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良い会社と悪い会社

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
日本には、たくさんの企業がありますね。

世界的に有名な企業、小さな町の中小企業、また、先進的技術などを追及するベンチャー企業(起業)などもありますね。

さらに、世界には様々な企業があります。

それら、一つ一つの企業のポリシーや、企業の成長段階に合わせて、証券取引所等に上場し、原則、誰でも取引できる企業や、非上場の企業と様々です。

さて、最近はSDGsやESGと言った言葉を聞く機会が増えました。
特に、投資信託においてもESGを掲げる商品が多く設定されています。
その様な中で、金融庁からは「ESGを掲げるファンドが国内外で増加しており、運用実態が見合っていないのではないかとの懸念(グリーンウォッシング問題)が世界的に指摘されている中、(略)金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針の所要の改正を行い、ESG投信の範囲を定めるとともに、ESGに関する公募投資信託の情報開示や投資信託委託会社の態勢整備について、具体的な検証項目を定めています。」としています。
 
ここのところ、よく見受けられるのは、SDGsやESGを積極的に対応している企業が「良い会社」という風潮です。
さらにその対象から外れた企業は、「悪い会社」というイメージですが、そんな事は全くないと思います。
 
一つの例として、電気自動車製造会社を「良い会社」とすると、それはガソリン車と比べて二酸化炭素の排出などが少なく、地球にクリーンだと判断しても、クルマのパーツには、ボディは鉄だったり、内装にもプラスチック等が使用さている可能性もあります。

二酸化炭素の排出で言えば、鉄鋼業や化学工業などはトップの排出量となります。

では、排出量の多い鉄鋼企業を「悪い会社」と定義すれば、その「悪い会社」から材料を購入している「良い会社」のはずの電気自動車製造会社も「悪い会社」の片棒を担ぐ「悪い会社」となってしまいます。

たとえば、鉄鋼企業が水素還元製鉄などの新技術にチャレンジするにあたり、株式市場などを通じて資金調達を行うことで、「悪い会社」から「良い会社」に変わる可能性もあります。

また、ここまでは、二酸化炭素の排出と言う面だけから「良い会社」と「悪い会社」に分けていますが、その他にも人権や、様々な観点から評価する必要があります。
この評価にあたっては、正しい情報を迅速に開示することが企業に求められていると思います。
 
本日の1曲は、Adoさんで「唱」です。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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