次男の話

さてここまで来たので次男にも触れようかと思ったのだが。無い。これと言ったエピソードが無い。

決して仲が悪いということでは無いのだが、昔から次男は超がつくほど一匹狼気質なので、家族でも何をしてるか何を考えてるのか良くわからないというくらい飄々した存在である。気ままな独身生活で仕事も何をしてるのかわからない。

自分も全く連絡を取らないし、最後に会ったのは母の七回忌法要の時で、その時も「よう久しぶり」って交わしたくらいなのである。今登録されている携帯番号やメールアドレスも果たして使えるのかもよくわかって無いくらいだ。父とはたまに連絡取ってるくらいだから、何かあったらまぁ大丈夫だろうというくらいの関係性がかれこれ20年近くも続いている。

一度だけ二人きりで飲みに行ったことは覚えてる。自分が大学生の時、夏休みに帰省したら次男から飲みに行こうかと不意に誘われたのだ。え?あ、はい。行こうか。って感じで曖昧に返事をした。近所のチェーン居酒屋に入って、大学はどうなのかとか取り留めのない話を延々としてた気はする。要ははっきり覚えてないのだ。何か改まって話でもあるのかと踏んでいたけど覚えてないってことは多分他愛もない話をずっとしていたんだと思う。

ただ単純に飲みたいだけで誘っただけなのかもしれない。けど、今思い返すとやっぱり何かあったのだろうかと妙に引っかかりはある。タイムマシンがあるものなら、その時の会話をもう一回聞いて起きたいものだ。

とはいえ、家族だからといって必ずしも和気藹々と仲良くする必要もないだろうし、お互いに適度な距離を保つことも必要なのだろうと。

そういえば次男の血液型がずっと不明なことを思い出した。ある時に血液型が判明したと聞いて、家族皆で一匹狼だから絶対BかABだよねと話していたが、結果A型であった。血液型占いはあてにならないねと一同結論が出た。(3兄弟皆A型)

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