【コペンハーゲン大学留学記】日本のワクチン摂取証明書だけでは問題アリ?
今回は日本のワクチン摂取証明書をデンマーク版、EU版に変換する方法をお伝えしようと思います。(トップ画像引用先:coronasmitte.dk)
変換するにあたって、
NemID(もしくはMitID)、 イエローカード、コロナパスのアプリ(Apple/Google Play)、自分が今持っているワクチン摂取証明書の4点
は必要になってくるのでまだCPRナンバー等を持っていない場合は、それらを受け取るまでコロナパス提示を求められても紙の摂取証明書で対応する必要があります。
滞在ビザが下りると、多少時間はかかりますが、CPRナンバー(国民識別のための個人番号)やイエローカード(健康保証カード)やNemID/MitID(様々なサイト等にログインする際に使用される個人認証ID)を受け取ることができます。
まず、デンマークでは紙のワクチン摂取証明書を見ることはありません。
全て「Coronapas」というアプリで管理されていて、ヨーロッパ他国に入国する際や飲食店や美術館などに入店/入場する際に提示する必要があります。
もちろんまだ紙のワクチン摂取証明書しかない場合は、紙で提示するしかないと思うのですが、、、
私の場合、摂取証明書は英語だけでなく日本語も記載されていたので、きちんとワクチン摂取を受けたと理解してもらうのに毎回少し時間がかかりました。毎提示時に緊張していたので、正直ストレスが溜まります。
でも、さすが電子化が進んでいるデンマーク!!
変換するのはそんなに難しくありませんでした。
1. sundhed.dkにログイン
このサイトでは医療関係の情報を閲覧することができて、右上の「Log på」からNemID/MitIDでログインします。サイトは全てデンマーク語なのでGoogle Chromeで開いて自動翻訳してもらうのがやりやすいかと思います。念のため、ここではデンマーク語サイトのまま説明していこうと思います。
右上の「Log på」をクリックすると、このような画面にうつります。
NemIDの情報を入力します。NemIDのアプリやMitIDのアプリをダウンロードしていることが前提で、自身の情報を入力するとアプリに通知がいって、そのアプリでログインを承認する形になります。本人確認のツール、ということです。アプリ無しでもできますが、アプリがあった方が楽です。
2. ワクチン摂取情報を入力
ログインするとこのような画面になっていて、左上には自分の名前、右上にはかかりつけ医の先生の名前や病院の住所、電話番号などが記載されています。
下にスクロールすると色々な項目があると思うのですが、今回使用するのはsundhedjournalenのvaccinationerという項目です。
その項目をクリックすると、このような画面に。
Egne registrerede vaccinationerのタブをクリックして、register vaccinationのボタンをクリックします。
そうすると、以下の画面が表示されます。
入力すべき部分は以下の赤枠の部分です。もちろん摂取機関等の名前は英語で入力します。
ここで分かりづらかったのがワクチンの種類です。私はモデルナだったので、modernaと入力すると以下のように複数種類が出てきます。
どれなのか分からない、、、と思ったのですが、自分が摂取したワクチンを調べると以下の赤枠に当てはまったので、それを選択しました。
赤枠の部分5箇所を埋めたらGemをクリックして、申請します。
ただ、ワクチンは2回摂取すると思うので2回目分も今と同じようにもう一度申請する必要があります。2回分申請できたら、、、終わり!!ではないです
最後に、かかりつけ医の病院に「申請したので、承認して欲しい」と伝えて承認してもらう必要があります。
私の場合、電話をして承認して欲しいと伝えたら即時にコロナパスのアプリに反映されていました。即時に反映されるなんて、、!と驚きました。
ただ、電話が最初デンマーク語の自動音声なのでデンマーク語が分かる人に手伝ってもらうか、携帯をスピーカーにしてgoogleの音声翻訳で訳しながら進める必要があります。きちんと人が電話に出たら英語で通じるので、英語で話せば問題ありません。
私は承認して欲しいと伝えたら即時に反映されましたが、「実際に病院に来てワクチン摂取証明書見せて」と言われる場合もあるらしいです。かかりつけ医の病院によって違いそうです。
コロナパスを入手することで、デンマーク国内ではもちろん、EU圏内でも使えるようになるのでとっても便利です。
以上、コロナパスの入手方法でした!!
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