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その晴れの日が訪れる前に

この恋のこの感情に、あんまりにも逃げ場が無くて、寝ても醒めても悪魔のような夢を見ている。

死にそうだ。ただその気持ちに蓋をするだけでも無く、ただひたすらにその答えを、知らなければ良かったことをただ丸呑みして飲み込んでは、ただ続くのが地獄の日々だ。

皆ってなんだ?

日々一秒も忘れたことが無いことで苦しいほど出ているその答えに、今日も笑って、嘘をついていたいなと思う。

それでもまさかこんなにも楽しい東京生活になるとは思ってなかったな、と思う。恋も絶望も色々したけど、クリスマスには猫や犬よりはしゃげるようになってたし、何よりもこんなにも同じ思いで思い合える友達に出会えて、
いや、友達じゃないか。

友達っていう言葉で蓋を閉じてるあんまりにも大事な存在に傷つけられて、苦しんで、四六時中考えて泣いて。
それでも君といる自分のことを大好きになれる。出会わなければよかったって思いの何倍も、出会えて良かったと思っている。

どたばたしたまま23歳になってしまう。だけど騒がしい日々も涙の出る日も悪くないな、間違いなく今までの人生で一番誰かを好きになることと自分の悪いとこについて考えた一年だったかもなと思う。

私に笑っていて欲しいなら、やっぱり他力本願じゃだめだよ。そんなに暇じゃないからそばにいてって伝えてね。

本物の愛には辿り着けなかった。それでも大事だと思える恋を、ただただ大切にしている。

恋にも似た執着に変わってしまうような恐怖を、自分が一番好きな自分でいる時間だけを頼りに生きている。

君といる時の僕が、本当に好きだった。

太陽と月は引き合わない。繋がらない。一緒にはなれないことは分かっている。その孤独を癒したいと思う気持ちだって痛いほど分かる。花のように笑っていても、目に余るほど痛い時だってきっとある。

音楽だけがそばにいた。意図せず自由にやらせてくれる仕事もあった。少し足を伸ばすだけでネオンの光る街も、喧騒の外には坂のない下町もあった。銀の弾丸にひとたび乗れば、何もかもの思い出が詰まった大好きな景色と海と、空もあった。

誰にもこの人生を否定させたくない。後悔なんてひとつもない、無駄なことなんてひとつもない、二度とやり直したくない人生だって笑っていたい。

この感性だけが自分の救いだと、本気で思う。

泣いた日々だって懐かしい。だけど、本気で受け止めようとしなかった所も、かまけていた所も、一番言って欲しくない言葉を言われたことも全てにちゃんと腹は立っている。

大嫌いだ。だけどそれ以上に、どうしようも無く愛している。二人にしか分からない感情を、二人にしか分からない大切さがずっと同じ温度のまま、ずっと。

どこまで気づけているのか分からない。どういう心情かなんて知らないよ。どこまで気づいているかも分からない。”お互い”という枕詞だけを頼りにこの気持ちに蓋を閉めて、ただただ幸せで愛しいこの毎日が、とりあえず今は続くように。いつかどんな形でも、お互いを諦められるように。痛くて苦しい気持ちだけじゃなかった。

ちゃんと受け止められるのも怖い。だけど、人を好きになるのは辛いだなんて決めつけないで。こんなにも好きになった理由が分からないくらい、どうしようもなくセンスのない自分でも、人生で一番大事な感情になったんだよ。

夢中になりすぎる良くない癖をやめられないまままた続けていたら、知らぬ間に撒かれた種が気づいたら咲いていた。

ずっと追いかけてなよ、ざまあみろ。
時間をかけて出会えて良かった友達に戻るから、もっともっとひとりの時間だって大切にするから、次こそちゃんと誰かと恋をするから、もうその足枷を外してよ。

寂寞の思いは埃を被る間も無く積もって、窒息するほどに苦しかったけど、寂しいけれど少しずつ、痛いだけの気持ちに諦めがついて、息がしやすくなっている。

始めたころからなぜか過去形と決めつけて、いつのまにか慣れていたこの恋が当たり前にこびりついて、イヤホンから流れるのは君が聞いていた、間違いない、私と君の歌だ。

と、思ったけど本当に友達なのかもね。

恋の渦中にいるのは私だけじゃない、巻き込んだ全てが自分のせいだ。

君を救えていたと思ったのは思い違いなのか、それでも感情のすべてが見えるのは好きだったからなのか、単純にお互い、似た人間なのか。

お互い、な、ってずっと言ってたいよ。
私ひとりだけここから抜け出しても、帰りたくなってしまうんだよ。

もう二度と弛まぬように、と思うばかりだ。
後悔しないように好きでいようと決めたのはいつからだったか、もう覚えてないや。

1日1日が命取りなんて毎日は疲れてしまうね。

好きな音楽たちが透き通るように聞こえた。ああ、もう終わりなんだな、寂しいけれどさよならしなきゃと思いながらも永遠より長い君とのこれからの時間が目を閉じたら浮かんでいる。

約束だよ、必ず、いつの日かまた会おう。
君と聞いたその曲を聞いて、想像するのはこれからも、一緒に目を閉じてこの歌を歌う世界だったから今、こんなにも透明な音楽たちが傍にいてくれる。

消えないSNSの投稿に、同じ景色を見ていた。

辿ればキリのない、時間軸で考えればあまりにも短い打ち上げ花火のような想いたちを思い返してはどうか思い出の中だけは輝けるようにと、その思い出にだけ硝子の蓋をする。
大好きと伝えることに怯えていた。
簡単な話、好きになってくれる人を好きになればいいだけの話なのにどうしてか、どこか掴めず抜けているその空気にどうしても惹かれてしまう。

地獄のように長いと思うこともあったけど、やっぱり思い出に頼る暇も無いくらい忙しい毎日だったな 次は他人の鏡じゃなくて自分で、自分のことを愛せるようになりたいな。

というわけで、比較的比較的忙しい日々を続けながら元気にやっています。

ここ半年の色んな気持ち、まとめきれたわけじゃないけど本当の真髄を、ひとまず。

それでも、それでもちゃんと平気で生きている。いまは自分の人生を見つめて、後悔しない日々のために、ひたすら。

という、なぜか誕生日という謎のタイミングで半年間の寂寞の思いを吐き出すnoteでした。この一年も頑張ります!(どんなテンション?)

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