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⭐️⭐️筋膜連鎖タイプ別 正中神経・尺骨神経活用方法⭐️⭐️

 皆様、こんばんは。

 台風の影響などにより、寒い日と暑い日が交互に訪れる季節となってしまいましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 新型コロナやインフルエンザはもとより、風邪など引かれていらっしゃらないかが心配です。

 さて、今回はトレーニーとしてはこだわっておきたい「掌」を走る神経群の活用方法について言及させて頂きたいと思います。

 ただし、いつのもように、私がここnoteブログにて書かせて頂いていることは、あくまでも私の持論であり、独断と偏見による見解と受け取られてしまう表現や理論もあることを予めご了承下さい。 

 さて、通常の運動生理学本ではあまり耳にせず、つまりそれほど重要とさえれていない様子ではありますが、トレーニングのレベルを今以上に向上させようと考えた場合、「掌」を走る2種類の神経群については押さえておく必要が出てくると私は考えております。

 その2種類の神経群とは、「正中神経」と「尺骨神経」の2つのことです。

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 私の掌写真でお見苦しいかと思いますが、「青い線=正中神経」そして「赤い線=尺骨神経」となります。

 つまり、薬指は「正中神経」と「尺骨神経」の両方を持ち、親指・人差し指・中指は「正中神経」、小指は「尺骨神経」を支配していると考える事ができます。

 尚、ここから先の文章に於いて、各指から発せられる指令については「正中神経(尺骨神経)を支配」、更にはそれらのメッセージを受け取る側となる様々な全身の筋群について「正中神経(尺骨神経)によって支配されている」と言う表現を使用しますが、厳密に考えた場合、それらの表現方法が適しているかどうかはわかりませんが、表現がし易い事と、読んで下さっている皆様にとりましてもイメージがし易いかと思いますので、この表現手段を使用させて頂くことを予めご了承下さい。

 そして、この「正中神経」と「尺骨神経」の使い分け方法について良く論じられておりますのが、「体幹部の筋群に関しては 『肩関節の屈曲に携わる筋群(大胸筋など)=正中神経支配』、『肩関節の伸展に携わる筋群(広背筋など)=尺骨神経支配』」と表現されることが多く、

腕などの末梢部に関しては「『上腕外側に位置する筋群(上腕二頭筋長頭や上腕三頭筋外側頭)は正中神経支配』、そして『上腕内側に位置する筋群(上腕二頭筋短頭や上腕三頭筋内側頭)は尺骨神経支配』」と記載されている事が多いかと思います。

 そして、上記の応用として「ベンチプレスを押し上げる際には『正中神経側』を使用してバーベルを挙上し、降ろすときには『尺骨神経側』を意識しながら動作を反復すると効果的である」と言う表現や

その逆に「ラットプルダウンを行う際には『尺骨神経側』を使用してラットバーを胸の高さまで引き寄せて、『正中神経側』を意識させて元の位置に戻す」といった解説を見かける事が多いかと思います。 

 私も実際に以前はこの様にプレス動作やプル動作を行なっておりましたし、クライアント様やトレーナーの後輩などにも伝えておりました。

 しかし、しかしです。

 「タイプ別筋膜連鎖」、つまり「本野式筋膜連鎖トレーニングXY IIZ」を考えた場合、上記の方法論はすべての人には当てはまらない理論なのではないかと思う様になり、色々と考え実験を繰り返すうちに今回の持論へと辿り着く事ができました。

 それではこの「正中神経&尺骨神経」理論を本野式で紐解いた場合、各タイプ毎で一体どの様に活用すべきなのか、今回も早速、深堀の旅に出発しましょう!!

 読むだけで、Let's・筋肥大!!

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