6月共通テスト模試⑥B②

問2はグラフなので、少し時間を取って、それぞれを分析する余裕が欲しいですね。逆に言うと、本文をあまり読まない生徒は、ここがクリアできます。パッと見て、2100年のキンシャサとラゴスの人口に差があるのを確認しておきます。また、バンガローレが、ナイアメイよりも多いのは③しかなく、③は正解になりにくことも確認しておきたいですね。そこを見た後で、本文を見るのですが、当然、どこがどこより多いのかという差を見つけることが先決ですよ。

第3段落の3行目に、キンシャサは「the second」だろうとの予測です。ですから、グラフ②は消去です。ここからは、①あるいは④に正解を絞ることになります。①と④の違いは、ナイアメイの数値です。そこでナイアメイという地名がある箇所を探すことになります。すると第3段落の7行目に、ナイアメイは「46」という数値がありますね。ということで、問2は①が正解になります。このスピード感が欲しいんですね。丁寧に本文を読む習慣を捨てると、速く正解が見つかります。

グラフ問題は、本文中に、決定的な数値があります。第3段落の3行目の「second」と、7行目の「46」です。その2つから、選択肢②③④を消去することが可能になります。たった2つの数値を見つけるだけで、正解は分かるんですね。グラフ問題で苦労する生徒は、本文を読み過ぎてしまうんですよね。グラフの中で、決定的な違いを見つけて、それを本文の中で確認すれば良いだけです。この問題は①と④で迷いました。ですが、④では、2015年のナイアメイは、「25」くらいの数値ですかね。これは本文の「46」とは合わないんですね。

このような数値の見つけ方と、グラフを分析して、何がどう違うのかが分かれば正解は見つかるので、本文ばかりに頼らず、グラフの分析を冷静にする時間を取ってみましょう。グラフ問題は、数値がたくさん出てきますが、重要な数値は、2つくらいしかないんですね。



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