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“元彼”という存在に心底後ろから抱きつきたくなった。

昨日、約3年半お付き合いした元彼と、初めて“友達”として飲みに行った。

自分としては、「結婚するなら絶対この人!」って思ってたし、
相手にもそれを伝えていたし、
結婚相手として彼以外考えられなかった唯一の人。

「私には●●しかいないと思うし、●●にとっても私しかいないと思うんだよね。」

客観的に見れば、どんな自信だよw

って思うかもしれませんが、2人でお酒を飲みに行った時に、何度もこの言葉を相手に言った気がする。

その度に、

「俺もそう思う」

って言ってもらった気がする。

あんまり覚えてないけど。

言ってたというていにして、綺麗な思い出として頭の中に保存しておくことにする。

同棲してた部屋に、お別れを

昨日は、かつて同棲していた部屋から、彼が引っ越す前日で、

近場の付き合っていた時にたまに行っていた居酒屋に2人で飲みに行った。

久しぶりなのに、やっぱり居心地が良くて、

お酒の力を借りて、彼女が出来たかどうかも確認して、まだいないという事実を知るとすごく嬉しくてうっかりニヤニヤしてしまった。

私よりも彼のことを知らない女性が、いつか彼の横に当たり前のようにいることを想像すると、やっぱり嫌な気持ちになる。できればそんな悲しいことはおきないでほしい。

この大切な人を応援できない私は、心底性格が悪いと思うけれど、こればかりは仕方がない。

だって、お互い別れたくて別れたわけじゃないんだもん。

できれば彼女はできないでほしいけど、
幸せになってほしい。

ロジックが崩壊していると思うけれど、これが私一人の人間としてのシンプルな想い。

生まれて初めて「別れよう」と言われて、「ありがとう」と答えた。

付き合っていた期間の少なくとも最後の1年間、私はずっと彼と別れようと思っていた。

いや、別れようというよりも別れなければならなかった。という感覚に近いかな。

付き合ってから1年経過し、2年目になり、薄々私の大切に思っていることと、彼の想いに食い違いができた。

最初はうっすら2本に分かれていたものが、時間の経過とともにどんどん離れていって、当時も今でも大好きだったけど「彼とずっと一緒にいる」という選択肢を選んでしまったら、5年後10年後私は自分を見失ってしまう気がしたのだ。

何度も話したけど、やっぱり変わらなくて、

でも居心地の良さから「別れる」って言えなくて、

同棲していた家を飛び出して、

半年くらい連絡を取らず、呼び出されて、久しぶりに会った彼から「別れよう」と言われた時、思わず「ありがとう」という感謝の言葉が自然に口から出て来た。

別れ話されて、感謝するってなんなんだよって客観的に見ていてすごく思うけど、

私があんなに1年間言おうとして言えなくて逃げてた言葉を彼が言ってくれたんだ。純粋に口からわき出た感謝の気持ちだった。

泣いたけど。

もちろん、突然家を飛び出した私に愛想を尽かしたのかと思うけど、

私にとっては今でも彼に感謝をしている。

帰りたくなくて。

彼には、彼女がいない。

ということは・・・?

2軒目行こうという話になって、

「家に行きたい」と彼に率直に言ってしまった。

2人で選んで、2人で生きた場所を最後に見届けたかったのだ。

彼も了承してくれて、

よく2人で行っていた家の近くのたこ焼き屋さんをテイクアウトして、
おつまみを少し買って、家に向かった。

引越しを控えた部屋は、出てったときの数倍ガランとしていて、

無印のスモールサイズのベットを2個並んでキングサイズにして一緒に寝ていたベットは一つになっていた。

部屋着に着替えて少し薄着になった彼の後ろ姿をみて、抱きつきたくなる衝動を抑えるのに必死だった。

付き合っていた頃、彼の料理中やご飯中、ずっと後ろから抱きついているほど彼の背中が大好きだった。

邪魔だと思いながらも、無言で淡々と過ごす彼の仕草も好きだったし、

「邪魔?」と聞いても、なんだかんだ許してくれる彼も好きだった。

彼の背中にはマイナスイオンが出てるのか、
私の身体の内部に磁石のS極が仕込まれていて、彼の骨には磁石のN極が入っているのかと思うほど自然に吸い寄せられる。

抱きつきたいけど、彼氏じゃないから我慢しなければ。

必死で我慢してたけど、酔ってどんどんハードルが低くなってきて、
ソファーに座る彼の膝に頭をちょこんと乗せてしまった。

なんて居心地の良い膝様なんだ。

彼は、気まずいのか我慢しているのか、無言で淡々と目の前のテレビを見ていた。

因みに、男女が部屋に2人きりなんだから心底イヤラシイことが起こったのでは?と勘違いする人もいるが、抱きつきたい衝動はあるものの、性欲は湧かないので、もちろん男女の関係にはなっていないしこれからもならない。

今一緒にいることと、これからの人生一緒にいること。

自分の感情にシンプルに従えば、彼とずっと一緒にいたい。

でもその選択は、自分の向かう先とズレてきてしまう。

ここにこの好きだった気持ちを残しながらも、私は改めて、彼に「よりを戻したい」なんて台詞を吐かないと誓おうと思う。

私にとってお付き合い期間は、結婚をする前提のお試し期間であり、

一生いられない彼とは、お付き合いしてはいけないのだ。

感情だけで生きれたら、どんなに幸せなんだろう。

やっぱり一緒にいて!って伝えられればどんなに幸せなんだろう。

彼の横にいる女性も想像しなくてすむのだ。

生まれた瞬間から死に向かって歩んでいるんだから、

今後の人生を最大限に考えスケジュールを経てて行動しなければ。

まだ26歳。されど26歳。

人生の中でかける一つ一つの時間は、最大限の価値あるものであり、

特に女性である私は年々男性からの需要も減ってくると予想される。

そうなのであれば、この時間を、将来のために投資したい。

将来一緒にいるべき人のために、投資したいのだ。

感情だけで生きれたらどんなに楽なんだろう。

頭で考えて、結局うまくいかないかもしれないけれど、
私は今考える自分の考え方を信じようと思う。

彼とは一生友達で居たいな。




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