【ポケモンSV】"ステルスロック"は本当に強い技なのか?

ご無沙汰しています、しゃちです。もうランクマ人口が密かに減り始めている感じはしていますが、構築記事などを何個か見ていて思うことがあったので記事にしたためています。

毎度、私のスペックを語るのも忍びないですが、一応5~8世代まではすべてシングル対戦環境をそれなりに経験していまして、9世代に関しては初心者というか平たく言えば「エアプ」です。なので、理解度に関しては浅い部分があるとは思いますが、どうぞお付き合い願いたい。

そんな私が、上位構築を見ていて思うこと、というかポケモンSVの対戦環境における命題の1つとして「ステルスロック」の必要性という部分。

そもそも、ステルスロックの役割とは、簡単に言えば”交代先に負担を与える”ということです。これが最大の利点であり、除去する技は限られているので、"ちょうはつ"などで潰すか、そもそも受け入れて動くというのがメジャーです。

相手の行動を制限できる技として、4世代以降から今の今まで重宝されていましたが、第9世代となった今それが果たして必要なのかどうか、この命題に切り込んでいきます。

まず、結論として「過去世代よりも重要度が落ちている」というのは明白だと思います。その理由を客観的に3つほど浮かんだので、手短に説明します。

その1:”てんねん”による積みポケモンの相対的弱体化
その2:”テラスタル”で技の一貫性を消されてしまう
その3:”アンコール”で固定された時の弱さ

細かく説明しましょうか。その1の”てんねん”に積みポケモンが潰されるという考え方はシーズン1の環境中期~終期まで漂っていた問題点だと思います。分かりやすい回答として、積みの恒久的火力を捨てて、こだわりアイテムなどの瞬間火力を高めたプレイヤーが多くいました。

その2の”テラスタル”は、今までだと「技の一貫性があって、裏でも受からない場合」は対面のポケモンをあえて捨てて、裏のポケモンで対応するという手段がありましたが、”テラスタル”で技の一貫性が消えやすくなったこと。

その3の”アンコール”は、特にカバルドンのような「ステロ+あくび」のような考え方で地道に相手を削るという動きがそもそも上から潰されて、結局こちらは交代or突っ張るという不利な選択を余儀なくされます。

以上が”ステルスロック”が「過去世代よりも重要度が落ちている」という論拠ですが、これらはカバルドン・ドオーなどのサポート寄りのポケモンに対する雑感で、一方でコノヨザル・ガブリアスなどのアタッカーに仕込んでいるプレイヤーは一定数見受けられました。

まあ、言いたいこととしては、ステルスロックを中心としたゲームメイクはあまり強そうではないけれど、サブプランとしてはやはり強力だよね。というお話でした。

例外として、はたきおとす/アンコール/でんじは/ステルスロックのふうせんデカヌチャンが存在していたりするが、これに関しては難しく、相手を動かしやすい手段を持っているので成立しているという考え方が近い。

コノヨザルなどもそうだが、迂闊に積み技・殴ってしまうと、逆に起点・痛い攻撃が飛んでくる場合のステルスロックが強いのであって、単体で完結しているわけではないんですよね。

それも含めて、過去世代とは違う考え方になっているのは間違いなくて、特に積みポケモンが相対的に弱くなっているので、火力で押し切る役割集中グッドスタッフみたいな構築も普通に強そうですけどね。

上位構築を見ていると、ステルスロックから展開をするコンセプトの構築が多くて、少しだけ不安ですが、私的には必須レベルでは無いと思うレベルです。まあ、なんだかんだ撒かれたら面倒だとは思いますけどね。



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