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2024事務年度金融行政方針

昨日、金融庁は『2024事務年度金融行政方針』を公表しました。
 
その内容について、以下の「3つの柱」があるとしています。

Ⅰ.金融のメカニズムを通じて持続的な経済成長に貢献する
 持続的な経済成長に向け、インベストメント・チェーン全体の活性化に取り組むとともに、気候変動問題やデジタル技術を用いた金融サービスの変革への対応を進めます。
 具体的には、 新NISAの適切な活用促進・金融経済教育の充実、 コーポレートガバナンス改革の推進、 資産運用会社やアセットオーナーの機能強化、 スタートアップへの成長資金の供給促進等に取り組む
 くわえて、資産運用会社等における適切なプロダクトガバナンスを確立すべく、 2024 年秋を目途に「顧客本位の業務運営に関する原則」を改訂し、資産運用会社等における取組状況をフォローアップする。

Ⅱ.金融システムの安定・信頼と質の高い金融機能を確保する
 深度ある検査・監督等を通じて、金融機関の適切な業務運営及び健全性を確保するとともに、個人の生活と事業者の成長を支える質の高い金融機能の発揮を図ります。

Ⅲ.金融行政を絶えず進化・深化させる
 データ活用の高度化や国内外に対する政策発信力の強化、若手職員をはじめとする職員の能力・資質の向上等を通じて、金融行政を絶えず進化・深化させます。
 
ワタシの勤める資産運用業に関わる部分についても記述がありますので、気になりますね。
 
また、同じく『令和7(2025)年度税制改正要望』も公表されています。
NISA成長投資枠に公社債投信を採用するとの一部観測もありましたが、本税制改正要望には見当たりませんでした。
 
興味のある方は、下記のサイトから確認できます。
金融行政方針は30ページ以上ありますので、概要や主なポイントとされるA4サイズの1ページにまとめた資料を覗いてみてはいかがでしょうか? 

 本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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