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全統予想模試 第5回 戦術

あまり時間をかけたくない設問をピックアップして説明をしているのですが、グラフ問題が2つあるので、それぞれについて、少し見ていきます。グラフ問題は苦手意識を持つ受験生が多いのですが、コツをつかんだら、グラフ問題は落としたくない設問に変わりますね。

第4番の問2
ここは、グラフだけを見ても正解は見つからないので、時間が少しかかります。グラフ問題は、あくまでもグラフが主なので、まずはグラフに目を通すことからスタートするのですが、ここは本文のどこかを理解しないといけない。グラフだけ見て、安直にマークするとアウトです。何らかの計算をしなくてはならないことを、念頭に入れておかなくてはいけないんですね。簡単な足し算や掛け算で済む場合もあれば、少し複雑な思考を必要とする場合もあるので、ここから第4番を始めることはできないと考えます。

第6番B 問2
ここは、棒グラフや折れ線グラフになっています。何年の数値がいくらなのか?どの国の数値がどのように推移しているのか?が分かるように、本文にある年号や国名と照らし合わせながら、グラフだけで解ける設問ですね。本文をじっくり読まなくても解けるので、ここは本当に落としたくない箇所です。短時間で済ませられるかどうかは、内容の抽象度にもよりますが、とにかく落としたくないです。

第5番の問1
グラフに似ていますが、伝記で出てくる事象を、年代順に並べる設問です。これも順番が重要で、頭から当てはめていくのは時間がかかります。ここは、ストーリーの最終段落を読んで、どんなオチになっているのかを確認して、31をまず確定させると楽です。進研マークは、「died」の後にも話が続いていました。単純に「死んだ」で終わらせてはいけない問題になっていたのですが、逆に「died」の後ろの単語がラストに来ることが分かれば、30 と31を同時に解けたという設問でした。年号があれば、単純に当てはめていくだけなのですが、「〜歳の時に〜した」の場合は、アルファベットの数値を読み飛ばさないように気をつけないといけないんですよね。ラストから当てはめていきましょう。

それから、解いていく順番ほど重要なことはないんですね。第1番と第3番は抽象度が低いので、あまり考えることなく解けるのですが、配点が高くないので、後回しです。第2番なんですが、配点が低い割に抽象度が高い社会問題となっていて、これをラストに持ってきます。ただし、Bの⑤は「30秒」で解くので、別ですね。ですから、第4番のグラフからスタートするのか?第5番の伝記からスタートするのか?なんですね。できれば、伝記からスタートしたい。配点が5点もあるからなんです。配点の高いところから処理する習慣をつけたいんですよね。第4番は、2人分の内容を読む必要があり、少し時間がかかります。もしかしたら第4番と第5番で、30分くらい消費するかもしれません。それは配点を考慮した場合、仕方ないことですので、じっくり考える時間を取りましょう。第6番については、特にAは社会問題なので、予備知識があれば、かなり時間が節約できます。ここら辺までで、50分を使うかもしれないですね。

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