かませ、ちゅうろくてん!フェルミさん。
読み:ちゅうろくてん
意味:”大まかに推量すること。すばやく要点をつかむこと。”†
「あー!はい、はい。わぁかぁりますぅー!」
っておもいながらちゅうろくてんして
「それってこういうことですよね!」
「はぅうーわかるぅ。」
とかあいづちうってたのに
「え、あっいや違いますけど。」
って言われたとき
「やっぱそうですよねぇー…」
とか言ってることがある
何がやっぱりそうなのか。
違うって言われてもすぐに間違いを認められなくて、こころが通じ合っていた可能性の喜びを手放せないから相手への同調を優先しすぎるがために「知ってましたけども」感がにじんでぎくしゃくする。初対面に多い場面だが、これをやるような2人もしくは複数人はその後も関係性が深まることはないだろうと思う。なぜなら思いやりが足りないからだ。つめたい。
お風呂の湯船まんたんにしたら何リットルなんだろう?ってなったときにざっくりのスケールのでかさを把握する時にそれが10Lなのか100Lをイメージするために2リットルのペットボトルを思い浮かべて何本入るかとかを想像する方法を「フェルミ推定」っていったりするんですけど日本では「ちゅうろくてん」というこの文化の違いには埋まらない溝を感じずにはいられないんですよ。
わかります。フェルミはフェルミさんのフェルミだが、ちゅうろくてんはちゅうさんなのかちゅうろくさんなのか、そもそもどういう語源なのかわからないですものね。
え、あっいやそうなんです。
やっぱそうですよね。
とはならんか。
やっぱそうですよねー。
†新村出, 広辞苑 第二版補訂版, 岩波書店, 1978年, p.1447.
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