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探偵ビデオカメラの作り方

私達探偵は尾行の際に対象者を撮影しますが、機材を素のままで撮影しているわけではありません。対象者はもちろん、周囲の通行人に撮っていることをバレないよう、カモフラージュを施しています。今回はそのカモフラージュビデオの作り方を紹介します。

・夫への不倫証拠獲得をご自身で考えている方
・探偵を始めたばかりでカモフラージュの作り方が分からない方
・対象物件へ隠密に現地確認したい方
是非参考にしてください。

■材料
(PHASE1)
カッティングシート
(PHASE2)
綿棒ケース、ペットボトルケース
両面テープ(多用途)、接着剤(多用途)、六角ボルト(M6×10mm)
※補強で厚紙、両面テープ
■道具
アイロン、はんだこて、クリップ

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■PHASE1. 本体マスキング
カッティングシートとは、よくアイドル応援用のうちわの装飾に用いられます。これでレンズ周りの金属部やSONYといったロゴを覆いビデオであることを隠します。カッティングシートは東急ハンズ等で入手できます。

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まず、平面部(パネル)相応の量を四角く切り取り、パネルに貼り付けます。次にアイロンを低温でかけることにより、カッティングシートが溶けフィットするように接着されます。

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レンズ周り(円形部)は四角いシートが貼り付けづらいので、短く丸く切ったものを継ぎ貼りします。全て覆ったところでアイロンして接着です。

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このように、金属・ロゴ文字がなくなるだけで、ビデオカメラだとわかりづらくなります。

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■PHASE2. 脱着型カムフラージュ
(2-1)フレームの加工
マスキングされた本体をさらに覆うカモフラージュを作りましょう。綿棒ケースがフレームとなり、綿棒ケースをカットしていきます。

①ボルト固定部 ②パネル開閉部 ③レンズ
これら3箇所をサインペンでマークし、はんだこてで切り取ります。

①ボルト固定部
まずは脱着部の基軸となるボルト穴を開け、②③の加工の軸にします。
プラスチックの切り込みは、はんだこてがとにかく楽で早く、価格も1,500円ほどと安価です。

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②パネル開閉部
以降はボルトでフレームとビデオを固定しながら加工線をマークし、はんだこてで切り取ります。

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③レンズ部
レンズもパネル開閉部と同様に切り取ります。②③は一度で最適にカットは難しいので、何度か切り取りを繰り返します。

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④補強
パネル開閉部とレンズ部の切り取りが済んだら最後にフレーム内のビデオとの接地部に厚紙を両面テープで据え、補強します。これでフレームは完成です。

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(2-2)ペットボトルカバーの加工
ペットボトルカバーは保冷用のアルミシートが付いていますので、全てはがしてください。それでは綿棒ケースと巾着を接着します。両面テープ・接着剤をフレームの周囲・底に交互に全体的に塗布してください。

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塗り終わったら、一気にペットボトルカバーの底へ押し込みます。一気にやらないと、綿棒ケースは本当に奥まで行きません。一回で終わらせたいですが、初めは大体失敗します。多少、手が接着剤まみれになるので覚悟してください。

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(2-3)
接着材が乾燥したら、プラスドライバーはんだでこてでボルト部に穴を開け、ビデオをボルトで固定し、フレームに合わせてペットボトルカバーを切ります。
切り取った箇所を折り込み、接着剤で固定します。両面テープを使っていない分、固定が弱いので接着箇所をクリップで固定し、乾燥を待ちます。

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■完成
乾燥したら最後に散乱した接着剤をブラシか指でこすり完成です。

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このようにカモフラージュフレームを施すことにより、対象者を正面から撮ることができるのです。周囲の人にだってバレません。
カモフラージュがることにより安心感が生まれ、これが〝自信〟に昇華し調査を成功に導くのです。

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