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『きみのお金は誰のため』

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
来月からというか、新年から新しいNISA制度も始まります。
今月は少し“お金”にまつわる話をさせていただきます。ある意味で、本職でもあるのですが。
まずは、タイトルにもある『きみのお金は誰のため』(東洋経済新報社)です。
著者は、田内学さんです。
田内さんは、東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了後、ゴールドマン・サックスで16年間金利トレーダーとして第一線で活躍した後に、現在は金融教育家として活動し、 経済や金融の動きについて、ビジネス向け講演はもちろん、中高生の金融教育に関する活動にも取り組んでいらっしゃいます。
本の内容は、中学生の男子と投資銀行勤務の20代の女性が、ボスと呼ばれる初老の男性の屋敷で、3つのお金の謎を解きながら未来について考える物語、小説の体をとっていますが、タイトルとおり「お金は誰のため」かについて、ワタシ達に考えることを教えてくれます。

ちなみに、3つの謎は「お金自体に価値がない」、「お金で解決できる問題はない」、「みんなでお金を貯めても意味がない」となります。
見た目は、子供向けに見えますが、いまこそ大人が読むべき1冊だと思います。

さて、せっかくなので、もう1冊。

『投資家が「お金」よりも大切にしていること 』(星海社)です。
こちらの著者は、藤野英人さんです。藤野さんは、早稲田大学を卒業後に、野村投資顧問(現野村アセットマネジメント)に入社され、その後のゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントでは、カリスマ・ファンドマネージャーとして活躍されました。

2003年には、自らの運用会社レオス・キャピタルワークスを立ち上げ、ひふみ投信を日本有数の投資信託に成長させています。

この本の中では、日本人の寄付嫌い、お金大好きについて解説してくれています。さらに、投資家である藤野さんが大切にしている投資にあたっての考え方、やはり誰かの役に立つ投資、お金儲けではない、正しい投資について教えてくれます。
この本でも、ちょっとした買い物、消費でも、しっかり考えることが必要と感じさせられました。

本日の1曲は、マライアキャリーで「恋人たちのクリスマス」でいかがでしょうか。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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