時丁度に到着。
小さなお寺ですが、信仰心の篤さを感じた。

桃園山という山号だが、この辺りは昔は「桃園町」という町名だったそうなのだ。そういえば、すぐ近くには桃園稲荷があり、そこは桃園町内会館となっていた。

【消滅した年】1966(昭和41)
【現在の町名】中野
【町名の由来】江戸時代この辺りが桃林であったため
この辺りは8代将軍吉宗の時に、生類憐みの令でお馴染みの犬小屋お囲い跡地から臨むかたちで桃林が広がっていたとこ。その広さ何と22㌶!!

中野区のページより。

花に囲まれた弘法大師様が素敵だ。
写真で見るとわかるかと思うが、小さな住宅街の中の寺院だ。広い庭に御大師様の立派な像があるわけでもない。
ただ、何も立派な建物でなくても、このように守り伝える事が出来るのだと感動した。



頂いた干支の財布が可愛らしい。

真言宗豊山派桃園山善成寺
中野区中野3-39-10
中央線中野駅より徒歩3分

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