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絵をみた

絵をみた話。10月のある日、ピーターって言う人の絵をみに行った。絵は描くことは好きだけど画家は詳しくない。その人はまだ生きているらしくてすごいなと思った。生きている人の絵をみるのは初めてで新鮮な気分になる。
その人はカナダやイギリスやどこかの島に住んでいたらしい。年代によって絵の雰囲気が違う。確かに私も時期によって好きな音楽が違くて、作る音楽もその影響で異なっているはず。おんなじだなあとすぐに理解した。それにしてもすごく絵が上手だなと感心した。

好きだなと思ったのは夜の海に女の人がいて、肌が青い。その奥に男の人がいて、もっと奥に何かある。はっきりとした線で描かれていて、この方が好きかもしれない。絵の様子はもしかしたら曖昧な記憶で他の絵とまざってるかもしれない。この絵はなんだか家族旅行の夕方の帰り際を思い出したりした。

もうひとつ気に入った絵はエイミーの絵。映画の上映会の広告のようなシリーズの絵で、そのおじさんはなんかの片手間か趣味で描いていたのかなと思った。ちょうど今、片手間っていう嫌いな言葉が出てきたので脱線します。この言葉は大学生の頃、サークルのイベントか何かをバイトだからと断った際にそんなの片手間でやれと誰かに言われて、ずっと残っている言葉。単語自体は平凡だけど、その時の憎たらしいなと感じたことはつきまとっている。
話を戻すとその映画シリーズの中に、少し前に上映された死んだ歌手のエイミーワインハウスの映画のものがあった。その絵が気に入った。私はエイミーが好きだから気に入ったというだけだが、そういう感じでいい。絵も人生もラーメンもなんでも。その日は展示会の最終日だったようで帰りはこれからみに行く人で割と混み合っていた。天気は悪かったけれど雨は少ししか降らなかった。

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