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”ゲーム脳”と言われた苦しみと、解けない呪い。

先週の7月28日(日)に小幡和輝氏トークイベント「ゲームは人生の役に立つ?」を開催致しました。正直スタッフ抜きにして「参加者5名ぐらいかな」と思ってたのですが、蓋を開けてみれば17名参加で大盛況でした。お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

いろんなことをお話させて頂きましたが、特に印象的だったのは「もし野球をしすぎて勉強できなかった子が居たら、そんなに怒りますか?」という小幡氏の問題提起でした。
野球の場合は、やんちゃ坊主、勉強が苦手な子、遊びたい盛りとなる。でも”ゲーム”となるとそれは途端に、目が悪くなる、サボっている、人生の役にたたないと言われてしまう。

「なにかに夢中になって勉強時間が削られてしまった」という事実は同じはずなのに、その対象がスポーツなのか、ゲームなのかで変わってしまう。その非対称性に対する憤りを小幡さんは特に言っていたように思います。

僕の思い出をさかのぼってみると、昔”ゲーム脳”という言葉を学校の先生が言っていたことが思い出されます。「ゲームをしているとバカになる」「ゲームのことしか考えられなくなって、戻ってこれなくなる」
今思えば馬鹿げた言論だってわかるのですが、小学生の僕にとってその言葉は強く突き刺さりました。

ゲームコンシェルジュと名乗り始めたいまでも、僕は不安です。「ゲームで生きていけるわけないじゃん」って、ずっと頭の中の僕は語りかけてくるのです。ボードゲーム制作をいくつも関わって、200以上のボードゲームを持ってたりしても。その言葉は呪いのように、ずっとつきまとってきます。

フリースクールに通う子どもはもちろん、僕が関わる子ども達には、絶対にそんな言葉はかけない。むしろ「ゲームは人生の役に立つ」と伝えて行きたいと、決意を新たにした一日でした。

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