赤毛のアンの世界 長野県飯山市 ぶらり旅3
今まで「赤毛のアン」=村岡花子!という固定観念がありすぎたもので、他の人の訳を読む気にはならなかった。
今回、松本侑子さんが訳した「赤毛のアン」を購入した。
翻訳もさることながら、注釈がありがたい。
マシュウがマタイから来ていることは、以前通っていた上智大学系の教会にいた人が言っていたので知っていた。
マリラは、マリアだったとは。。。
レイチェル夫人は、ヤコブの妻ラケルから来ていたとは。
つまり!日本語訳聖書は、人の名前をギリシャ語読みにしているが、英語だと違う読み方になったりするのだ。
ペテロは、英語だとピーター、ロシア語ではピョートルのように。
「赤毛のアン」は私にとって、青春の書だ。
小学生の時の私のあだ名は「キャンディキャンディ」だった。そばかすだらけで、鼻ぺちゃだぁらだそうで。
思うに、「キャンディキャンディ」も、かなり「赤毛のアン」やら「あしながおじさん」の影響を受けた作品なのではないだろうか。
中学生の時に、私に未知の西洋文化を教えてくれたのは、他ならぬ村岡花子訳の本であった。
「少女パレアナ」「あしながおじさん」「若草物語」
中学生、高校生時代に図書館で借りて読んだこれらの本が、人間の友達がいない私の友だった。
高校まで外国人を現実に見た事のなかった田舎で暮らした私がアメリカ宣教師によって創設されたアメリカ人が学長の学校行く際に、親せきらは「鬼畜米英の学校か?」と言った。
西欧人を見たことがないどころか、在日朝鮮人というのも、金田投手や和田アキ子のようなタレントさんしかいないと思っていた田舎に住んでいたのだ。
ところが・・・・
何が「鬼畜米英」なんだか。。。そこで出会ったアメリカ人の夫人は、若草物語に登場するお母様のような優しい方で、この方に出逢った事で、ケーキやクッキーを食べるようになったとも言える。
私がアメリカ式の文化にすんなり入れたのは、中学、高校と人と付き合う事がなく、村岡花子の訳から読んだ北米の作品が胸の中にしまわれていたからかもしれない。
グリーンゲイブルズに来てからのアンは、少しの面積の場所に素敵な名前を付けていく。
こちらは、北飯山駅から徒歩数分の位置にある聖公会の教会だ。
庭にこんな素敵な名前をつけ、キイチゴが実っている。
「赤毛のアンの世界やー」
飯山線でのんびりとディーゼルの旅を。
そして!!
旅と言ったら路線バス!
ちなみに!
村岡花子さんが洗礼を受けた教会は、甲府駅の真ん前にある。
牧師先生はこちら。
私は以前この牧師と仲良くしていたのだが、「牧師や僧侶なんか信じるな」と言われて、フォローを外したのだ。
数人は、給付金詐欺のリツイートを何の意識もなく、していたメンバー。
数人は、内海聡医師信者界隈。
思えば、彼らに関わり、自分本来の心を亡くした気がする。。。。
飯山の植物たちは素直に綺麗だった。
そんな中、自分の心も綺麗になるような気がするのであった。
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