綻び

ゆらり落ちてゆく 夜道の隙間
遠くのおと 貨物列車
ゆるく ゆるく 空が遠くなってゆく

星の光は 何処までも
ぼくの味方をしてくれない
こんな日なのに 曇って 闇に紛れてしまう
ばいばい、まで 近づいてゆく

坂を転がる 足を踏み外す
海に沈みゆく 空に還る
還る 還る 還る

ゆらり拡がる波紋 街と噴水の狭間
近くのこえ 頭の奥に響く
ゆるく ゆるく 空が変わってゆく

おはよう はじめまして
新しい おわりのくに


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?