【ショーガール必見映画紹介】ブロードウェイでの成功と裏側が見えるオールザットジャズ

さて！7月のショーガール体験が今週末開催となりました！

ショーガール体験は参加される方も、ご観覧の方も「ショーの世界が大好き」な方が多いです！

こちらのNOTEにはショーが主題であったり、ショーシーンがふんだんに使われている映画もご紹介していきたいと思います。

まずはこちら、、、、

「オール・ザット・ジャズ」

■「シカゴ」で知られるボブ・フォッシーの自伝的作品

「オールザットジャズ」はブロードウェイの演出家・振り付け師として名をはせているボブ・フォッシーが、自ら脚本、振り付け、監督を手掛けた自伝的なストーリーの映画作品です。

ボブ・フォッシーは「シカゴ」などの名作を生んだ、ショービジネス界では名を轟かせている重鎮です。
彼が名声を得るまでの歴史や、成功を重ねる過程で積み重ねてきたブロードウェイでの仕事漬けの日々や、さまざまな女性との出会いと別れのシーンを、彼にしかできない華麗なミュージカルシーンを交えて描き出した映画になります。

主演は「ジョーズ」で話題を集めたロイ・シャイダーで、「オールザットジャズ」への主演で1980年・第33回カンヌ国際映画祭でパルムドール、第52回アカデミー賞で4部門を受賞しました。

■ストーリー

ボブ・フォッシー自身を投影した映画の主役は、ロイ・シャイダーが演じるブロードウェイのベテラン演出家ジョー・ギデオンです。
自身の集大成と位置付けた新作ミュージカルの準備に追われながら、酒とタバコと女に明け暮れる日々を送っていました。

ミュージカルの開幕が迫る中、長年のハードワークと日頃の不摂生がたたり、ジョー・ギデオンは突然倒れて意識を失います。
生死の境をさまよう彼の脳裏には、彼がこれまで歩んできた人生が、まるでミュージカルのように浮かび上がってきたのでした。

酒やタバコ、さらには鎮痛剤で疲労や体調不良を無理やり封じ込めては、新作ミュージカルの稽古や映画の編集作業に飛び回ってきました。
意識が朦朧とした病院のベッドの中で、ジョー・ギデオンは幻想の世界で自らを回想していくのです。

そして、床に臥せっている夢の中で、彼が思い描いてきた渾身のミュージカルの幕が上がります。

実際にブロードウェイで成功を手に入れたボブ・フォッシーを、ジョー・ギデオンになぞらえ、ショー・ビジネス界の成功の軌跡と、その裏側を解き明かします。

ブロードウェイで成功を遂げたひとりの男の姿を通し、実は倒れて意識朦朧としエイル彼の夢の中という、幻想的な描写を効果的に演出した異色のミュージカル映画です。

現実なのか、夢の中なのかが交錯するとともに、幻想的ながらも実話に近い、実物モデルがいる作品というのが面白いです。
しかも、監督自らが自分を演出している点も、これまでにないのではないでしょうか。

■劇中のショーシーン

見ごたえのあるダンスシーンが見られるのが、憧れのブロードウェイのステージに立つことを夢見て、オーディションで選ばれたダンサーたちのお披露目シーンです。

ジョー・ギデオンの自宅に脚がきれいなダンサーが登場するシーンは、怪しげな雰囲気でゾクゾクします。
つばの広い帽子をかぶっていて入り口に立つシルエットは、美しくも怪しげです。

映画のシーンの中で、「航空会社とタイアップできそう」と評されたダンスも、かっこよくお洒落です。
レオタード姿のちょっと大人な妖艶でセクシーな女性たちと、シースルーの衣装などがエロさを醸し出す男性ダンサーが入り乱れるミュージカルシーンは見逃せません。

女女、男女、男男など組み合わせの多様なペアのダンスが次々に展開されていきます。
主人公のジョー・ギデオンと、その愛娘がダンスレッスンしながら語り合うシーンはほっこりさせてくれます。

ジョー・ギデオンのナチュラルな体さばきと、父親と離れたくなくて、リフトされたまま、パパに足を絡めて降りようとしない娘の愛らしさがたまりません。

妻に泣かれながら、次々に女性を変え、出会いと別れを繰り返しているジョー・ギデオンですが、なぜか、愛娘と愛人は仲良しです。
彼のアパートの部屋で、愛娘と愛人が繰り広げるショータイムも見逃せません。

いかがでしたでしょうか？

私が生まれる前の映画なので、画質は古いのですが、ご覧いただけますとわかる通り、ショーのシーンの演出は非常に独創的で今見ても全く古さを感じません。是非興味をお持ちいただけましたら幸いです！

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体験こそが人生！

皆さまの今日も、そして明日も素晴らしい体験で満ち溢れますように！