SFCスピリッツの創造②渡邊康太郎さん
SFCスピリッツの創造第二回特別招聘教授の一人目は
Takramのコンテクストデザイナー
渡邊康太郎さん
まず自己紹介から
クリエイティブ人材の動物園であり日本を拠点にしたデザイン、イノベーションの会社Takram
ものの色や形を決め経営ビジネスにどう貢献できるか、
人工衛星から和菓子、マカロンまで扱う会社なんて言われたりもしている。
そこで渡邊さんは様々な会社の未来を描き、ストーリーを紡ぎ伝えるためのデザインをしている。
自分が印象に残ったプロダクトはこれ↓
FLORIOGRAPHY
https://www.fashion-press.net/news/43015
続いて大学時代のお話
高校からSFCの渡邊さんは、(なんとなく)興味があるのはデザインということで
そのまま大学もSFC環境情報学部に進学
第二外国語もフランス語が元の本を読めるようになりたいという理由から
フランス語を選択
100万人のキャンドルナイトという課外活動もやったり
留学したりでなんやかんや就活になり
高校のバンドの友人に誘われて
創業間もないへ就職することになった。
はっきりしてないけどなんとなく考える「弱い意志」と
「運」ではなく自分の意志と行動の外からやってくる、
自ら名乗ってこない「偶然」
ここまでを振り返って渡邊さんは自身を
弱い意志 × 偶然
と話した。
さらにコンテクストデザインについての話に。
Context は以下のように分解できる
con ー 共に
text ー 編む
一人一人から生まれるものがたりをものづくりできるような、そして
作り手の「強さ」と受け手(使い手)の「弱さ」を両立できるよう目指しているそうだ。
創作者じゃない人の意図が読み解きたい、
政治的な啓蒙活動じゃなくて多様が多様であるためなことがしたい、
たった一人のものがたりが意味を持つ N = 1 の「弱い意志」世界に耳を傾けたくて、弱いものを弱いまま届ける助けになりたい
そんな感じ。
多様な世界が多様なままであるにはどうしたら良いのだろうか、
そこには一人一人のクリエイティブも重要になってくる
多様であること = SFCらしさなのでは
と語った渡邊さん。
色んな考えを持っている人がいて、強みがたくさんある
これこそが多様でありそれがSFCと力説してくださったことが
心に残っている。
最後に新型コロナの今だからできることは大きく3つ
1.Fresh eye 新たな目を持つ
新しい環境に身を置き続けたり
奇跡に驚くのではなく、当たり前に驚いてみよう
たとえば地震に驚くのではなく、なぜいつも揺れないのか?
2.Nameless Time 名前のない時間
とにかくぼーっとする
3.Deep reading 深い読み
すぐにググると考えなくなる、まずは考えてから
フロー状態で批判的に読んでみよう
数字が少ないほど抽象的で数字が大きいほど具体的だ。
自分の価値を他者に開き、偶然に開き、
死ぬほど考え続けることが大切だよ
と力強く伝えてくださり第二回SFCスピリッツの創造3限は終わりました。
紹介してくださった書籍
https://www.diamond.co.jp/book/9784478017593.html
https://honto.jp/netstore/pd-book_26671289.html
その他
https://www.ted.com/talks/dan_pink_the_puzzle_of_motivation?language=ja
https://zekluu.com/en/self-development-ikigai-el-sentido-de-la-vida/
https://www.weforum.org/agenda/2017/08/is-this-japanese-concept-the-secret-to-a-long-life
http://memo7.sblo.jp/article/178840050.html
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?