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SFCスピリッツの創造③閑歳孝子さん

SFCスピリッツの創造第二回特別招聘教授のもう一人は
(株)Zaim代表取締役の閑歳孝子さん

お金と個人の幸福のあり方についてをテーマに講演してくださいました。

閑歳さんはSFCを2001年に卒業
まずは今に至るまでの経歴から。


大学内では佐藤雅彦研究会と小檜山健二研究会に所属
佐藤研では当時CM プランナーとして活躍していた佐藤雅彦先生から「考え方を考える」ことを、
小檜山研ではガラケーを与えられ面白いことをしなさいと言われたことからSFC modeを開発
仲の良い友人からの誘いで研究会に入り、今となってはこの誘いがなければ研究会に入ってなかったしSFC modeも作ってなかったそうだ。


大学外ではアルバイト漬けの日々を送る。
SFC構内で募集があった怪しいアルバイトや普通のアルバイトも経験し
マイクロソフトで1年間インターン
一瞬友人と(ノリで?)起業するも挫折しエンジニアには向いてない、絶対無理だと不安になる

卒業後は
日経BPの記者となるが
この仕事を10~20年続けられるか疑問を抱き
エンジニアには向いてないと学生時代思いつつ
自分自身で何か作り出したい意欲が出てきたそんな矢先に
大学の同級生が起こしたネット系ベンチャーへ転職し
webディレクターに。
開発への憧れが止まず、まずRubyを学び開発を行うようになったそうだ。

30手前にして開発やものづくりを本格的にしたいと
コンテストに応募したところ賞を取りメディアに載ると
友人が見て声をかけてくれ
社長1人しかいないスタートアップ企業に転職した。

人の人生を動かせるようなものを作れるようにならないと、と
2012年からZaimを作る
これが10万人くらいに利用されるようになり、個人情報を扱う関係で
会社を立ち上げ
今に至る。

どういう人生を歩みたいかにお金は大きく関わるので
お金をテーマに事業を起こしたそうだ。

履修者の事前課題から、
お金の影響力が増す社会をポジティブに捉えたのが6割
お金の影響力が減る社会をポジティブに捉えたのが3割
残りの1割はどっちがいいのかわからない
という結果になったそう。

人生にかかるお金はいくらか、
お金とは信用尺度に近い、
今経済では自然のままにしていると経済格差がどんどん広がっていく、そして
それはチャンスの格差にもなる、
新型コロナでこんな状況だからこそベーシックインカムを導入することについて
一度やると止められなくなる気がする
と答えた閑歳さん。

起業は
満員電車に乗って会社に通いたくないからなどといった簡単な気持ちでは無理だし
新型コロナの影響で、今起業する人は減るので
コンテンツを探って後から利益を出す感じでのこの時期の起業はアリとも答えてくださり

ゲームをし続ける、本を読む、くだらないことでもなんでもいい、
寝食を忘れるほど夢中になれることを大事にしてください。

というエールで第二回SFCスピリッツの創造4限は幕を閉じました。



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