本野式筋膜連鎖タイプ別食事方法

こんにちは。

今回の「本野式」では、「筋膜連鎖タイプ別食事方法」について記載をさせて頂きたいと思います。尚、事前にご自身の「本野式筋膜連鎖タイプ」をお知りになりたい方は、過去ブログにあります「本野式筋膜連鎖タイプ判定方法」をご参考頂けたらと思います。

この「本野式筋膜連鎖タイプ別食事方法」は、おそらく一般の方々から見るとかなり「怪しいダイエット」として写ってしまうかもしれませんが、そこにはきちんとした根拠があり、実際に私のクライアントの皆様が、この「タイプ別食事方法」によって、全く無理なくしっかりと「増量」も「減量」も成功させておりますので、私は自信をもってこの「本野式筋膜連鎖タイプ別食事方法」に取り組んでおります。

それでは先ず、その根拠についての説明からスタートさせて頂きたいと思います。

時を遡ること360万年前(ううむ、この始まり方が怪しいのか・・・・)、我々の祖先である霊長類ヒト型哺乳動物は「ネアンデルタール人」から「ホモサピエンス」へと進化をし(諸説あり)、それが「人類」の始まりであると考えられています。

そして、大変興味深いことに、その「ホモサピエンス」は長い年月の間に、「大きく分けて4回」にわたり「生活環境=居住空間」を変えていることが解っております。

今回はその「4つのフェイズに存在した人類」をそれぞれ「第一人類」「第二人類」「第三人類」「第四人類」というカテゴリーに分けて話を進めさせて頂きたいと思います。

先ず「第一人類」の大きな特徴は、「木の上で暮らしていた」ということでしょう。それも「木の幹」に近い部分を住居とし、そこで生活していた様子です。

ということは、「木を縦に上ったり下りたりする能力」が発達していたと考えられるため、常に股関節は屈曲した状態にて、手の力としては特に「長い親指を使用して幹を掴む力」が発達し、足は「踵の内側を幹に当てて脚を固定」しており、上腕二頭筋を中心に上半身の筋力を発揮し、広背筋は大臀筋とではなく縫工筋とペアになって筋力を発揮、下半身の動きは大腿四頭筋による膝関節の伸展動作に頼っていたと私は推測しております。

そう、ここまでお読みになった方で、私の連載やDVDなどをご覧になった方であればもうお気づきかと思いますが、この特徴は「本野式筋膜連鎖タイプY」と全く同じであるということが言えます。

そして次に「第二人類」へと話を進めさせて頂きますが、「第二人類」は「第一人類」と同様に「木の上」で暮らしていたことが解っておりますが、「第二人類」が「第一人類」と違う点は、「第一人類」が「木の幹」周辺で生活をしていたのに対して、「第二人類」は「木の枝」を「伝い歩き」し始めていた様子です。

そのために、下肢と上肢を交互に動かすことにより「足元にある木の枝」を歩きながら、「頭上にある木の枝」を伝うことを覚えた人類ということが言えるでしょう。ということは、「頭上にある木の枝に手を伸ばすため」に股関節は屈曲したまま背中から上半身を伸展させる(背筋を伸ばす)、そのために上腕骨は回外することとなり「小指から枝に手をかける」そして「その腕とは逆側の足にある踵外側にて足元を安定させる」。そのために自然と身体は「股関節」ではなく、「胸郭の高さ」から回転することを覚え、それが自然な身体活動の中心となる。

そう、この特徴は「本野式筋膜連鎖タイプX」と全く同じということが言えるでしょう。

次に「第三人類」は、猿による攻撃にて駆逐されることを防ぐために、木の上での生活を放棄し、「初めて地上に降りた人類」として知られております。

そのため「第三人類」は、今まで以上に重力に逆らって生きていくことを余儀なくされ、地上の動物から身を守るために下肢を使ってしっかりと立ち上がらなくてはいけなかったために、「ハムストリングスと脊柱起立筋」そして「大臀筋と広背筋」の連動性が発達し始めたと考えられます。「大臀筋と広背筋」の連動性に関しては、慣れない地上での歩行バランスを取るために、おそらく「左右がクロスした状態」つまり「左大臀筋と右広背筋」、「右大臀筋と左広背筋」という感じで共調しあっていたのではないかと私は推測します。そして、身体がクロスして動くということは、下肢に関しましては「足裏の母指球」に体重がかかることになります。更には、ちょうどこの時期に、ヒトの「物を掴む」動作が、「グラブ=掌でしっかりと握る」から「フック=指先に引っ掛ける」へと進化したことが解っております。そしてその動作が「ピンチ動作=人差し指と親指を使ってものを挟む」であったことも知られております。

そしてこれらの特徴が「本野式筋膜連鎖タイプZ」と全く被るのです。

最後の人類である「第四人類」に関しましては、長距離を歩いたり泳いでいたことが解っておりますので、省エネルギーにて長い距離を歩くために、「身体をクロスさせずに、二軸で歩いた」のではないかと私は推測をしています(身体はクロスさせながら動く時に大きなエネルギーが必要となるため、極力クロスさせない作りへと進化)二軸で歩くためには、下肢は「足裏薬指下の丘部分」に体重を乗せて歩くことが習慣化されます。そして、「第四人類」は、指先が更に器用となった様子ですが、そのためには「人差し指」の力みを無くし「軽く且つ器用」に物を掴まなくてはならないので、自然に「薬指」に力を入れて、指の動作を安定させることを覚えた人類であると思います。

そしてその特徴が「本野式筋膜連鎖タイプⅡ」と全く同じになります。

それではここで、これらの事実からどの様に「筋膜連鎖タイプ別ダイエット」につながって行くのかを一緒に探っていきましょう!!

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