見出し画像

VR流れ藻(19):年末年始

 2024年が来てしまった。
 まさか来ると思わなかった。2024年って。VRChatに入り始めたのが2018年だから、じき6年ということになる。この文章も途絶えがちだけれど、ログインの増減はありつつも相変わらずVR空間内を漂っている。近頃も結構な頻度で顔を出していて、もうちょっと他にすべきこともあるだろうと思わなくもない。本を読むとか、何か書くとか。
 そんなわけでこれを書いている。

 2023年にVRCで何をやっていたかというと、あまりはっきりしない。
 1465枚の写真が記録されている。これが一般に多いのか少ないのかはよくわからない。とりあえず重複がかなり多く、シーンとしては多くない。要するにあまりまめには撮っていない。現実空間でよく撮るようになったのと対照的ではある。
 それでも見返してみると、ぽこ堂とBio journalの写真が目立つ。ぽこ堂は哲学カフェ、Bio journalは生物系論文読み会。と書けば何やら賢しげに聞こえるけれど、わたしは隅っこで話を聞いてるだけなので特に何かの足しにはならない。ぽこ堂はむしろ過ごしやすい穏やかなpublic空間としてよくお世話になっている。
 それからいろいろなワールドの写真や、多少工夫して撮ったみたものが少し。あとは雑多なスナップの数々。ここでは無断で他人を載せない方針なので、そうしたものの掲載は避ける。

 写真を撮るということについてはいろいろと思う所があって、それについてはまた別の機会に書きたい。

 昨年末は何年かぶり、おそらく二度目の年越しVRCとなった。
 事前に振袖くらいは用意しておこうと思っていたのだけれど、年末とあって何かと慌ただしく、大晦日23時半ごろにようやく立ち上げたUnityは盛大にエラーを吐き散らかした。衣装はおとなしく諦めて、お寺に集まっていた人々と年明けを迎えるかたちとなった。

除夜の鐘

 面白いもので、明けるとさっそく新年の挨拶回りが始まる。別のインスタンスに移って様子を見ていると、いつになく人の出入りが激しい。なるほどVRCの年明けというのはこういう感じなのかと思う。興味深い風景だった。ついでに公式の年越しワールドなどを覗いてみるとよかったのかもしれない。
 一夜明けてから、ようやくわたしも振袖で新年のご挨拶などしていたのだけれど、季節の流れが速いVRCでは三日と経たないうちに正月気分もどこかに行ってしまう。早々に平常営業に戻った。

 VRChatやメタバース、VRをめぐる流れは速くなりつつ遅くなりつつ、それでもなお流れ続けている。そこにいる人々もあるいは新しく流れ込み、あるいは留まり、あるいは去る。もう見かけることのなくなったフレンドもたくさんいるけれど、わたしはまだ留まっている。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?