蜀咏悄_2016-06-26_12_21_33

「まちづくり」とは?

 金沢市の協働まちづくりチャレンジ事業の学生の部、公開プレゼンに行ってきたので、FaceBookで宣言した通り、こちらで感想を書かせていただきます。勝手な意見なので、ご容赦ください。たかがサラリーマンがいうことなので、目くじらをたてないようにw

 いずれも内容や発想はよかったと思うし、学生さんたちも頑張ってるんだなぁという感想でした。プレゼン自体どれもよかったと思う。が、ものすごく残念だったことがある。

 どの事業も、まったくお金を残さない。

これがすごく残念だった。おそらく、あの街づくりで有名な「木下 斉」さんが聞いたら、えらい苦言を言われると思う。

 そもそも、「まちづくり」の定義を間違えているような気がしてならない。

「まちづくり」というのは街の活性化を図ることを目的をしているとおもうのだけど、少なくとも、利益を街で回す仕組みを考えてほしい。なんでもいい。すぐに生み出さなくても、最終的になんらかの利益を生み出す説明でもいい。なんで、そこがないのかなというのがすごくびっくりした。

 ある一つの事業を言うと、申請額が助成金額をオーバーしているのに、「これは参加メンバーで自己負担します」と堂々と言っちゃって、審査員のコーディネータの方々が何も突っ込みをいれなかったこと。これには、おいおい…。

これじゃあ、僕も「まちづくり」と「市民協働」の冠を外して、「学生活性化アイデアコンテスト」に名前を変えた方がいいと思った。

これは学生の責任ではない。

はい、これは、正直、僕も含めた大人(社会人)の責任です。

そういう指導を全くせずにそれが正しいという指導をしている方に問題があると考える。

そもそも審査の方法にも問題があって、問題を定義しているような実際の地域の方々が一人もいないこと。本当に課題ってわかってるのかな?いや、わかってたとしても、一般市民からしたら、全然そうは見えないし、あの場では説得力がない。これって「市民協働」ではなく、単なる自己満足の「学生の発表の場」になっちゃう。

もう時代は変わってまっせ。

今や、ソリューションビジネスが活発化の動きを見せており、「まちづくりはビジネス」という発想に切り替わりつつあると思う。学生のうちから「お金を残す」やり方を身に着けておくとすごく、今後の人生が幸せだと思うからこそ、やるべき。(僕は身に着けられなかったから、大人になって苦労している最中)

そこんとこ、主催の金沢市さんもお願いしますよ。

【了】

 

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