顧客データ売買
いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
11月20日付の日本経済新聞に「企業の顧客データ売買 国内100社で取引所~購入履歴など」の見出しがあります。
記事の中には、「国内企業約100社でつくるデータ社会推進協議会(DSA、東京・港)は、企業が持つ消費者の商品購入や位置情報などの匿名データを売買する市場の創設に乗り出す。企業がデータをサービスや商品開発に生かしたり、投資家が取引に参加して売買益を得たりできる。市場機能を使って企業のデータ流通を促すのは世界で珍しく、政府も後押ししている。」との事です。
さらに、「人工知能(AI)の普及で企業が大量のデータを経営判断に使う動きが広がるなか、企業間でデータをやりとりする仕組みは整っていなかった。例えば鉄道会社の乗降客データを小売業が出店に役立てたり、電子商取引(EC)サイトの購入履歴をメーカーが商品開発に生かしたりしやすくなる。早ければ2年以内の市場開設を目指す。」としています。
なお、懸念される個人情報については、「個人を特定できなくするなどプライバシーに配慮した状態のデータの利用権を売買する。企業は市場に上場させることで資金を調達できる。」と言う事です。
まずは来年1月から、データ利用権の上場プロセスを模した実証実験を行い、投資家の需要を調べたり、公募価格を決めたりする流れを検証するとの事です。
ちなみに2017年の個人情報保護法の改正などにより、特定の個人を識別する事が出来ず、作成元の個人情報を復元できない様な加工したもの、匿名加工情報とし、個人情報には該当しないとしているようです。
この様なデータについて、売買を行うことがこれからスタートしていくのかも知れませんね。
本日の1曲は、「Stuck On You」です。ライオネル・リッチー(Lionel Richie)です。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。
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