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氏子の役割

今は無人となった小さな神社。
国道1号線は正月箱根駅伝で有名な東海道だ。



その東海道と神社を結ぶ小さな橋がある。


仙人橋は今井川に架かっている。

台風2号の被害で近くでは崖崩れの被害があった。JRの線路内は復旧作業に勤しんでいた。
そんな中、東海道、今井川、それに続く外川(とがわ)神社の掃除をしている高齢者男性のグループがあった。

休憩をしている男性に声を掛けてみた。

皆さん、町内会メンバーで外川神社の氏子総代なのだそうだ。
今井川を綺麗にするお金、東海道の掃除、これらを主に請け負っているのだそうだ。
外川神社についてであるが、上の写真をみて欲しいのだが、勘違いする人がだいぶいるらしいのだ。というか、ネット情報ですら、間違っていることも多いようだ。
外川神社は真ん中ではない。左が外川神社。真ん中が道祖神。右が稲荷神社。との事であった。

こちらが外川神社だ。

稲荷神社

そして、ここの道祖神は神奈川県で一番旧いのだそうだ。
今は町内会館になっているが、元はここに社務所があり、神職の方が住まれていたとのこと。現在は、ビジネスパークの前にある神明社の神職が兼ねているそうな。

7/17が祭なので、その時には神職も見えるよ!と。
俺らが賽銭の管理もしているし、この辺りの清掃なんかもやってるし、その細かい会計も神明社の神主に報告するんだよ、とのことであった。
つまり!何の気なしに立ち寄った小さな神社の賽銭は活かされている。賽銭泥棒なんてとんでもないよと。

こちらに、詳しい事が書かれている。
氏子はいないって書いてありますよ。と言ったら、あのオジサン達。怒りそうだな。

ちなみに、町内会メンバーのオジサンが言われていた山形県の外川神社は、こちらだ。菅田将暉くん、じゃなかった、源義経伝説がある。
というか、平泉辺りは義経伝説は多いんじゃないだろうか。

小さな神社をも大切にする人たちがいる。それぞれに歴史がある。ネットに書かれていない情報を知る地域の人たちへの聴きこみ。
今の若い人は、すぐにスマホ検索である。ネットに載っていない情報もある。
もしかしたら、ボケ封じの願いばかりしている自分の務めは、ネットにこのような情報を載せることかもしれない。
なんてことを考えたのであった。

東海道沿いに咲く紫陽花が綺麗であった。

紫陽花の 色移り行く 歴史観る


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