見出し画像

ブックレビュー「あだち勉物語」

「連ちゃんパパ」で世を騒がせた奇才、ありま猛が
サンデーうぇぶりで連載中の「あだち勉物語」。

あだち勉・・・赤塚不二夫の「ペン先線友記」というコラムで
その名を見たのが初めてだ。あだち充の兄で才能のある
ギャグ漫画家だったのだが漫画家を辞めて弟のマネージャーに
なってしまったのを赤塚不二夫はひどく惜しんでいるのだった。

その、あだち勉氏だがありま猛のプロデビュー時の師匠だったのだ。
本書ではあだち勉・赤塚不二夫・少年サンデーの名物記者、武居俊樹の
癖のあるおっさん3人組がメインで話は進行する。
新米漫画家ありまクンが翻弄される、本当に翻弄されるという訳だ。
まず、フジオプロの巨額持ち逃げ事件から始まり、ギャンブルだの酒だの
トラブル続出で目が離せない。

サンデーうぇぶりの連載は電子コミックにしては分量が多くお得だなぁ、
と思っていたのだが、話が時々繋がらない。今月分では初登場の
大物少女漫画家が突然出てきたのだが、そんな人出てきたっけ・・・?

実は紙媒体の週刊連載では出てたのだ。
つまり、WEB版はダイジェスト版だったのだなぁ。
残念ながら電子書籍版も有名人の名前はボカされているのだが
まあ、良いってことよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?