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自己紹介「性の健康イニシアチブです」

性の健康イニシアチブは、「どこに行っても性の健康を享受できるように社会環境をアップデートする」をミッションに掲げて活動する民間団体です。「性の健康」という聞き慣れない言葉を日本で、日本語で広めています。この言葉が広まることで、自分の人生を自分の思う通りに生きていける人が増えてほしいと思っています。その実現に向けて様々な事業を企画し実施しています。

性の健康って何?

よく聞かれるので、ホームページでまとめてみました。

性の健康イニシアチブが考えていること

ビジョン(実現したい世界像)

自分の生まれついた在り方が生きづらさの理由になるのではなく、誰もが自分は自分に生まれてよかったと思える世界

ミッション(ビジョン実現のために果たす使命)

どこに行っても性の健康を享受できるように社会環境をアップデートする

誰に向けて、何を届けようとしているのか?

【1】
対人援助の専門家に向けて、「性の話題と向き合うためのアティチュード(態度)」の話題を

対人援助の仕事をしていると、性の話題が現場で突然出てくることがあります。例えば、心理の相談室でクライアントから性に関する相談をされる、高齢者の福祉施設で利用者さん同士が著しく親密な関係になる、といったことです。

対人援助者の養成の過程で、性について体系的に学ぶ機会はほとんどないため、「自分の考えや価値観で対応してしまい、これでいいのかが分からない」「急に性の話が出たのでビックリして怒ってしまったけど、本当によくない対応だったと思う…」といった失敗談をよく聞きます。

「最新の知識や情報を教えてくれる研修」や「対応のための技術を教えてくれる研修」は優れたものが既にたくさんありますので、それらの土台となる、自らの態度や価値観を振り返る+性の話題と向き合う際に適切な態度を考えよう、というテーマを扱っています。

【2】
性教育に取り組む人々に向けて、「尊厳」や「権利」「包括的性教育」の話題を

性教育というと「避妊/妊娠」「性感染症予防」といった身体の健康に関する話題だと思われがちです。教育に関する話題を扱っている国際機関UNESCOを中心に発表された「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の中では、「人間関係」や「権利」の話題が性教育で最初に学ぶべき話題と位置付けられています(身体の健康に関する話はどちらかというと後半のトピックに位置付けられています)。

「尊厳」や「権利」は目に見えない・手でも触れないものなので、捉えづらいです。しかしながら、人類の歴史の中でずっと考えられてきたテーマでもあります。性の健康イニシアチブには、「社会学」「心理学」など、人文科学や社会科学と呼ばれる分野を学んできたメンバーが多くいますので、こうした視点から、「性教育の中で尊厳や権利といったものをどう語れるか」を、性教育に取り組む方々向けにお届けしたいと思っています。

【3】
すべての生活者のみなさまに向けて、健康的な人間関係の合言葉を

「尊厳」や「権利」といった話が人間関係の土台になっていると、お互いを尊重したストレスのない関係性を築くことができます。日常生活の中に広がってほしい概念ですが、「尊厳」や「権利」といった言葉は耳馴染みのない人には難しく聞こえます。

そこで、「私もOK、あなたもOK」という言葉を、健康的な人間関係の合言葉として流行らせる、「私もOK、あなたもOK」プロジェクトを展開しています。

何をやっているのか?(事業)

事業を「理念(ビジョンとミッション)を実現するための具体的な手段」と位置づけて取り組んでいます。

書籍の出版+販売

自社のオリジナルの書籍を作って販売するほか、他の出版社から刊行されている書籍の販売も行います。性の健康イニシアチブの理念を実現するためにみなさまに届けたい書籍を選んで販売します。

研修の開催

対人援助者向けに、性の話題と向き合う際の自らの態度や価値観を振り返る+性の話題と向き合う際に適切な態度を考える研修などを行っていきます。2021年に開催実績があり、現在内容をブラッシュアップ中です。

イベントの開催

年に1回ペースで毎年主催しているイベントがいくつかあります。
また、その他に外部のイベントへのブース出展も行います。

各種アイテムやツール、キャンペーングッズの開発+製造+販売・頒布

目的に合わせ、必要なものを作って取り扱っていきます。

ザ・サードプレイス(家でも職場でもない第3の居場所)の設置

学校を卒業した後は、性に関する新しい話題をアップデートする機会も、自分の性に関する悩みを打ち明ける機会もありません。大人のためのそういった場を作っていきたいと思っています。

さらに詳しいことは…

ホームページやSNSをご覧ください。

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