第四回、第五回

4回 千葉功太郎さん
・エンジェル投資家
・DRONE FUND 創業者/代表パートナー
・千葉道場ファンド ジェネラルパートナー

「10年後のNew Normalな世界に向けたビジネスを考えること。そして逆算思考で行動に移すこと」

新型コロナウイルスの感染拡大によって日本の経済状況や生活スタイルは大きく変わりました。
緊急事態宣言が解除されたここ数日は街に人が戻り以前の活気が蘇りつつありますが、それでも新型コロナウイルスという新しい危機が一度日本を襲った以上、完全にコロナが出現する前の「普通」に戻ることはありません。
最近では「アフターコロナ」「ポストコロナ」「withコロナ」などの言葉が聞こえてきますが、コロナと今後付き合って生活を送ることに変わりはありません。

コロナを意識しながらもどのような経済活動を今後行なっていくのかを、私たち現学生は期待されているのかもしれません。




第5回 柳澤大輔さん

面白法人カヤック 代表取締役CEO

第五回は環境情報学部3期生である柳沢さん。卒業後に学生時代の友人3名とともに面白法人カヤックを設立しCEOに就任されています。2014年に東証マザーズに上場した企業でもあるカヤックですが、そもそも面白法人って何?という疑問が浮かびます。

以下 面白法人カヤックHPより抜粋
「「つくる人を増やす」を経営理念に掲げ、古都鎌倉から、ゲーム・広告・Webサービスなど、面白くてバズるコンテンツを次々とリリースするクリエイター集団です。」

カヤックの企業理念は「まずは自分たちが面白がる」「周囲からも面白い人と言われる」「だれかの人生を面白くしよう」そしてカヤックのさらに面白いところは、サイコロで給料が決まる上場企業であるということです。基本給*サイコロの出目%が給料として確定します。これは起業する当時に慶應の先輩から「将来金で揉めるぞ」と言われたことに端を発しているようです。
法人名に面白を入れる起業の面白さは伊達ではないようです。

さて、そんなカヤックですが、多くの事業にこれまで挑戦されています。
お話に出てきたものをいくつか紹介すると「うんこ演算」「UN高」「おじさんの森」など。どれもタイトルから何やら只ごとでない雰囲気漂っていますが、これらが全て成功したのかと言われると、必ずしもそうではないようです。
柳澤さんはこれらの事業に対し「失敗するなら最速で」と締めくくっています。事業として長く尾を引いてしがみついていくのもまた一つですが、柳澤さんはじめ面白カヤックでは全力で取り組みそして失敗は最速で終わらせる。そのすきに新たな事業に取り組む、そういうスタンスのようです。
私は「本気の失敗には価値がある」という言葉を聞いたことがありますが、今回の柳澤さんの講演にはその時に感じたものと通じるものがありました。必ずしも成功しなければならないわけではないという言葉に背中を押された気持ちでした。

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