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カーボン・クレジット市場

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
先日の日本経済新聞の見出しに『東証、11日に「J-クレジット」市場開設 脱炭素後押し』と言う記事がありました。
内容は、東京証券取引所が二酸化炭素(CO2)排出量を取引するカーボン・クレジット市場を開設すると言う事なのですが、なにゆえ「J-クレジット」なのか?Japanの“J”なのかも知れませんが、J-ナンタラってダサくない?といつも思っています。

まぁ、いまから36年前の国鉄民営化に伴って「国電」と言われていた山手線などの愛称が、「E電」に変わった時よりはマシかも知れませんが笑

戻って、このニュースの内容ですが、「J-クレジット」とは、再生可能エネルギーの導入や森林整備による排出削減分を国が認証するものだそうです。この「J-クレジット」を企業や地方公共団体などが売買し、企業の脱炭素を後押しする狙いだそうです。ただ、売買の厚みや価格をどう担保するかなどの課題もある、と記事ではまとめています。

では、カーボン・クレジットとは何か?
記事では「カーボン・クレジットは、企業などが太陽光発電などの再生エネやエネルギー効率の高い省エネ製品を導入したり、CO2の吸収源である森林を育成したりといった取り組みで減らしたCO2の排出量を、クレジットとして取引できるようにする仕組み。」とあります。
今回、東京証券取引所が10月11日に開設するカーボン・クレジット市場は、当面、国が削減効果を認める「J-クレジット」のみを対象とし、民間の認証クレジットは除くとしています。また、排出量1トン単位で売り買いでき、約定は午前と午後の1日2回実施し、結果は東証のウェブサイトで毎営業日公表する、とされています。
その参加者については、現時点で188社・団体。関西電力などの電力会社や三井物産などの商社、三井住友銀行などの金融機関のほか、国や地方公共団体も取引に加わるとされています。

課題も多くあり、一つは価格の担保。東証が実施した実証実験での平均取引価格(加重平均)は、省エネに由来するクレジットで1トン1431円、再エネ由来で2953円だったが、国際エネルギー機関(IEA)は、50年の排出実質ゼロに必要な先進国の炭素価格を30年に140ドル(約2万1000円)と試算しており、足元の水準は1割程度にとどまる。市場取引を通じて価格をいかに押し上げていけるかがポイントとなるとしています。
また、売買の厚みを確保することも重要で、売買が少なければ希望する価格での取引が成立しにくくなり、クレジットを創出したり購入したりする機運が損なわれてしまう可能性があるためです。ちなみに、実証実験では、市場を開いた85営業日のうち約4割にあたる35営業日で取引が成立しなかったとあります。

本日の1曲は、大塚愛さん「さくらんぼ」です。この曲は、2003年12月に発売されています。「もういっかい!」は驚きましたね笑

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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