維管束

 水を根から葉へと供給する道管と光合成によって得た糖を葉から色々なところへ供給する師管を植物は持つ。

 「しかん」というと様々な同音異義語がある。弛緩、歯間、視姦、屍姦は生活しているとよく見る使用例であると思ったが、後者2つは個人的な性的嗜好に依存している。私は生きている人間を視覚以外で知覚することが幸せを近くすることに繋がると思っているので後者2つは私の生活には介入しない師管の同音異義語である。

 皆さんは「うどん」という言葉を聞いたことがあるだろうか、私はない。それを語感から判断するに、酢味噌をつけて食べるものだと思い込んでいたが、酢味噌はナックルカーブの握りで回転させる横っ飛びの一部であり、可愛さはばらスィーによって保証される最低限度の欲望、すなわち、毒である。

 というような感じで言葉のサラダを盛り付けてみました。身のある言葉、いわば、会話の骨子となるような、言葉のタンパク質を摂取しすぎると、便、もとい、弁が硬くなってしまうと思い、食物繊維も必要だということで、言葉のサラダをサーブすべきだという念に駆られたためである。

 ちょくちょく意味不明な文章をいれつつも、意味のない文章を書き綴る悦びを噛み締めて、生きていきましょう。そうは云えども維管束。

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