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50代からのキャリア戦略

今日も雨、なかなか梅雨が明けないですね。そんな日は読書に限ります。

元永 知宏さんの著書『50代からのキャリア戦略』を手に取りました。

「40~50代にとって、自分にしかできない仕事をやれなければ、この先、給料は上がらないいや、下がっていく一方です」、衝撃的な言葉ですが事実なんですよね。

耳が痛い言葉ではありますが、目をそらすわけにはいきません。判ってはいるが、「なかなか行動に移せない」、「何をしていいかわからない」という方が多いのでは?私もその一人です。。。

本書はバブル世代をターゲットに書かれていますが、バブル崩壊後の世代はもちろん、20代の方が今から将来に向けた構えとしても非常に参考になります。
(むしろ若い方に読んでいただく方がより有効かも)

本書の魅力は、第4章の『会社員の生き方を変えた決断』にあります。

5人のキャリアを事例に、新人時代の境遇や、失敗・挫折、そこから一念発起して、どう今に至るかが実体験をもとに紹介されています。

いづれかのパターンにご自身が当てはまる、もしくは参考になるとおもいます。

 ・38歳で会社を退職して法科大学院へ
 ・20代でベンチャー投資の担当になってスペシャリストに
 ・大学院でMBAを取得し「会社を変える」
 ・留学で英語力を磨いてアメリカ有名企業を転々と
 ・商社からドロップアウト、イギリス留学を経て大学教授に

どの方も自分の人生に不安はありつつも『行動を起こす』ことで、自らキャリアを切り開き・将来に明るい兆しが見える(・見えつつある)。

私自身、”20年前にこの本に出合いたかった!”。そう思える1冊です。

心の火を消さないように、私も今からまずは学び直しをしたいと思います。(小さな一歩で、Amazonで本をポチリました!)

<ネタバレになりますが、気になった言葉をご紹介します>

 □周りの人をどう生かすかも含めて、その人の実力
  人たらし的な要素は必要、人たらしとは、周囲巻き込む力。周りの人たちが自然に応援してくれる

 □自分のやりたいことしか長く続けられない
  だから、これをやるんだ。残りの人生でやり遂げるんだ!と言う強い気持ちがないのなら、そのまま会社に残ったほうがいい。

 □大事なのは、その人が何を考えて、どう行動するか
  
人の能力って、もともとそんなに差がないのかもしれない。

 □目標は死ぬ間際に「あぁ良い人生だったな」と思うこと

 □人に頼りにされて、自分のアクションによって貢献できて、それで対価をもらえるというのが理想。

 □〇〇しかできないと言う人間は居場所がなくなってしまう
  
会社で3年か5年で部署移動させると言うシステムがあった。今振り返ると、あれはリスキリングなんだと思う。
  部署が変われば当然、やることが大きく変わる。

 □会社員が自分の人生を大きく変えるために必要な方法
  ①学び直すか
  ②働く場所を変えるか
  ③マインドを変えるか

 □「できるかできないか」で判断するのではなく、「やりたいかやりたくないか」で考える

 □会社にしてもらうのではなくて、自分が座る椅子を用意する
  枠を外せるかどうかということ。ボーダーを超えて、外に飛び出してリーダーシップを取れるかどうか。次に進むべき道を自分で作る。

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