本野式「バンド=帯の理論 基礎編」


今回は本邦初公開となる

「本野式筋膜連鎖トレーニングXYⅡZ」に於ける

「奥伝」=「奥義」のひとつである

本野式「バンド=帯の理論」をご紹介させて頂きます。

これは、「本野式筋膜連鎖トレーニングXYⅡZ」が「身体に対して縦に連なる筋膜の連鎖」を活用するのにあたり、その「縦の連鎖」を「横軸」に分断しながら、それぞれのタイプ別にて発生する「軸点」と「動点」の違いを上手に有効活用し、最大のトレーニング効果を引き出そうという方法論なのです。 

そしてこの理論に於いて大変重要なのは、その「横軸にて分断すべき個所」が、「本野式筋膜連鎖タイプ別」で全員違ってくるということであり

それぞれの「軸点」と「動点」の使い分けを間違えてしまった場合、そのエクササイズフォームは、トレーニング効果を半減させてしまうだけに留まらず、怪我や故障の原因となってしまうケースも出てきてしまうのです。

トレーニングを始めたばかりの方や、ちょっと伸び悩んでしまっている方々の中には、

「ダンベルサイドレイズの可動域って、周りを見ていると人によってかなり差があるけど、実際にはどこからどこまで挙上するのが効果的なのだろう?」

「ベンチプレスって、よくみぞおちの高さに下ろせせと言われるけど、自分は大胸筋の高さの方が効いている気がするんだけどなぁ?」

「ロウイングマシンの軌道は、どこを目安に引いてくれば良いのだろうか?」

「フリーウエイトとマシンと、自分にはどちらが効果的なんだろう?」

などといった質問や疑問があたまの中をぐるぐると渦巻いてしまっている方も多いのではないかと思います。

そんな、トレーニング中にふと感じる様な、単純だけととても深刻な悩みも、「本野式バンド=帯の理論」を用いれば、全てその場で解決してしまうことでしょう。

と、前置きが長くなりましたが、それではさっそく、一番下にある図を参考にしながら話を進めさせて頂きたいと思います。(何故、一番下にあるかと言いますと、途中で図を差し込もうとしたところ、IMEが働かなくなり、文章が書けなくなってしまうので、仕方なく一番下に収納させて頂きましたので、ご了承下さい。お手数をおかけ致しますが、図をパソコンやスマホへ保存するか印刷し、文章と比較をしながらお読み頂けると良いかと思います)

それでは先ず、皆様の身体は大きく分けて図の「斜線部分」と「非斜線部分(空白のところ)」に分けられます。

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